小林のポケモンブログ

主にポケモンの構築記事・考察のブログです。基本的に投稿頻度は少ないです。ソード・シールドでは今のところダブルバトルメインでやっています。

【シーズン12ダブル最終701位?】体調不良+憤怒のイシ【オコリウーラ】

 

はじめに

はじめまして、またはこんにちは。

タイトルの通り、ポケモンSVランクマシーズン12も無事最終三桁が取れた。これにてSV発売から1年間最終三桁を取り続けるという目標を達成した。

 

さて、これはまずひとつ、この記事について説明しなければならないことがある。タイトルの通り最終701位は取っているし、その順位を取った時に使った構築は、この記事で紹介するものである。つまりは、一部界隈でやたらと流行っているドマイナーポケモンオコリザルを使った。

「え!? オコリザルを使って最終三桁!?」と思った方がいたら申し訳ない。

実はランクマ終盤のほとんどは、前シーズンと同じく赤オニンフイエニューラで戦っていたし、30日の午前1時半ぐらいに860位ぐらいまでたどり着いて、目標達成としていた。この最終701位とは、「目標順位取ったしハマれば破壊力のあるマイナーでいっちょ荒らしてきますかw」というカスの心意気で数戦して、なぜかしっかり勝ち越して取った記録なのだ。

つまり、タイトルから連想される「マイナーで最終三桁」は不正確である。この点は申し訳ない。「でも最終日付近で三桁維持でしょ?」という話もあるかもしれないが、たった6戦(4勝2敗)では維持を名乗るのすらしょうもない。そういうわけで、この構築記事は、そんな、なんか微妙な立ち位置であることをご了承いただきたい。

 

さて、そんなふざけた記事なので、構築経緯もふざけている。茶番はいらないという方は、構築経緯(普通のやつ)も用意したのでそちらだけ読んでいただきたい。

 

構築経緯(茶番)

ペルソナ5R楽しいいいいい!!!!!

最高のゲームだった。11月頭から初めてプレイ時間は実に90時間以上に及び、ついに裏ボスも撃破。20日ごろにランクマに舞い戻った。最初は赤オニンフイエニューラ運ゲーして勝ちまくっていたが、そろそろ別の構築を使ってみたくなったので色々考えることに。

 

うーん、せっかくならちょっと珍しいやつやってみたいな。でもなあ、結局メジャーポケモンが最強なわけだし、そんなのやるわけにも……。

 

 

?????「本当にそれでいいのか?」

 

な、なんだお前は!?

 

????ル「確かにお前はマイナーで勝てるほど強くない。だがそれで、今のお前は満足できるか?」

 

黙れ黙れ! こっちはSV発売から1年間ずっと最終三桁取ってきたって記録がかかってるんだ! 今月クリアすれば達成なんだぞ! マイナーなんか使ってられない!

 

?コ??ル「自分の心に問いかけてみろ。本当の自分は、何を考えている? 欲望から目を逸らすな!」

 

そんな、僕は……僕は……

 

オコ??ル「さあ、どうなんだ!」

 

マイナーで、勝ちたい!!!

 

オコリ?ル「しかと聞いた。我は汝、汝は我

 

うおおおおおおおおおお!!!(すっごい痛そうに仮面を剥がす)

 

オコリザル「さあ今こそ、環境へ――叛逆せよ!」

 

 

色欲(色欲)と怠惰(フリーター)と虚飾(壺)だけでなく、憤怒(憤怒の拳、怒りの壺)の大罪も持っていたらしい。僕はやはり人間だ。大罪から逃れられない。

 

そういうわけで、オコリザル構築を作ることにした

以下の記事にその考え方は詳しい。

 

keokeokon.hatenablog.com

 

大雑把に言うと、

①ウーラオスオコリザルの怒りの壺起動する。A6上昇!

②ギミックパーツが技も持ち物も歪めないウーラオスだけなので、ウーラオススタン5匹にオコリザルをピン差しするだけで構築が出来上がる

という思想。とても理に適っていて、初めて見たあの日からずっと感心しているが、しかしながらオコリザルがノイズすぎて「こんなん構築にならんやろ」と思って使わないでいた。その枠、カイナで良くないか

 

それはさておき、こうしてオコリウーラを組むことにした。

 

まずはウーラオスの選択。

初めて使うわけだし、スタンダードな思想に則るならば、原案者の言う通り、憤怒の拳のために3回殴れる水ウーラオスにするべきである。

しかしながらこの環境、水ウーラオスにめっぽう強い水オーガポンが(10月後半に比べたらかなり減ったとはいえ)多く、水ウーラオスの立ち位置は厳しく感じた。また急所技をオコリザルが半減で受けるにはテラスタルする必要があり、少し柔軟性がない。

一方で悪ウーラオスは、憤怒の拳の威力が激減するデメリットがあるが、環境への通りがよく、この指とまれや怒りの粉で吸われても等倍で入りやすい。赤オニンフイエニューラで使い慣れていることもあり、悪ウーラオスを今は信頼しているので、そちらを使うことにした。

 

悪ウーラオスと組むなら真っ先に浮かぶのが、やはり信頼しているニンフィアとの並び。しかしニンフィアオコリザルはこう見えて役割がちょっと被っているし、苦手なポケモンも意外と共通する。これは良くない。

赤オニンフイエニューラで一番選出率が少ないコータスオコリザルをチェンジする、壺構築品評会で優勝した怪しい構築にオコリウーラ出張セットを差し込むなど、色々試すがどれもしっくりこない。

 

ウーラオス入りスタン作ってからオコリザル入れて完成!の趣旨に反するが、ここでオコリウーラの「オコリザルの使い方」で強そうなのを考えてみることにした。

①相手の悪ウーラオスの暗黒強打に出せたら強そう→暗黒強打をある程度誘いつつオコリザルがいなくてもなんとかなる並びを作る

②水ウーラオス相手には出しにくい→悪ウーラオスなら出てくるが水ウーラオスなら出しにくい、水オーガポン入りとかどうだろうか

③休歌塾で習った「範囲技でホイw」要素を入れたい

とかいろいろ考えていく。

 

 

するとなんだか急に頭痛がしてきた

 

 

くそ、思い出させるな! 体調が悪くなる!

 

????「哀れだなあ。偶然うまくいって勝ち進み、有頂天だったところで惨敗。思い出すのも辛かろうに」

 

ああそうだよ! しかもそのあとそのまま優勝されたもんだから、そこら中で話題になったし、タイムラインでもランクマでもちらつきやがる!

 

???良「しかしどうだ。心の奥底に封じて目を逸らしたは良いものの、今お前が探しているのは私ではないのか?」

 

た、確かに……水オーガポンが元からいるし、範囲技持ちかつ悪ウーラオスを誘うサーフゴーもいるし、それを使いやすくするトルネロスまでいるっ……換装できる自由枠もオコリウーラが入れやすい……。

 

体??良「今までのことを思い出してみろ。惨敗は悪い記憶だけでない。それを吸収して、お前はこれまで勝ってきた」

 

そ、そうだ……確かに今まで何回か、「この構築に惨敗したわ。天才やん、真似したろw」で上手くいったこともある……。

 

体調?良「さあ、閉じ込めていた記憶に向き合え! 我は汝、汝は我

 

うおおおおおおおおおお!!!(すっごい痛そうに仮面を剥がす)

 

体調不良「最大規模のユーザー主催大会優勝の力、今お前に授けよう!」

 

まさか僕にもう一つペルソナがいたなんて……実質明智吾郎じゃん……。

 

この構築が視界に入るたびに体調が悪くなるぐらい惨敗の記憶は辛いが、とりあえず向き合うことにした。僕は佐倉双葉なのかもしれない。

水ガポン、サーフゴー、トルネロスがいて、イーユイ(高速悪)とテツノカイナ(高耐久格闘)の枠がおあつらえ向きに換装可能らしいのは下のツイートから分かる。

実際、このイーユイの枠がウーラオスになったものはランクマでもよく見かける。つまりは同じような役割のテツノカイナをオコリザルに変えても使用感は変わらないはずなのだ!

 

こうして僕の中に生まれた2つのペルソナが夢の合体! ペルソナ5Rのみでプレイできる3学期編で見られる超覚醒を果たした。

 



 

元ネタ構築を見るたびにトラウマで体調不良を起こし、そこにオコリウーラを入れた。トラウマと向き合って手に入れたこの構築はまさしく僕のペルソナだ。そういうわけで構築名は「体調不良+憤怒のイシ」とする。

双葉パレスで「憤怒のイシ」ってアイテム見つけた時、「輝石オコリザルじゃん」って思っちゃったよね……。

 

構築経緯(普通のやつ)

イオナ根性でオコリウーラを使ってみたくなった

普通は水ウーラオスと組み合わせるが、テラスタルしないと半減で起動できないのがネックだと感じ、環境に通りが良い上にテラスタルなしでも半減で怒りの壺が起動できる悪ウーラオスを起用。

ここで考えたオコリザルの使い方として、「相手の悪ウーラオスに受け出しして壺を起動する」というのを思いつく。

①相手視点で水ウーラオスが出しにくくて悪ウーラオスを出しやすいポケモン→水オーガポン

②相手視点悪ウーラオスを出したくなるし、こちら視点で高火力範囲技で雑に攻められるポケモン→サーフゴー

これらの条件に当てはまるうえ、ちょうどよく悪ウーラオスオコリザルを放りこみやすそうな構築に覚えがあった。

イーユイの枠がウーラオスになったものはランクマでもよく見かける。同じ物理受け格闘ということで、テツノカイナの枠にオコリザルを放り込むことも可能ではないか(大嘘錯乱)、と思って入れてみることにした。

こうして出来上がったのがこちら。

 

 

実はこちらのてるチャレ優勝者に、まさしくこのてるチャレのトナメ一回戦で惨敗し、トラウマになっている。思い出したりこの構築を見たりするたびに体調が悪くなるほどだ。

そういうわけで体調不良を起こす構築にオコリウーラを入れた形だ。構築名は最近ハマったペルソナ5Rにあやかって「体調不良+憤怒のイシ」とする。

 

個体紹介

謝罪と注意書きの連続で申し訳ないが、まず適当に組んだらそのまましっくりきたので、ボックスにいた個体を大体そのまま採用して技だけ丸パクリにしている。よって調整意図は不明。

 

トルネロス(けしん)
特性:いたずらごころ
持ち物:オボンのみ
テラス:ゴースト
技:おいかぜ / こがらしあらし / こごえるかぜ / まもる

控え目HS。一体何の意図があってこの調整にしたのか不明。


サーフゴー
特性:おうごんのからだ
持ち物:こだわりメガネ
テラス:はがね
技:トリック / パワージェム / ゴールドラッシュ / シャドーボール

相手のサーフゴーに精神的マウント取りたかったので臆病CSで最速にしてる。

クレセカイナの並びで出して来たら、トリックはカイナ方向にするとよい。


オーガポン(いど)
特性:ちょすい
持ち物:いどのめん
テラス:みず
技:ニードルガード / ツタこんぼう / このゆびとまれ / ウッドホーン

HBS調整。

使いやすかった。この構築はカミユイに弱いので、テラスタルがそこに刺さるのが良い。


ウインディ(ヒスイ)
特性:いかく
持ち物:こだわりハチマキ
テラス:フェアリー
技:しんそく / テラバースト / フレアドライブ / いわなだれ

ヒスイウインディを実は今まで一匹も育成したことがなく、この構築のためにわざわざ育成した。意地っ張りAS。

追い風と合わせてカミユイやパオカイや炎オーガポンを睨む。テツノカイナやトドロクツキといった物理相手に威嚇を撒いてオコリザルを通す動きが強かった。


ウーラオス(いちげき)
特性:ふかしのこぶし
持ち物:こだわりスカーフ
テラス:あく
技:あんこくきょうだ / ふいうち / インファイト / とんぼがえり

赤オニンフイエニューラから引き続き信頼しているやつ。水ウーラオスにするならインファかとんぼ抜いて毒づき・毒テラスにすると良いと思う。

オコリザルを選出してもしなくても強い構築の屋台骨だった。

相談に乗ってくれたくろとんさんは霊テラスで使っていて、それも強そうだと思う。


オコリザル
特性:いかりのつぼ
持ち物:しんかのきせき
テラス:みず
技:まもる / ふんどのこぶし / ドレインパンチ / ビルドアップ

原点に則ってHBにしている。今回はテツノカイナの枠に放り込んだので、使っているうちに自然とカイナの役割を求めるようになってしまった。

このポケモンは、守る・憤怒・ドレパンはほぼ確定で、4つ目は自由。個人的に最初に考察した候補技は、アンコール・手助け・ビルドアップであった。

まず最初に試したのはアンコール。予想外のマイナーポケモンでさらに予想外の補助技使って相手をハメたかったのだ。たまに決まったが、なんやかんや無振り95族では素早さが足りず、相手の技を予想して使っていかなければならないため使い勝手が悪かった。

次に試したのは手助け。赤オニンフイエニューラで、スカーフ悪テラスウーラオスと並べるポケモンに手助けを覚えさせるとめっちゃ強いというのは体験済みである。この考察の数日後にタイムラインでもオコリザルの話題(こんなポケモンが話題になるタイムラインなんなんだ)で、手助けが有力視されていた。自分の考察は間違っていないようだ。だがこの手助けは、この構築には全然合わない。

求めているのは、ウーラオスに受け出すほか物理を受けつつ瞬間火力をチラつかせるという役割だ。そりゃそうだろう。何せテツノカイナの枠に突っ込んだのだから。自然とバトルの中でそうした動きが多くなり、そのたびにこのオコリザルというポケモンのパワー不足を実感させられた。

そこで注目したのが、原点にして頂点・ビルドアップだ。これがたいそう強く、対物理(特にトドロクツキやテツノカイナ)に有利になり、怒りの壺を起動できなくても火力を増やせるのでテラスタルと組み合わせて後発ハバタクカミ・イーユイを相手できるようになった。なんならウーラオスを選出せず物理受けのためにオコリザル単体選出し、あまつさえ勝ってしまうバトルさえあった。やっぱりビルドアップだったようだ。

オコリザルの考察はこの次にもっと長々書いているので、個体解説ではこの程度に留めておく。

 

オコリザル研究

今回は研究が浅いが、マイナーポケモンということで、僕なりに研究を書こうと思う。

オコリザル+悪ウーラオス、残り4匹はどうする?

まず、今回の「悪ウーラオスオコリザルを使おう」というコンセプトにおいて、その仲間にトルネロス・サーフゴー・水オーガポンが入るのは、多くの人が考えることらしかった。

このくろとんさんのツイートを見て、ウインディ(オーロンゲ)以外の5枠が完全に同じやん!!!とシンパシーを感じてウキウキしながらDMで相談しにいった。彼はずっとオコリザルを研究し続けている先行研究者であり、有意義な話をしていただけた。

note.com

先述の個体解説にて語った、「アンコール・手助け・ビルドアップのどれにするか」というのも、くろとんさんとの相談の中で磨かれた思考だ。

またオーロンゲ論も興味深かった。電磁波・壁は確かにオコリザルのみならず、そのオコリザルを覆い隠すスタンメンバーともシナジーが深い。トルネロスだけにS操作を頼らないし、壁はスタンポケモンの安定性をより高くすることができる。

ただ話してみて、僕はこの構築の場合はヒスイウインディが適任だと思った。S操作や壁がないのは痛いが、テラスタルもスカーフもいらずともパオカイ・カミユイに有利が取れるのは大きい。特にチョッキヘビボンテツノカイナからオコリザルにした影響は、対カミユイに重く表れる。この思考の違いは、「完成された6匹のテツノカイナをオコリザルに変えた僕」と、「オコリザル+悪ウーラオスを強く使うために残り4匹を考えた(であろう)くろとんさん」の違いだろう。構築経緯一つで、5枠被りつつ残り1枠でこんなに個性が出るのだから面白い。まあ僕のは個性じゃなくてパクリだけど。

オコリザルの技

これは個別解説でほとんど話したが、一応繰り返しておく。

今回は「テツノカイナの枠に入れた」ので、ビルドアップが適任ということに気づいた。ウーラオスがいなくても、物理主体の相手ならばオコリザル単体で対物理のサイクルを回せるようになる。まあ悪ウーラオスがそもそも通りが良いので選出しないことはあまりないけど。

手助けやアンコールも、使っている間は何回か活躍することもあってので、ここは個人好みはもちろん、構築次第と言ったところだろう。

ただ11月末の環境の話をすると、テツノカイナ、水オーガポン、トドロクツキ、セグレイブ、ウーラオスといったオコリザルの弱点をつけない物理ポケモンが増えており、そんな中でオコリザルを物理受けで使えないのはもったいないと思う。

「ウーラオス受け」という新たな役割

水オーガポンの存在はウーラオス論に大きな影響を及ぼした。水オーガポンは主流だった水ウーラオスにめっぽう強く、そしてサーフゴーと組むと相性が良い。そういうわけで、水オーガポンの流行とともに、悪ウーラオスが増えてきた。

そうなってくると、「暗黒強打受けられない問題」が発生する。そうした中で流行ったのが、物理受けはとても不安だがスカーフウーラオス相手にも上を取れて悪水半減のトドロクツキ、暗黒強打半減で返しのドレパンでペイできるテツノカイナ、フェアリーテラスタルするヒードランやヒスイウインディである。

このビッグウェーブに、オコリザルも乗っかれるのだ。サーフゴー水オーガポンと組むことで選出画面で不明瞭な水ウーラオスを牽制しつつ悪ウーラオスを誘い出し、暗黒強打に受け出しして大したダメージもなく壺を起動できる。仲間から殴られるという「一手で一つアドを得る」方法に加え、「交代という一手で壺起動と物理受けの二つのアドを得られる」使い方が出来るようになったのである。

これはコノヨザルとの大きな差別化点だ。コノヨザルはあの最強の噛みあいを誇るゴーストタイプがなんと足を引っ張り、暗黒強打が等倍で入ってワンパンされる。テラスタルも悪半減は採用しにくく、物理受けサポートをする壁もビルドも威嚇も意味をなさない。一方、オコリザルは素で半減であり、HBほぼ特化輝石を以てすれば大したダメージにならないし、ついでに壺を起動してドレパンでカモれる。オコリザルを採用する上で、これからのライバルはコノヨザルではなくテツノカイナだろう。

水半減テラスは強い

自分のウーラオスでさっさと起動して爆アドを取るのが基本だが、そうも上手くはいかない。そんな時、二つの道がある。一つは選出画面でオコリ活躍を諦める。もう一つが、物理多めの相手にオコリザルがビルドアップを積んでいく流れだ。

さて、そんな物理主体の相手は、水ウーラオスを入れることが体感多いように思う。では相手はオコリザルがビルドアップを着々と積んでいくのを見て何を考えるだろうか。

「少し削って水流連打圏内に入れて後発水ウーラオスで突破するか……」である。

ではそこに、水半減テラスを切ってみよう。相手がわざわざ怒りの壺を起動してくれて、オコリザルは耐える。返しのドレインパンチでウーラオスを倒しつつ、相手がやっとの思いで削ったHPをすべて回復する。想像しただけで気持ちよいと思う。

それはそれとして、ビルドアップで対物理に積極的に積んでいこうとするなら、水半減テラスはかなり強いと思う。そうした構築に特殊アタッカーとして入ってくるカミユイを考えると、炎とフェアリーは等倍以下、できれば半減にしたい。

これを踏まえてテラスタルを考察しよう。

水テラス→水流連打半減、炎半減、ゴールドラッシュ半減、フェアリー悪ゴースト飛行地面等倍。11月終盤の環境ならば一番強いと思う。欠点はテツノカイナの電気技が弱点になること。

毒テラス→フェアリー半減、ドレパン半減、電気悪炎水飛行等倍。これ結構偉いと思う。欠点は対霊獣ランドロス

炎テラス→フェアリー炎半減が偉すぎるし、格闘電気飛行等倍も地味に偉い。が、水地面弱点が重すぎる。

草テラス→水電気半減なのは偉いけど、それ以外は……。胞子もぶっちゃけオコリザル如きに催眠技打たせたらそれはアドだし……。

竜テラス→炎水草電気をすべて半減する夢のテラスタイプに見せかけて、フェアリー弱点が一貫する。この構築はウーラオスのテラスタルがフェアリー弱点のままなのであまりよくない。

以上を踏まえると、受けテラスタルという観点ならば、水テラスタルがこの構築では一番強い。オコリザルを使ってみたかったら、まず最初は水テラスタルを作ってみるのがおススメである

 

組み合わせるウーラオス

構築経緯の繰り返しになる内容も多いがご勘弁。

まずウーラオス単体で見るならば、現環境は悪ウーラオスの方が優勢なように思う。やはり水オーガポンの存在が大きい。こいつのせいで一気に水の通りが悪くなった。悪ウーラオスの流行に伴いウインディヒードランのフェアリーテラスが急増していまやどっこいどっこいの印象だが、高火力・急所の悪技の通りは今なお素晴らしい性能を持っている。

そのうえで、オコリザルと組むうえではどうだろうか。

このウーラオス論争はタイムラインでも盛り上がっていて、様々な意見が飛び交った。

①現環境では悪ウーラオスが優勢。オコリザルと組むうえでも、素で等倍だからコンボを決める上での障害が少ない。瞬間火力は捨てることになるが、起動時にオコリザルが大ダメージ食らうorテラスタルするというリスクもなくなるため、構築全体の使いやすさが増す

②あの壺200憤怒の瞬間火力がオコリザルの最大の魅力であり採用理由なのだから、水ウーラオスじゃないと意味がない。悪ウーラオスで妥協する程度の使いかたならテツノカイナやコノヨザルで十分

この両者の意見は頷ける。実際僕は使いやすさを意識して悪ウーラオスを採用し、安定性を重視してビルドアップを採用した。その結果、テツノカイナこそがオコリザルのライバルであるという結論にたどり着いた。

 

結論だけ教えて

①水テラスが強い

②悪ウーラオスのほうが安定性があって好き

③現環境の物理に対して全体的にテラスタルを切らなくても強いし、テラスタルが必要な対水ラオスもテラスタルさえすれば壺起動してもらえてうれしい

④物理受けとして今の環境でそこそこ戦える感じがするので、ビルドアップを採用すると良い

⑤ライバルはコノヨザルではなくテツノカイナ

オコリザル入りは対特殊(特にカミユイサーフゴー)に薄くなりがちなので、構築はその辺意識すると良いと思うよ

 

使った結果

23~28日→それなりの数戦いながらアンコール・手助け・ビルドアップと推移。サブロムは12勝7敗とそこそこで1800位ぐらいまでいけたが、メインロムは18勝18敗で3000位ぐらいスタートから一時は8000位まで落ちた。このあたりでオコリウーラで勝ちきるのを一旦諦め、赤オニンフイエニューラをまた握り始める。

30日深夜→メインサブ合わせて最終日付近の三桁帯で5勝2敗。微妙に強い。

 

終わりに

久しぶりにランク圏外のマイナーポケモンを使って楽しかった。特にコンボを決めて壺起動に成功したり、相手に壺を起動させたりしたときは、とてつもなく気持ちが良い。

オコリザルの選出を我慢すれば1枠太い屋台骨(テツノカイナ)こそ抜けているが強力なスタンパであり、そもそも他の5匹が完成された並びで強いのも良かった。

総合して、この構築は、スタンパの膨大な先行研究と、タイムラインの皆様のこんなマイナーポケモンに見合わない熱心な研究のおかげで生まれたと言える。結果は微妙だが、最終日に見せた三桁帯での輝きは素晴らしかった。

この構築を作るにあたって、

①オコリウーラのパイオニア・ケオケオさん

keokeokon.hatenablog.com

②オコリウーラを研究し続け、今回相談に乗ってくれたくろとんさん

note.com

③異物・オコリザルと相性の良い素晴らしい構築を生み出したMeさん

 

のお三方の力は特に大きく、ここで感謝申し上げたい。

 

なんかしょうもない感じの構築記事だが、ここまで読んでくださった皆様にも大感謝。

 

それでは最後に、僕なりのオコリザルの使用感で、この記事を〆ようと思う。

 

 

 

 

 

テツノカイナで良い!!!

第5回壺構築品評会 各構築の感想

はじめに

kyukafuremingu.hatenadiary.com

↑これの感想だよ

 

品評

No.1 吼える尻尾、竜の尻尾、拘りの火縄銃

全体通して、コンボという点ならこれが一番好き。拘り破壊光線とか拘り出会い頭を仲間吠えるドラテで交代させるっていうのが面白い。ちゃんとサケブシッポが叫んでるし、リュウノシッポもそれに合わせて奇跡的に同じ効果でいるのも見ていて楽しい。

マタドガスに一切言及ないのが狂気

 

No.2 怒りのさるかに合戦

過酷ドラフト鯖で早バレされてて面白かった。

テーマに添ったコンボとしてはただの先制技仲間殴りなのでパンチが弱いが、実現できることは普通に面白そう。

「弱保甲羅+弱点技はA3↑C3↑S1↑のランク上昇の強力なギミックです」などと言っているがC上昇が全く意味ないのが詐欺。

下4匹はポケモンパラレルアリーナ開幕と言った感じだが、メインギミックの怪しいポケモンたちとかみ合いがあるため開幕枠としては好感度高め。

でもカニの枠、別にセキタンザンで良い気もするが……。

 

No.3 疾風迅雷ドルカリオ

正義の心神速が被ったうちの片方。こちらのほうが神速のパワーが弱いが、悪戯心お先にどうぞとかいう”夢”の力がある。

ただ、単体技で倒した後に采配すると倒した方向の虚無を殴って失敗するという噂がタイムラインに流れてた。カイナユータンで単体技振り回してた時そんなことなかったと思うけどなあ。実際どうなんだろう。

水浸しをちゃんと入れてるの地味に偉いと思う。

 

No.4 ロマンギミックに憧れて

んーやってることは普通に面白いんだけど壺としてはパンチが弱いかなあ。爆発毒寿司カラミンゴも当初は飛び道具扱いだったけど、ダブルバトル面白コンボ界隈では有名になりすぎた。壺構築品評会だからパンチ弱く見えるけど、ランクマで遭遇した時の台パン具合は普通に高いと思う。

ヘイラッシャのクリチャ天然、今は鈍感マントのほうが強そう。

 

No.5  ユウセンドユウセンドユウセンドユウセンドユウセンドユウセンドユウセンドユウセンド

「天丼」は海老天が二個乗ってることから生まれた慣用句だが、一杯にとどまらずまさかのお代わりが来た。タイムラインでは二杯目の天丼に飽きたという声があったが、今回は今までとは格が違う語呂合わせの上手さだ。赤四角の数が歴代に比べてぱっと見ぶっちぎりで多く、それでいて語呂合わせがうまい。「ゆ(ゅ)うせ」「うせん」を含む実用的な技がポケモン界に多いようだ。あとオーガポンがこの基本的な技セットで「ゆうせんど」が隠れていると見つけられたのもちょっと偉いと思う。作成者の語呂合わせ見つけ力が高くなってる。

 

No.6 本日は、一致テラス晴れ猛火ヤタピ熱風を、優先度+1で

先制技の上から悪戯アンコールを利用し、超火力技を優先度+1で撃つ、というのは前回三段撃ちが実践して優勝していた。ただしあちらは先制になるというのはあくまでもオマケであり、隠れた仕様を利用してなんとか長篠の戦の三段撃ちを再現したのが評価されての優勝である。

さてこちらは前回優勝者の「オマケ」を拾い上げてメインとして据え、範囲技で制圧できるようにというコンセプトだ。

しかしヤタピを自発的に発動する方法がなさそうなのが残念。噴火→熱風の切り替えを考えると眼鏡も珠もダメで木炭だとインパクトが薄い、というのはそうだが、今まで木の実を投げつけて自発的に発動させるのを何度も見てきたので。

 

No.7 ろくろも紡錘もサイクルも廻せ廻せ

これ結構好き。張り込みは相手依存→こっちから交代させたい→優先度低いから無理、で止まる所をポケモンの珍奇な仕様で解決を試みた。

「紡錘」がこの構築となんか関係あるのだろうか、シャカシャカする茶筅って紡錘って別名でもあるのだろうか、サイクルと紡錘回すなら紡錘形でサイクル適性あって自身もスピンするキラフロル入れろ、など色々考えた末、そういえばワナイダーが糸を使うことを思い出した。そういう意図だったのね。糸だけに。

ちなみに点数投げた後にまねっこで巴投げが出ないと知ってまんまと詐欺にあった。

 

No.8 Extreme Speed of justice

正義の心神速が被ったうちのもう片方。

神速が正義、それはそう。

ただ初手の何もしてない感がすでに面白い。適応力クイタンが結構な威力だからなんとか誤魔化せているのだろうか。パルデアプロローグで交代+仲間袋叩きでいきなりギミック起動する動きは何回かやったことあるが、よほどの場合じゃないと弱い。

構築全体的に有機的なかみ合いがあり、壺構築品評会史上個人的に「最も買いたい壺」だと思った。途中から個人的に趣旨が面白構築展覧会に変わってしまった反省をして今回は「買いたい」を軸に採点するという意志を持って臨んだが、そこでこの構築を出してくれた職人には感謝したい。

 

No.9 願いよ鼎(かなえ)!合法サイチェン+全快エース!

自分の。8月~9月は主催が忙しいということでミニ品評会という提案があり、その中で先制技をテーマとするのが有力視されていたため、その時に考えたものをひな型とした。ちなみにこの時は結局主催が忙しくてお流れとなった。

癒しの願いで全快ポケモンを出すと「位置」に癒しの願いが保留される、そこにサイチェンで位置チェンジすると保留されたのが発動する、というポケモンの妙な仕様を活かした。今回出展された中で、「ポケモンの珍奇な仕様を活かしてみた」という点では一番変なのを引っ張り出せたと思う。

ちなみに高耐久エース枠は別に何でもよく、ぶっちゃけ今時ディンルー以外の方がなんか強そうな気がする。鼎(かなえ)をどうしても入れたかったのでディンルーにした。

ミニ品評会がお流れになってキタカミ要素解放後になったおかげでママンボウのスケショが加入したのが追い風となり、サブプランとして弱点保険に頼らないコノヨザルを入れることに成功した。ドレディア(原種)のタネマシンガンと迷った。

ちなみに元々は、癒しの願いを覚えて浮いててディンルーと横並びの相性が良い、という条件で、ラブトロスの方が軸だった。実際選出するとしてもラブトロスディンルーのほうが強いと思う。

 

No.10 未来までお見通し!?マシラカイナ式サイクルコントロール!!

未来予知がターンの最後に発動するので守るも無効、ただし後から出てきたイーユイの効果は乗る。こちらも珍奇な仕様だなあ。

猫騙しを想起させて相手に意味のない守るを強要し、悪タイプ相手には格闘やギャラドス(環境の悪に強い)を並べて威圧してるのが中々丁寧。

 

No.11 ほえる トリル ばくおんぱ ブラッドムーン ハイパーボイス!(ガオー!)

タイトルがすでに好き。ちなみに僕の主催予想はこれです。

エースができるジャラクマニンフが全員吠えるを覚える、というのが面白い。あと脱出パックスコヴィランで「後出しじゃんけんでエースを選びたい」を叶えるって発想が面白くて好き。悪戯心は優先度0を+1にする目的で使いがちだが、実は全部の優先度を1段階上げるらしいので、トリルの後に吠える、が出来るというのも面白い仕様を利用出来ていてよいと思う。

 

No.12 まと1枚で2種の使いこなし!いたずらから始まる2way構築

普通に面白い構築だし、狙いの的トリックに留まらず、追い風風力電気や嘘泣きでシナジーを稼いでドラを乗せようとする姿勢が好き。ただ今更出したところで「ボルドラゴやなあ」で終わってしまう。

この壺買いたいランキングで言ったら今回だと二番目に高い。狙いの的+レジドラゴ、いつか使おうって思い続けて数か月経ってる。

 

No.13 相手の行動をキャンセル!味方悪戯胞子で繰り出す優先度0ドラテほえる

過去自分が考えた面白シングルポケモンとしてお気に入りの眠る寝言ドラテ吠えるガブリアスダブルバトル仕様で蘇った。

セールストークを説明書っぽくまとめた世界観構築はまあまあ好き。

また、ねむねごは「削れてなければ眠れない」「寝言で眠るが選ばれると損」という問題を抱えており、それをダブルバトルならではの方法で解決している点も好き。

ただ、ドラテ吠えるで行動させずに交代したところで、それで何かアドが得られているかというとそうでもない気がする。このコンボってステロ撒き菱と合わせるものじゃないの? あとダブルバトルだと相手の片方には行動されちゃうし、対象を選べない。

 

No.14 ちいかわ(なんかちいさくなってかわしてるやつ)

この構築、ランクマで当たったら台パンする自信があります。

悪戯心スキスワされた後悪タイプに無効にされるどくどくや毒ガスなんてバカみたいな技ではなく、毒針千本と小さくなると威嚇とある程度の数値を併せ持つハリーマンをチョイスできているのが良い。ポケ徹で「ちいさくなる」で検索して2匹目のアローラベトベトンを頑張って探したんだろうなあ。

構築のタイトルが好き。

 

総評

前回とは対照的にテーマが難し目な上に期間が短いということで、出展数が抑えられ、また見た目のパワーも同じく控え目となった。いわば箸休めに近い回だったと言えよう。次回は自由形らしいので、ここでこういうのを挟むのも粋だと思う。

そんな中でひときわ輝きを放っていたのは、上2匹の奇妙さぶっちぎりのさるかに合戦、カスポケモンワナイダー、タイトルが上手なちいかわであった。

また、ツイッターで宣言していた通り、今回は「買いたい」を軸に採点するという意志をもって品評に臨んでおり、その点では大正義神速と2ウェイとちいかわの評価が高かった。

正直言って過去壺と比べるKOTY式だと今回は10点どころか9点に値する壺もなかったが、この難しいテーマと短い期間で構築をまとめあげて育成してわざわざ出展するアホ職人が14人集まったのは良いことだと思う。

第4回壺構築品評会 各構築の感想

 

 

はじめに

 

kyukafuremingu.hatenadiary.com

これの各構築の感想書く記事だよ。

kobayasisinn.hatenablog.com

前書いたこれと同じ企画だね。第3回は忙しくて記事書けなかったから代わりにツイキャスで喋ったんだけど死ぬほど喉痛かったのでやっぱこっちに書くね。

 

回を追うごとに「はじめに」の項目雑になっていきそう。

 

品評

No.1 Broken Heart Beat

ラブカスとかいうクソザコポケモンを活かそうとして活かせるわけないだろってなるのは逆張りトレーナーなら一回は考えること。けどSVではラブカスを強すぎるとゲーフリが勘違いしたらしく、遺伝技が没収された。なんとさらに出来ることがなくなったのである。

だが今は違う!(ギュ!)

DLCで遺伝技が戻ってきたのだ! ゲーフリのいい加減な仕事にあきれるばかり

そういうわけですいすい仲間作りができるようになった。すいすいは言うまでもなく強力な特性なので、その仲間作りができるというのは唯一無二の個性であり、名前の通りカスなポケモンを活かせる方向性を見つけた作成者は偉い! 一応ゴルダックのスキスワとかあったけど、仲間作りは特性移した後も自身に最強特性すいすいが残る点で差別化できる。え? 雨すいすいラブカスよりも変な特性持ったゴルダックの方が強い?

……あと雨イダイトウオーガポンの夢をかなえてくれてるのもいい感じ。水ガポン、雨系統の面白構築にひょいと入れるだけで引き締まるよね。

 

No.2 キタカミズカントウロクポケモン

ズカンがねえじゃねえかって思ったら死ぬほど無理やり要素入れられてて笑った。それならせめてハバタクカミとイダイトウに入れてその間にあるぐらいのことをしてくれ。

唯一アクジェが使えるゴーストタイプなのでキタンザンの保険起動して爆発させられるって主張はとても良い。パラドックスとかいうバケモンが跋扈していてドラパルトの波乗りではこれは出来ない。単に爆発するだけでなく、ちゃんと岩雪崩を入れて場合によってはそれでイージーウィンを狙うようにしてるのも理性って感じで良い。

後発が普通にトドロクツキハバタクカミの理性後詰めなのも好き。

雑なトリル対策としてダブルバトル最強のUB_SLOWを入れてるの、とても縁起が良い。

 

No.3 クマサン印の三連装~鬼の執念~

個人的にとても評価が高い。

ブラッドムーン破壊光線が火縄銃両手持ちと言われていたが、火縄銃と言えば長篠の戦いの三段撃ちであり、三発撃てたら元ネタに添ってて芸術点高いのにな~と思ってはいたが、まさか実現するなんて。

その方法も非常に良い。アンコールでブラッドムーンを二連続で撃てるのは考えたがそのあとの三発目に繋がらない。それを全く見向きもされないカス技の恨みで解決する、しかもPPを増やさない・増やしきるの二択ではなく「1だけ増やす」という発想をすることで、アンコール中PP切れの仕様を利用して中断し、破壊光線につなげている。

文句なしの10点。

 

No.4 ゴンべさん大丈夫ですか!?やっぱり僕らが支えないと…!

剣盾DLCでツボツボはいるのにラッキーはいないからとツボゴンが開発されたが、メレラキの系譜でメレゴンが現れた。全体的にコンセプトが非常に明確で、対悪ラオスが地獄な並びなのもいい感じに胡散臭い。

個人的に好ポイントなのは新要素のお茶の特性がコンセプトと滅茶苦茶かみ合ってる事。

そしてコンセプトがとてもまとまっているのでコメントも少なくなっちゃった。

 

No.5 そのクマ、心眼で良いんですか? 肌寒い季節にオススメ!火力と睡眠対策完備のあちあちガチグマ!!

アカツキガチグマすらも火傷利用で火力を上げようとするその根性に完敗。熱暴走スキスワ、考えもしなかった。これでガチグマと言い張れる。これだけで10点。

後ろの四匹はポケモンパラレルアリーナ開幕って感じ。

 

No.6 とある科学の超電磁砲

これ僕なんだけど、上下のインパクト強くて埋もれちゃったな。

まあ出した時点で今回あまり考えられなくて、ギミックの面白さではなく壺の絵柄で面白感を出しに行ってしまったから仕方ない。

ギミック自体も浮遊消してフィールド補正乗せるって言うドガスイエアグノムの系譜だし、いざ決まってもワイフォと違って制圧力があるわけでもない。強いて言えば電磁砲に「化学」を合わせるとアニメになるなあと気づいた点は我ながらまだダジャレセンスがある。というか全体的に登場人物に寄せた要素の列挙だけは我ながらちょっと面白いな。

これは壺品評会初期から思ってることだけど、アニメテーマ壺はそのアニメ見てない人からするとスベってるし、見てる人にもスベる可能性があるので、「ポケモン」で勝負した方が良いと思う。

個人的に後悔してるのが、マタドガスの技考察が適当すぎる点。アシッドボム入れた方が良かった。

この壺を提出してからしばらく、なんとブルアカとレールガンがコラボして滅茶苦茶話題になってた。未来予知しちゃったかあ。

 

No.7 バスガス爆発

名前だけでもう面白い。しかも導火線のバスがちゃんと性能かみ合ってるのがさらに面白いし、爆発後の後詰め役としてバスが進化してイトウが出てくるのもさらに面白い。

シンプルながらセンスのある壺構築。

キタカミプロローグでみんな結構爆発で遊んでいたので、この壺品評会のテーマが決まった時、みんな爆発への理解度が高かったんだろうなあ。

 

No.8 鵜飼いする者このゆびとm…コノヨザル「混ぜろよ」

ウッウが好きなんだなというのが分かる。波乗りで攻撃しつつ弾装填しつつもう1アド取りたいとなったら仲間殴りなわけで、ダブルバトルの楽しさを表現できていると思う。

セキタンザンは範囲技で固めているけど、炎技枠は無理に熱風で両刀にしないでフレアドライブとかの方が使いやすそう(地面テラス地震で大体十分なはずなので)

 

No.9 命、爆発!!狂宴ジャラミンゴ

タイプ一致威力100で仲間を殴っても元々のCの低さとフレガのおかげで無問題。そんなピッピがミストバーストで自爆することで仲間の保険を起動しつつ速やかにカラミンゴが着地する。この発想はすごいと思う。今まではミストバーストの使用が制限されてたし、剣盾はカラミンゴがいなかった。今このタイミングが最もアツいコンボだと思う。

それはそれとしてその保険役がジャラランガなのは爆笑。いくらなんでも4倍で受けるのは嘘だって。せめてドラゴンか格闘テラスで2倍に留めてくれ。とはいえ4倍弱点に目をつむればソウルビートというカラミンゴ着地に相応しい技があるため、実際ロマンを求めるなら適役なんだろうな。同じことできるとしたらタイレーツぐらいだし。

クイックドロウ先制の爪で気合で自己暗示しようとする姿勢がちょっと好き。

 

No.10 土と残飯でもぐもぐタイム

地面弱点のアロベトになんとか土食を移したいな~。ついでに尻尾きりで身代わりも残したいな~、という発想から生まれたんやろなあ。

こらえるでイバン圏内入りつつ交代してイバン発動を保留する、という木の実のちょっと複雑な仕様を利用してるのが個人的に好き。あと食べ残し土食でもぐもぐしてて可愛いね。相手したら首絞めたくなるだろうけど。

 

No.11 鬼さん追放剣舞リレー

読んでみてもしばらく使い方が理解できなかった。オドリドリは目覚めるダンスと新規習得蝶の舞のせいで特殊型って脳味噌が勝手に判断する。

そういうわけで特殊方面に恵まれたオドリドリをなんとか物理で使おうとするその姿勢が好き。飛行タイプなのでアクロバットなんていう優秀な技貰っちゃってるし。

ただ、この構築エアプなので分からないが、全体的にS不足だと思う。竜の舞とか勝利の舞とか入れた方が見た目も面白くなるし足りないSを補えたのでは?

追記

この記事を書いたのが19日と20日の間の深夜で、その直後に採点を送った。今追記を書いているのは20日と21日の深夜である。味方花粉団子でタラプが発動すると書かれていたが、それが間違い出ることが確認された。減点免れたな。

 

No.12 ファー――!!甘い甘い!!

相手の回避率を下げる役として、蛍とりんご飴という優秀な戦士がキタカミの里からパルデアに上陸した。当然、それを利用した戦術として鼠算は入ってくるだろう。

この構築の面白ポイントは、それ以外の命中不安技のチョイス。煉獄とか大文字とか熱風とか吹雪とかいろいろあるだろうに、ここでまさかのかかと落としである。

あと命中不安なせいで地味にカスな技であるところのドラゴンテールも地味に恩恵を受けている。問題は無理やり交代させることで相手の回避率がリセットされてしまうことだが。かみ合ってね~。

これなら重力で良かったんじゃなかろうか。浮いてるポケモンいないから重力は困るって感じじゃないし。

 

No.13 投げコマグレネード

ただの風乗り大爆発じゃ我慢できないぞって強い気持が感じられる。その成果として保険起動+悪い手癖を活かす、というのがとても面白い。あととんぼ返りするターンに、スカーフ受け取る前にダーテング自身が猫だましでギミックサポートできるのもゲイコマだと思う。有名な爆弾とパーモットとイダイトウがいるせいで再起の祈りしそうだけどしないのも詐欺壺感でドラが乗る。

 

No.14 大義名分イダツブテ

四文字熟語+五音節カタカナは語呂が良い、という微妙に間違った知識でタイトルついてるので理不尽だけど減点します……っていおうとしたけどこれはこれで七五調なのでゴロ良いですね。

スカーフイシツブテで保険起動は面白いやんって思ったけどS種族値20で爆笑。最速でも118なのでイダイトウは準速にすらできないらしい。まあA80の一致エレキスキン自爆を受けるんだから耐久振りするし別に問題ないのか……? でもそれならそれで構築のS操作が欲しかった。レジエレキのエレキネットだけだとちょっと物足りない。あとこれはコンセプト否定だけど、せっかく横がいなくなるなら安全に波乗りできる特殊型の方が良いまである。だとすると両刀……?

爆発構築は後続に雨イダイトウ入れとけばいい感じにまとまる、というのはキタカミ界隈では有名だが、この構築はあえて無理やり先発に据え、代わりに同じく適任でイイ感じに理不尽な総大将ドドゲザンを据えてるのもオリジナリティがあってよい。今更気づいたけど、ドドゲザンとイダイトウは縦の並びも相性がいいね。

ただそうなるとやっぱ適応力のロマン捨てて雨すいすいになおさらしたいよなあ~。ドドゲザンと雨の噛みあいも良さそうなので。

 

No.15 無効にする特性を無視する特性を無効にする特性に無効化されない特性だぞ!!

これ結構好き。壺というよりかは面白コンボ紹介だけど、一つ一つが理に適っているし、「これしたら面白いなあ」を二段階ぐらい掘り下げて実際に決めて気持ちよくなろうという執念を感じる。トドロクツキで一方的にブエナして追い風してマタドガスで悪戯追い風を無効化する、というこの使い方は特に美しい。強そうに見えて初動で実際のところ何もできておらずさほどアドが取れてない点も詐欺っぽくて良い。

スカーフサーフゴーに手助けして眼鏡スカーフサーフゴーする夢のコンボは正直来月やろうとしていたので先越されたなあと悔しがってる。マタドガスが手助け覚えたら遊びが捗るなあって剣盾からずっと言ってる。

 

No.16 『化学変化ガス活用コンボ、あなたはいくつ分かる…?』

品評会でクイズすな!

言ってる隠しコンボについてはぶん回すと火炎放射と不意打ちでドータクンの保険起動するぐらいしか分からなかった。ドータクンの浮遊消してアド取れるような構築でもないしなあ……。

軸についてはまあ普通に化学変化ガスお楽しみ3点セット(デメリット特性無効、無効化されない特性、特性ガードで無効化させない)から二つ選んでみたってだけで、すぐ上ほどの考察の深さはこの画像と説明からだけでは読み取れなかった。多分色々考えてるんだろうけど、難解すぎて僕にはわからん。

 

No.17 爆弾雨

特性ガード雨+マタドガスで滅びコントロール、相手が交代したがったところで手助け爆発、ハリーマンも爆発、イダイトウでスイープ。雨ターン足りなさそ~

個人的にはサブプランの菌糸無効にしてS100から胞子の方が強そうだし楽しそうだと思った。

2番目でも評価したイダイトウセキタンザンのコンボについて、あっちでは壺のウリにしていたがこちらは言うまでもないって感じで、こう言っては何だが構築に入れた壺ギミックの格の違いが出ている。2番目の壺職人には申し訳ないんだけども、とんでもねえやつと同じ時代に生まれちまったもんだぜ、って思うしかない。

 

No.18 「スケイルショットだっしゅつパック!」

味方殴り+脱出パックで即座に交代するアレ。最初に形にして世に公開したざわさんのこの記事から、前回はスロースタートブロロンという最高の面白コンボが生み出され優勝をかっさらい、その系譜がこれ。

さすがにスロースタートをこの世で初めて活かしたブロロンほどインパクトはないが、スクリュー尾びれ、連続技である点に差別化点・独創性があり、スケショ脱出パックで考察を止めなかった職人の知性を感じた。

ちなみに脱出パックは威嚇で発動してしまう弱点があり、それは初代パックコンボではクリアボディでケアされ、前回王者は別に交代させられても問題ないという形でケアしていた。この構築も、まあ別に後ろからネズミ出るんでいいっすよ、あとコノヨザルに出せます(笑)って形でケアしており、ちょっと脆弱性を補っているあたりが小賢しくて好ポイント。

 

No.19 ゴルダック雨パ

最初に構築と説明見てうにゃ―んってなった。

シンプルビームとジャラランガとカラミンゴは普通の視点ではもう激やば面白すぎ構築だが、この品評会で出すにはちょっとインパクト負けしてる。エントリーナンバー19なのも運が悪いなあ。1番で出てきたらこれが壺だよって感じで企画の趣旨を表わせる良い壺になれたかもしれない。

ちなみにコンボとしては多分この構築が一番強い。が、ニョロトノゴルダックだと明らかにニョロトノのほうが場持ちがよく、ジャラランガにシンプルビームを打ち込む流れはほぼ成功しないだろうゴルダックにその分サブウェポンを仕込み、後発は欲張りせず普通のソウルビート饗宴、という形の方が強そうだ。まあそうするといよいよ見た目の面白みがなくなっちゃうけど。

ヤバソチャの広角レンズはとても好み。命中不安アンチとして笑っちゃった。怒りの広角レンズって感じ。

 

No.20 ソウルを継ぐ者

19番と同じく、普通に見たら面白すぎ構築だが、この企画の後半にセットアップされると途端にインパクトが薄まる。ジャラランガで遊ぼう構築の中でも普通よりだ。これは何度でも言うけど、普通に見たらこの構築マジで面白いしランクマで見たらブチギレながら手叩いて笑って台も叩くと思う。

ちなみにオオニューラの特性が軽業でなくてプレッシャーなのは見逃さなかったぞ。なにせついこの間これ使っててるチャレ勝ったからな! 過去のガバ職人のソウルまで継がないでほしい。

 

No.21 キタカミ式ダイビング雨滅び

過去の壺が形を変えて復活した。雨役と滅び役を兼ねられるニョロトノは雨滅び壺の屋台骨であり、こいつがいないと雨滅びは始まらないと言っても過言ではない。

また雨イダイトウが雨エースとして最強クラスのポケモンであり、それがゴーストダイブを覚える点も噛み合いがよい。水半減超高速のドラパルトもゴーストダイブ使えてこれまた噛み合いが良い。という具合にコンセプトにあったシナジーを持つポケモンをしっかり拾って採用できているのでうんうんと頷ける説得力がある。

 

 

全体感想・総評

パルデアは全体的にガチムチだったのに対し、キタカミは面白テクニカルポケモンが多く流入したからか、職人たちを刺激し、過去最高人数が集まった。

その面白テクニカルの中でも、やはり芸術は爆発だという言葉の通り、爆発系ギミックがかなり多くみられ、それぞれに個性があった。イダイトウという最高の爆発後スイープ役がいて安心感があるのはもちろん、エレキスキンやミストバーストでノーマルタイプの制約から外れ仲間の保険を叩けるようになったのも、キタカミが壺構築にますますの発展をもたらしたことが分かる。

また化学変化ガスもそのあまりにも独自性のある特性とちょっと複雑な仕様から、多くの壺職人を刺激したようだった。これらの中で僕の超電磁砲は明らかに安易の飛びついた感があり考察も薄く、手抜きな壺を送ったなあと自戒する次第である。

キタカミプロローグのおかげか全体的にキタカミ新ポケモンの考察が捗っていたのだろう。そのトップメタに君臨したジャラランガのソウルビートで遊ぼうとする構築も複数見られた。能力アップいっぱいは壺の原点にして頂点! ジャラランガがなんとなく600族の中で不遇寄りなのも、マイオナ壺職人の性欲(製作欲)を刺激したと思われる。

そんなキタカミプロローグのトップメタであるガチグマについては、意外にも2壺しかでなかった。火縄銃両手持ちまでは誰でもたどり着けるが、三発目が普通からちょっと外れた程度での発想では難しく、それをポケモンの深い知識ととんでもない発想力で実現した3番目の壺職人には敬意を表したい。またキタカミガチグマを原種ガチグマのように火傷させて強化する、という新機軸の提案をした5番目の壺職人も大好きだ。何食ったら思いつくんだよ。

 

おまけ・主催とのやり取り

ぼく「そういえば、僕が提出した時『とある化学の超電磁砲』って送ったのに、記事中で『科学』に誤字ってません? もしかしてあの奇怪な壺のタイトル全部手打ち???」

主催「ツイッターのDMの仕様上、タイトルと本文が分かれてなかったら手打ちしてます」

次回から主催の手間を省くためにタイトルと本文を分けよう



 

【てるチャレオンライン予選抜け】赤オニンフイエニューラ【S11ダブル最終613位】

はじめに

はじめまして、またはこんにちは。

今回はおそらくダブルバトル界隈でトップクラスの知名度がある「てるるんチャレンジ」でday1のスイス予選を突破した構築を紹介します。ちなみにテラスクエアは4-3(スイス8戦で6勝以上で予選抜け)でドロップでしたが、まあスト負けはなかったし強い人相手にこれだけ善戦できているなら十分だと思います。

 

※12月2日追記・1か月ぐらい書き忘れてましたが、この構築でS11ダブル最終613位(最終レート1800超え)も取れました。

chamugapult.hatenablog.com

 

構築自体はこちら↑をほぼ完全に真似しただけなので、構築記事としては微妙かもしれません。よって構築名大喜利も我慢しました。

見所は、構築経緯に書く、今回滅茶苦茶相談に乗って下さった休歌さんとのやり取りです。

以下常体

 

構築経緯

ポケモン勝てね~~~~~~~~!!!!!

 

お休みをもらってポケモンパラレールアリーナの予選としても位置付けられる「てるチャレオンライン」と「テラスクエア」に出ることにした。

しかし残念なことに、全然ランクマで勝てない。大真面目に組んだガチパで、5ケタ台どころかレート1300台まで落ちる始末である。レート1300台は流石に年単位で久々だ。唯一なんとかレート1300台から1400中盤まで持ち直せたのは、新たな雪戦士・アローラキュウコンを加えた雪バンバドロである。水ウーラオスが強い環境でそりゃねえだろ。

そういうわけで、①構築ねえ!②アイディアねえ!③そもそも実力持ってねえ!、でオラこんな自分嫌だ~♪状態だった。

 

そこで助けを求めたのが、STAR BURSTでお世話になった休歌さん。あっちで散々迷惑かけたのに、また彼に助けてもらうことにした。これで僕の実力がないだけなら休歌塾で済んだが、弱すぎてメンヘラになってたので休歌メンタルクリニックですらあった。あのさあ……。

 

そういうわけで、てるチャレ三日前(水曜日)に、休歌メンタルクリニックを受診した。

 

①強い動きの定義とそれをできるポケモン

休歌「オープンシートBO3で勝つために重要なことをスタバで気づいた」

ぼく「そのこころは」

休歌「1回か2回行動するだけで勝ち確率が上がるやつが強い

ぼく「ニンフィアとかサーフゴーとかテラスハバタクカミとかレジドラゴやねえ。信頼してるのはニンフィアかサーフゴー

 

②環境理解

休歌「で、次は新要素を理解できてるかどうかだけど」

ぼく「ガチグマとオーガポンとグラスラぐらいでは? あとはせいぜいニョロトノキュウコン

休歌「エンペルトとかシャンデラ見てそう言える?」

ランクマやカジュアルでエンペルトに数回ボコボコにされているが地雷を踏んだと認識してた。いざ使用率見てると20位台におり、改めて環境理解が足りないと思い知らされる。

 

③自分の上振れを狙い、相手の上振れを少なくしよう

休歌「まず行動の出力は強くしたいので、その点で言うとニンフィアとサーフゴーは間違いではない。あとは(格上に勝つために)『自分が狙いたい上振れ』と『相手が狙いたい上振れ』を言語化しようね」

ぼく「今まで考えたことない要素来たな???」

休歌「エースの行動を通す、相手からの被ダメを減らす、は勝負の基本でしょ?」

ぼく(確かに……)

休歌「そういうわけで、①範囲攻撃エースの行動を通すために狙う上振れ②範囲攻撃エースを狙う相手の上振れを減らす、この要素を考えるべきです」

※補足・この場合、ダブルバトルでメジャーなのは「S操作」(追い風、トリルなど)と「行動阻害」(猫だまし)

休歌「ぼくがスタバでやったのは電磁波(S操作も行動阻害もある)を振り回すこと。何にせよ、構築と腕で上位に勝てないって分かってるなら運ゲーに向き合うべき。腕がある人が使う相手の上振れを減らす構築に普通に立ち向かったところで順当に負ける」

ぼく「はえ~」

こんなこと考えたことなかったな……

 

④オーガポンを考えてみよう

休歌「さて、上振れ要素(棘棍棒の急所、一回行動した時にダメージがえぐい)と上振れ防止要素(この指、ニドガ、頑丈など)を併せ持つ、現環境使用率1位のオーガポンは最強と認識するべきでしょう」

ぼく「(え~オーガポンかあ)あいつ何が強いのかイマイチよく分かってないですね」

休歌「じゃあ(最も使用率高い)炎オーガポン使った?」

ぼく「最初にASで使ってみたんですけど、一回行動して終わりが多発しましたね」

休歌「さっき言った『エースの行動回数を増やす』に話戻りますね?」

ぼく「(あ、そっかあ)テラスタル炎オーガポンの棘棍棒をいかに通すかゲーミング?」

ここでぼくは炎オーガポンを使おうに話が向かう気がしたが、ぼくはこのポケモンを正直信用してない。先述の通り使ってみて微妙だったのもあるが、

ぼく「世間の炎オーガポンみんなすぐテラス切るから対処が楽だと思ってたんですよね。そんな意図があってテラスタルしてたのかあ」

正直レギュD終盤、レギュE、キタカミプロローグと、炎オーガポンの対処には困っておらず、自分で使う気にはならなかった。

 

⑤環境ポケモンを理解しよう(導入編)

休歌「ほら、自分で言ってるじゃん? 強いポケモンは使う側がテラスタルを切らない選択肢を持ってる方が強いって」

ぼく「なるほど~。だからテラス切らなくても火力どんどこ出せるサーフゴーとニンフィアがいいのかあ」

休歌「相手のプレイングについて『この行動弱いな~』『この行動強いな~』を言語化して、強いと思った行動を自分もすればよいわけですよ」

ぼく「だとすると、炎オーガポンはやっぱり軸にする気にならないですね。テラスしなくてもそりゃ強いけど、言うてさほどの脅威は感じなかった。やるとしたら6匹目に入ってくる、通りそうな相手に出すウルトラC

ぼく「(ん? 待てよ?)そうか、BO3なら2戦目3戦目で出す可能性があるのか!」

休歌「そういうことです。そういうのが、ステータスが高いのは偉い、火力が正義、と言われるもの」

使用率上位どころか、ランクマ使用率の頂点に立つ炎オーガポンについてすらよく知らなかったことを実感した

 

⑥環境ポケモンを考察しよう(具体編)

休歌「そういうわけで、(環境ポケモンへの理解が足りてないので)上位10匹について個別に考察していきましょう」

以下、水オーガポンや岩オーガポンなどの上から順に考察を話聞いてもらう感じで進めていく。その中で何度も「そのポケモンに何をされたら楽か」「そのポケモンに何をされると辛いか」を意識しようと言われる。

休歌「ここまで言語化して、今まで経験があることだって気づきましたね? これ、マイナーポケモン考察するときに自然にやってる事なんですよ

ぼく(マイナー使う時もさほど考察した覚えないけど……ここは黙っておくか)

休歌「環境ポケモンのしゃぶられて美味しくないところを見つけたら気持ちよくない?(だからそこを見つけて突いていく方針を目指そう)」

というわけで、ディスコードサーバー内にポケモンごとのスレッドを立てて、そこに個別考察をしていくことにした。ちなみにこういうふうに、虚空や何かしらに向かって一人でぶつくさ言って言語化して考える方法論をラバーダックと言います。おもちゃのあひるに語り掛けるらしい。明日もきっといい日になるよねハム太郎、みたいな感じ?

休歌「今日は組んだ後の事考えなくていいからね? 今日個別考察、明日これを元に構築組んで回す、金曜日に微調整(この翌日がてるチャレ)だからね?」

 

こうしてぼくは個別考察をぶつくさしていくことになった。

 

 

⑦言うてもぼさんないと出たいよね

ぼく「それはそれとして今夜のぼさんないと出たいですね。環境調査って言い訳して出場します」

休歌「草。構築ないくせに」

君はまず基礎勉強しろって先生からさんざん言われてるのに入試の過去問に無理して取り掛かる変な生徒がたまにいるが、我ながらそんな感じだった。

レギュEの理解度が低いのはそうだが、それにしたってやはりレギュD終盤(なぜかオーガポンとか解禁されたやつ)とさほど環境が変わるとは思えないし、そもそもレギュEのレンタルが出回っていないため、前シーズンの上位レンタルから当てはまりそうなものを探す。

ここまでの「構築に採用するポケモンについて」だけ纏めると、

①範囲技エース

②上振れ要素を狙おう

③相手からの上振れ要素(被弾回数)を減らそう

の三つだった。特に①の要素であるニンフィアは欲しい。

chamugapult.hatenablog.com

そうして見つけたのが、冒頭で紹介したこちら↑の記事だった。なんと眼鏡ニンフィア、上振れ要素、上振れ防止要素、炎オーガポン、と話してきた要素の多くが入っている。

ぼく「これ、6匹目に入ってきた枠がニンフィアだからニンフィア軸じゃないんだよな……。でもなあ、この並び見たらどう考えてもニンフィア通せば勝ちみたいな構築にしか見えないんだよなあ……」

基本選出にもニンフィアが入っているし、むしろニンフィア軸にすら見える

構築者の言ってることが一番正しいはずだが、時間もないし、一旦感覚を信じてぼさんないとに参加してみることにした。

 

 

 

 

 

ニンフィアハイパーボイス

ニンフィアハイパーボイス

ウーラオスのテラス暗黒強打!

オーガポンのテラス棘棍棒

オーガポンのテラス棘棍棒

オオニューラの岩雪崩!相手怯み!

オオニューラの岩雪崩!相手怯み!

ウーラオスのおかげで動きやすくなったニンフィアハイパーボイス

ニンフィアハイパーボイス

オオニューラのフェイタルクロー!相手眠り!

 

 

 

 

ぼさんないと3-0して草生えた。しかも勝ち要素は全部休歌さんが言ってたところに収束した。

「手成りや感覚で構築組んだりレンタル探したりして馴染むもの見つけたら適当にそれで潜る」を今まで繰り返してきてたところに、「しっかり環境ポケモンを考察してそれを活かして構築を組もう」を取り入れようって話だったのに、「適当にレンタル探したらそれが手に馴染んで勝った」という成功体験を積んでしまった。この記憶は封印し、負け試合だけ振り返ることにした。

 

⑧構築を組んでみよう

前日の変な成功体験が頭から離れなかったが、それはそれとして、やはり構築を見た印象通り、「構築全体がニンフィアが通りやすいように作られてる」ように感じた。自然と思考もこの構築に寄っていく。

またぼさんないとと少しのランクマを通じて、ニンフィアからすると、

①威嚇(ランドロスウインディ

②サーフゴー、炎オーガポン

③動かれちゃったウーラオスとヘビボンテツノカイナ

がキツいと感じた。

色々考えた結果、特殊スカーフランドロスが浮上した。なんとテラス考慮しなければウーラオス以外の全てに有利である。

ただスカーフランドロスの何が強いかというと、カミユイ・パオカイに1匹で対抗できることである。そのゆえんは地震と岩雪崩あってこそであり、特殊だとその役割は出来ない。対カミユイ・パオカイはニンフィアが通しにくい(逆にトリルしてるとガン有利だが)ため、その対策として、ぼさんないとで触ってみたイエッサン+岩雪崩オオニューラが強いということにたどり着いた。

ただ結局ニンフィアが通しにくいサーフゴーやモロバレルの対策として寄与していないのも事実である。

みたなことをつらつら書いてたら、見かねたのか、

休歌「イエッサン+オオニューラみたいな数値低いポケモンを信じるのが違うし、そんな数値低いポケモン採用してランドロスみたいな数値ポケモンを重いって言ってるのも違うくない?」

補足・オオニューラの合計種族値510は今やすっかり低い扱いである

みたいなことを言われた。イエッサンオオニューラに思考が乗っ取られてるのをちゃんと見破られていたが、それはそれとして、別に実際はオオニューラにさほどこだわりはない。スカーフ特殊ランドロスを採用するとしたら、という仮定で、昨日使ったから最初に思いついただけなのだが、時間がない中で変な方向に行くのが相当哀れに見えたのだろう。しまいには「これオオニューライエッサンの構築であってニンフィアの構築じゃないじゃん」とまで言われたが、これに関しては

ぼく「記事はオオニューライエッサンの顔してますけど、実際使ってみると要点はニンフィアでしたよ」

と反論した。そういやこの記事書いてる時に気づいたんだけど、この構築実質ニンフィア軸じゃんって話を休歌さんに共有してなかったな。

ここからオオニューラに代わってパオカイやカミユイを対策できる妙案浮かばないかなあと考えてたが、オオニューラを信じてみようという方向になり、

休歌「それならもうこの構築の6匹で言った方がいいよ。レート1900まで勝つような構築を短時間で枠変えてもっと勝てる構築にする脳を持つ人間は少ないので」

と言われた。

ぼさんないとやランクマで若干違和感あるところもあった(ニンフィアオオニューライエッサンは良いが炎オーガポンウーラオスコータスが微妙)が、言われてみればそう(そんな能力あったら休歌さんにここまで介護されない)なので、この6匹で固めていくことにした。

 

休歌「ちなみに(威嚇が重い重いって言ってるけど)相手視点威嚇ポケモンは炎オーガポンのために取っておきたいって見えてますか? オオニューラ、ニンフィア、炎オーガポンの3匹に対して威嚇ポケモンが働かなきゃいけないんですよ」

ぼく「炎オーガポン舐めてたから相手視点そうなるって考え方なかったですね」

休歌「昨日炎オーガポンが通る相手に大活躍した時点で気づいてほしい

ぼく「炎オーガポン舐めてました」

おバカに教えるって大変だなあ……。

 

⑨細かいところを変えて見よう

これに関しては個別解説で書く

こうして出来上がった構築がこちら

順番適当すぎて見づらいので個別解説は順番これと違います

個別解説

ニンフィア
特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ
持ち物:こだわりメガネ
テラス:みず
実数値:188(140)-76-108(180)-166(164+)-151(4)-83(20)
技:ハイパーボイス / はかいこうせん / テラバースト / てだすけ

誰眼と言おうとこの構築の軸。こいつがハイパーボイスを何回使えるかが勝負の鍵

努力値配分はちょうどボックスにいたのが元構築とほぼ同じだった。元構築の作成者様がどの調整を参考にしたのか手に取るようにわかる。シャングリラさん・ミササギさんのチオンニンフだろう。なにせぼくもそのためにこのニンフィアを作った。

元構築はテラバハイボ寝言だが、使用感がイマイチだったので技は変えてある。

水テラスに変えた経緯は休歌さんのアドバイス

初手オオニューラを止めるために相手はヒスイウインディを出したい→ニンフィアに一撃で倒されるかもと思って相手は引くかテラスタル切るかする→ハイパーボイスを笑顔で通せる、という理屈によるもの。

一番変な技・手助けも休歌さんのアドバイス。ウーラオスの暗黒強打で処理したいランドロス・オーガポン・ハバタクカミ・テラスタルサーフゴーなど、誰もが悪テラス暗黒強打で2割3割ぐらいHPを残す。そこで手助けテラス暗黒強打の選択肢を持っておき、相手にちらつかせることで嫌な思いをしてもらえるから、とのこと。眼鏡手助けってマジかよ、と思ったけど、2試合ほど使って勝っている。マジかよ。

破壊光線は手助けの理屈を聞いてそれに一番適合しているから採用した。相手視点で警戒せざるを得ない技か、というのが手助け採用の理屈。どうせハイパーボイスかどうしてもって時にテラバーストぐらいしか使わないのでこれで良いだろう。ちなみにテラスクエアでこの技のおかげで一回勝った。まじかよ。

テツノカイナに対して強い役割があるので、相手にカイナがいた場合は意識的にカイナと対面するようプレイを心掛けると良い。ちなみにカイナのヘビボンはほぼ1発で倒れる。あいつ筋肉・脂肪じゃなくて鉄だから、原種より小型な癖に重いんだよな……。

眼鏡ニンフィアの強さはダイマなしダブルにおいてずっと信頼していたが、自分で組んだ構築だとどうも微妙だった。構築全体が噛み合っているといっぱい眼鏡ハイパーボイスが打ててとても強い。

 

ウーラオス(いちげき)
特性:ふかしのこぶし
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりスカーフ
テラス:あく
実数値:175-200(252+)-120-74-81(4)-149(252)
技:あんこくきょうだ / ふいうち / インファイト / とんぼがえり

育成意図は特に言うことなし。元構築記事はランクマでの使用を想定しているので「奇襲性が高い」のようなことを言われていたが、オープンでもそれはそれで輝く駒だと感じた。何せ相手のSブーストカミやスカーフ持ちやテラスタルに奇襲されずにテラスタル暗黒強打を決められるので。

オオニューラやニンフィアが辛いポケモンをとにかく1匹持っていくのが仕事。具体的には、ランドロス、サーフゴー、ヒスイウインディ、オーガポン、火力高いほうのハバタクカミ。そしてこれらのポケモンは(等倍だと)テラス暗黒強打を耐えてくる。そこで活躍するのがイエッサンの手助けと、ニンフィアハイパーボイスによる追撃。ニンフィアの手助けはおしゃれだが使わないほうが良い。

元構築では余り4をBに振っていて意味不明だった。Dのほうが低いんだからそっちだろ、と思ってDに振っていたが、のちにA特化カイナのドレパンの乱数ががっつり動くことが判明した。カイナのドレパンに困ることは多いのでB振りおすすめです。

水オーガポンの流入、スカーフランドロスの増加、水ウーラオスの減少にともない、悪ウーラオスはここ最近最も環境にぶっ刺さってるポケモンだと感じた。

スカーフ意地悪ウーラオスは自分でも過去何度か使ったが、正直イマイチだと感じていた。しっかり構築全体で噛みあうように採用されたポケモンはこんなに強いらしい。

 

オオニューラ
特性:かるわざ
性格:いじっぱり
持ち物:サイコシード
テラス:いわ
実数値:161(44)-198(236+)-85(36)-54-102(12)-163(180)
技:まもる / フェイタルクロー / いわなだれ / インファイト

この構築の上から殴る役。運ゲーの力で数多くの運勝ちを届けてくれた。この運要素がなかったら負けていただろう。

調整意図はおおむね元構築と同じ。環境の変化に伴い、準速ヒスイドレディア抜きから準速オーガポン抜きまで速さを上げた。最初は準速ハバタクカミに勝てるよう陽気ASにしていたが、火力も耐久も絶妙に足りないし活きた場面が練習で一度もなかったので、結局元構築の思想が一番最強と思ってそちらに寄せた。結果てるチャレ本番で最速にしなかったせいで負けたバトルが一個あるしテラスクエアでは二個あるが、それ以上にこの調整で勝ったバトルの方がおそらく多い。

イエッサン+岩雪崩オオニューラは、レギュC以来の伝統の組み合わせであるパオカイ・カミユイをサクッと対策できるのが良かった。特にハバタクカミのSブーストやイーユイのスカーフに強いのもグッド。一方でこれらとほぼ確実に同居する威嚇には弱い。

パオカイ・カミユイに強く追い風すらも飛び越す爆速で運ゲーとそこそこの火力を押し付けていく姿は上振れの化身として頼もしいが、一方でニンフィア軸の相棒としては物足りなくもあった。苦手なサーフゴー・モロバレルの対策に寄与できない。

 

イエッサン(メス)
特性:サイコメイカ
性格:ずぶとい
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:フェアリー
実数値:177(252)-67-128(252+)-115-126(4)-105

元記事で大黒柱と言われていたがまさにその通りだった。

オオニューラはこのポケモンがいないと始まらないし、ニンフィアはトリルやこの指で介護してあげなきゃいけない場面があるし、ウーラオスは追撃ニンフィアか手助けがないと火力が少し足りないし、コータスはトリルがないと始まらないし、テツノカイナやモロバレルが重いし、構築全体が先制技に弱い。そうしたそれぞれの弱いところを一挙に解決する過労死メイドだった。

 

オーガポン(かまど)
特性:かたやぶり
性格:いじっぱり
持ち物:かまどのめん
テラス:ほのお
実数値:177(172)-188(244+)-108(28)-72-117(4)-138(60)
技:ニードルガード / ツタこんぼう / みがわり / ウッドハンマー

ずっとこのポケモンを処理しやすい構築を使っていたためずっと舐め腐っていた。強かったよ……。

調整はおおむね元構築と同じ。

選出回数は少ない。基本選出4匹(ウーラオスニンフィア、イエッサン、オオニューラ)で戦いにくい時にどうしても出陣する感じ。例えばニンフィアがどうしても出しにくいけど相手にテツノカイナがいる……という時にテツノカイナを処理するために出す。あと当初の予定通り、うっかり滅茶苦茶通しやすい相手に遭遇した時にイージーウィンをもぎ取るウルトラCとして選出することもある。

グラススライダーをウッドハンマーに変えた。元構築における役割はクローズにおけるゴリランダー対策(というかゴリランダーをハメてイージーウィンを狙う)だったが、ウーラオスニンフィア、イエッサン、オオニューラがそれぞれほんのりゴリランダーに有利または嫌がらせの札を持っているため、その役割は薄いと感じた。それなら威力が高くて隙を見せた相手を刈り取るウッドハンマーの方が良いと感じた。パワーウィップは威力ゼロなので除外。

身代わりはそれこそゴリゴリのクローズ技という感じでバリューを感じず、草分け、グラスラ、地団太などを検討した。しかしぼさんないとでもすしむらさきさんとの前日練習でも、身代わり以外特に欲しいな~という技がなく、相手の行動を歪ませる技として残しておくことにした。結果てるチャレ本番で身代わりを一度しか使わなかったしそのバトルは負けているし、何よりもそのバトルは草分けがあれば勝っていた(オープンなので相手の立ち回りも変わっただろうが)ので、オープンなら他の技の方が良い。実際テラスクエアでは草分けに変えて挑んだ。使わなかったが、ここで使えば吹雪の被弾回数一回減らせるな、という場面があったため、多分間違いではない。

炎オーガポンは使っても使われても微妙だと感じたが、しっかり耐久を調整する、行動回数を構築段階から稼ぐ手段を持つ、軸ではなく刺さっている相手を殴り倒す役割に限定しておく、などをするととても強く、使用率一位の貫禄を感じた。持ち物・テラスタル固定で技も実質2か所固定なので、オープンにおけるディスアドも相対的に少ない(?)のも採用理由としてお気軽だと思う。

 

コータス
特性:ひでり
性格:れいせい
持ち物:もくたん
テラス:ほのお
実数値:177(252)-105-160-150(252+)-91(4)-22
技:だいちのちから / ふんか / かえんほうしゃ / まもる

ボックスの中にいたイエッサンもコータスもH236振りだった。しかし構築記事だとH252。なんでだろうと思ったら、252振りは16n+1で、236振りは16n-1だった。現環境は砂嵐よりもグラスフィールドの方が多いので16n+1がお得、それは間違いない。

こちらも選出率は低いが、トリルで攻めたいときは重宝した。テツノカイナが水・炎テラスがメジャーじゃなかったらもっと強かったのになあ。

ぼくがランドロスが重い重いって嘆いていた時に、「トリルコータスがいて重いことあるか?」と休歌さんに言われた。ぼくの経験的にトリルを決めてもなお対ランドロス不利のイメージだったが、そういえばパルデアのランドロスダイマックスしてHP2倍にしたうえにダイアースでD上げないし、オープンだったらチョッキ・炎半減テラスも事前に見えているので別のプランが立てられる。レギュD三ヶ月やって、未だに対ランドロスは剣盾が抜けてない。悲しいね。

 

使い方

基本①オオニューラ通るなあって時

先発イエッサン+オオニューラ 後発イイ感じ(大体ウーラオスニンフィア

パオカイ、カミユイ、単体打点が多い、威嚇がいない、岩雪崩の一貫がある、ブーストエナジーをカミツツミが持ってる、などが特徴。手助けテラス岩雪崩や指岩雪崩で相手を崩壊させて、スカーフウーラオスニンフィアでスイープしよう。

裏の選び方の基準としては、

①オオニューラで荒らした後トリルする→ニンフィアコータス

ランドロスや水オーガポンがいる→ウーラオス優先

③テツノカイナがいる→ニンフィア優先

モロバレルやゴリランダーがいる→オーガポンを検討

みたいな感じ。

 

基本②オオニューラ通すには厳しいなあって時

先発ウーラオスニンフィア 後発イエッサン+何か(大体オオニューラ)

現実は非情で大体こっちになる。水オーガポン、ランドロスウインディ、トリル、サーフゴー、ウルガモス、フェアリー技抜きアローラキュウコンなど。

ウーラオスニンフィアを積極的に通して相手を削り、途中でイエッサンを絡めて妨害しつつオオニューラを通していく。ニンフィアが2回ハイボ撃てたらかなり嬉しい。ウーラオスが一回スカーフで強打する→ウーラオスを囮に相手の行動をある程度吸わせる→ニンフィアがハイボする、の流れが作れる。

後発のイエッサンは現環境ほぼ必須で、イエッサンからサイコフィールドでオオニューラ、トリルでコータスと派生していく。

 

③色々仕方ない時

先発ウーラオス+イエッサン 後発イイ感じ(大体ニンフィア+オオニューラorコータス

上二つの選出が厳しい時。相手が単体打点中心で暗黒強打の通りが良い時に使う。ニンフィアがトリルでもトリルじゃなくても強い。

 

感想

元構築と休歌さんに勝たせてもらった。

勝った時、その勝因を探ると、休歌さんが語っていた「①範囲エースを通す②上振れを狙う③相手の上振れを防ぐ」のうちどれか二つ以上が上手くいっている時だった。そして負けている時はそれらを上手く活かせていないときである。ポケモンバトルの核心だったらしい。圧倒的感謝。

また、それらを全て自然にバトルに組み込める元構築は強い上に使いやすく、これもまた圧倒的感謝しかない。ランクマを前提としたクローズ構築だが、オープンでもかなり強い。なにせ僕を予選抜けまでキャリーしてくれたのだから。

恐らく休歌さんが一番力を入れていた「環境理解を構築に活かそう」は残念ながら知恵が足りずレンタルのほぼパクリだったためそれを十全に活かしきれたとは言い難い。しかし「環境理解」がそもそもスタートラインにいなかった(ランドロスは陽気鉢巻が一番メジャーだと思ってたほど)ため、その理解のための考察はプレイングへと活かされた。次はもっと自作構築で活かしてみたい。

正直ランクマで初見殺し擦ってニチャってるのが性に合っているのだが、オープンBO3もとても魅力的なゲームであった。ぶっちゃけ剣盾ではほぼ経験ゼロ、SVも2月のてるチャレが初で、そこからは8月のぼさんないとまで数回フレ戦する程度、という具合である。そういうわけで、本格的に取り組んだのは今回のてるチャレ・テラスクエアが初めてだったのだが、これはこれで面白い。今後も機会があれば取り組んでみたい。

【キタカミプロローグ最終日瞬間二桁】キタカミ式オオニューラニンフ【マニュガチグマ】

はじめに

はじめまして、またはこんにちは。

 

キタカミプロローグ楽しかった~!!!

 

ということで記事書きます。途中までは自分史上最強の結果だったのでまあまあ満足。なんと最終日夜にがっつり瞬間二桁です。

 

以下常体

 

構築経緯

ぼく「キタカミプロローグなんもわかんね~」

 

しょうがないので、プールを見た結果、今まで予選大会で使い慣れたイダイトウ、コノヨザルあたりがいた。あとちゃんと雨役としてニョロトノもいた。

 

最初に考えたのは、腕組みおっさんが嵐吹かさないので、雨波乗り水ガポンのロマンコンボだった。

これは何かに使えると思い、壺構築品評会で似たような構築出してた照相馬さんにDMで持ちかけた。誰かと構築を作ることに憧れがあったんだよな~。信頼できるオタクが周りにいっぱいいる。

そうして一緒に考えたところ、

ジャラランガ重すぎ。シャドボが最悪防弾に弾かれる

②ヤバソチャ(以下お茶)のシャカシャカ砲で全員釈迦釈迦にされる

③仲間大会が雨雨&雨のためメタられそう

などの理由で無事爆破することになった。のちに信頼できるオタクの一人がこれをさらにロマンにしたような構築使って仲間大会で結果を残しているが、SVの品評会でトリプルの構築持ち込むような人は非凡なので考慮しないこととする。

爆破した後に考えたのが、プールにいるイダイトウがどう考えても強くて偉大だということ。バカ火力ポケモンに見えて結構器用で賢い立ち回りもできるので、医大にも入れるだろう。

そこで色々考えてみると、イダイトウを使った構築と言えば、直近で使い慣れたこれがあった。

kobayasisinn.hatenablog.com

 

ペリッパーはいないがニョロトノはいる。やっぱポケモンと言えば雨パなんすわ。

だが肝心のニンフィアもチオンジェンもオオニューラもランドロスもいない。僕だけ使わせてくれ……。

あ~、

①C特化でも耐久確保できて

②相手に無効化されないで、威力高くて、仲間を巻き込まない範囲技で、命中安定で、威嚇に左右されない特殊技が使える

なんていう贅沢な神ポケモンニンフィアとかメガマンダみたいなやついないかな~!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おるやんけ!!!

 

 

①C135でニンフィアより高い

ハイパーボイスは仲間を巻き込まない特殊範囲技でタイプ一致

③特性・心眼でゴーストに無効にされず、鋼岩にしか半減にされず通りが良い

ニンフィアの技範囲の弱点だった鋼毒炎をランドロスが補っていたが、こいつは大地の力を一致で使えるので鋼岩を自分で処理できる天才

最高のポケモンがいた。

こいつをキタカミニンフィアと言い張ることで構築づくりがスタート

 

まず猫だまし役として最も早いマニューラをチョイス。赤ガチグマはS種族値52と中途半端に速いので、S振ることで、マニューラの凍える風と合わせて攻め込むこともできる。お前がキタカミオオニューラだ!

続いてガチグマをサポートする猫・壁役としてオーロンゲを採用した。ニンフロンゲの系譜である。相手のダメージをカットできるので、タイプも同じだし害悪すぎてポケモン界の災厄なので、お前がキタカミチオンジェンだ!

イダイトウは当然そのまんまニョロトノキタカミペリッパーと言い張れる

あとは選出率の高さが見込まれるサポート役のオーロンゲやマニューラと相性が良いポケモンとしてコノヨザルをチョイスした。

これで仲間大会に乗り込む。

 

ぼく「あ^~猫だまし+テラス眼鏡ハイボ気持ちええんじゃあ^~」

 

ニンフィアのスキンハイボに比べたら抜群突けないしそもそも威力も低いが、プールもパワーが低いのでとても楽しかった。

それはそれとして仲間大会の結果はイマイチだったので照相馬さんと相談。

①イッカコノヨが重い

②お茶が重い

ジャラランガが重い

環境のスリートップじゃんかよ。というわけで立ち回りや構築を見直す

コノヨザルを照相馬さん提案の飛行テラバジャラランガに変え、他にも色々見なおした。

そうして出来上がったのがこちら。

 

仲間大会で8-7だったりと微妙だが、本番は変更点はことごとく勝利に直結した。使いやすかった。照相馬さんに感謝。

 

照相馬さんの記事

teru-souma.hatenablog.jp

こちらも注目。

 

 

個別解説

マニューラ

特性:プレッシャー
性格:ようき
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:ゴースト
実数値:171(204)-140-92(52)-58-105-194(252+)
技:こごえるかぜ / イカサマ / ねこだまし / フェイント

もっとも素早い猫だまし役としてチョイス。また相手のスカーフを見抜けるようプレッシャーで採用。採用理由の猫だましに加え、ガチグマにSを振るのと合わせることで相手を破壊できる凍える風をチョイス。またコノヨザルが構築に入ってきたので袋叩きも採用し、最後は守ると迷ったが、この速さで火力が全くないのは困るのでイカサマを採用した。先述の通り、途中からコノヨザルからジャラランガに変えたことで袋叩きがいらなくなり、先制技兼守る剥がしとしてフェイントを加えた。

環境にドドゲザンとコノヨザルが多く、どちらも負けん気な上に苦手なので凍える風連打したいこの構築にとっては辛い。あえて凍える風で負けん気起動させてからイカサマ、みたいなカスプレイを通すことすらあった。またイカサマはオーガポンに結構入り、ハイボと合わせて大体落とせる。

技から先に決めたのでこのポケモンに火力はいらないと判断し、最速取った後は総合耐久が一番高いらしい配分で割り振った。マジシャとか棍棒とか地味に耐えてくれて偉い。

道具については仲間コノヨザルを叩く想定で防塵ゴーグルにしていたが、そもそも仲間大会でこの道具が活躍したのが一回だけだったのと、コノヨザルがいなくなって無意味になったので、照相馬さん提案のゴツゴツメットを採用した。この環境のイッカネズミはサポート型であろうと鼠算してくるらしく、1:1交換を狙えるとのこと。実際、仲間大会15戦でイッカネズミを2キルし、本番でも1キル取ってくれた。そこそこ接触で殴られるので、確定数をズラすのにとても役に立つ。相手のミリ残しドドゲザンがお見通しで見えてるゴツメを嫌そうな顔しながら触りに来て相打ちできたときはイキそうになった。

猫だましや凍える風でガチグマをサポートする。フェイントは地味に偉いがもう少し威力が欲しい。

性格については元々は凍える風連打するので臆病にしていたが、袋叩きをフェイントにするにあたって先制技の火力が欲しいということで陽気にした。

キタカミオオニューラとしては、特性軽業がなくて追い風が辛いことと、フェイタルクローパチンコがないことを除けばそこそこの働きをしてくれた。

ミニコラム:プレッシャーの立ち回りについて

初手で出しまくるのでS判定しやすい。

選出画面から、プレッシャーで素早さ関係を計りたい相手をあらかじめ注目しておく。

①マシマシラ→お見通しなのでスカーフかどうか判別できる。スカーフなら相手に猫だましがないので安心して猫だましできるし、スカーフじゃないならこっちの方が早いので安心して猫だましできる

ギャラドス→スカーフ滝登りが上位帯で使用者が多かった。後ろの立ち回りに影響する。

 


ガチグマ(アカツキ)
特性:しんがん
性格:ひかえめ
持ち物:シルクのスカーフ
テラス:ノーマル
実数値:189(4)-67-141(4)-205(252+)-108(180)-81(68)
技:まもる / ハイパーボイス / だいちのちから / ブラッドムーン

この構築のエースで、9割以上マニュと一緒に初手で出す。テラスタルして、ハイボやブラムをとにかく叩き込みたい。

眼鏡持たせていたころから努力値はこの調整だった。凍える風ビートを意識していたので素早さラインからまず決めた。今回は無振り60族抜き、凍える風2回で準速オーガポンと同速まで振った。あとは火力ぶっぱし、残りはツールで総合耐久が高いらしい振り方をした。

素早さラインについては大抵のガチグマの上を取れていたし、耐久も物理特殊ともに絶妙に耐えてくれたが、それでももう少し考察の余地があった。上位帯は実数値91、92、104(ぶっぱ)、しまいには補正かけて109とかまでいたらしい。凍える風1回で準速80族や85族を抜けるようにすれば対ジャラランガシャンデラがとても楽だったかもと思う。

ただ火力も耐久もこれ以上削れず、この配分だったおかげで勝った試合もあるので、なんとも言い難いところ。

苦手なイッカコノヨへの立ち回りを考えている時に照相馬さんが提案したシルクスカーフとそれで採用できるようになった守るはとても勝利に貢献した。ハイボブラム守るが気軽に打ち分けられるの最高過ぎる。相談していなかったら眼鏡の火力に脳が焼かれたまま突撃して爆死してただろう。

キタカミニンフィアとしての働きは十分してくれた。おおむねニンフィアだし、大地の力を自前で一致打点で使える点は、なんとあのランドロスすらも合体した感がある。STAR BURSTで使った構築のニンフィアランドロスを足して3で割ったようなイメージ

ランクマで使うニンフィアムーンフォースじゃなくてブラッドムーン使いてぇ~。


イダイトウ(オス)
特性:すいすい
性格:いじっぱり
持ち物:のろいのおふだ
テラス:フェアリー
実数値:195-180(252+)-86(4)-90-95-130(252)
技:まもる / ウェーブタックル / おはかまいり / アクアジェット

普通に偉大。元々は惰性でSTAR BURSTで使ったゴツメ耐久振りイダイトウを使っていたが、この環境では少なくともあの調整からは変えなければいけないのは確かで、特に調整も思いつかなかったのでテンプレ型にした。一時期照相馬さんの提案で、仲間大会で25戦やって一度しか使わなかったアクアジェットをフェアリーテラバに変えてジャラランガ対策と主張していたが、テラバーストも全く使わなかったのでアクアジェットに戻した。結局アクジェも本番で45戦中1回か2回しか使っていないけど。身代わりとか良かったかな?

フェアリーテラスは大嫌いな不意打ちをしてくるドドゲザン意識だったが、対ドドゲザンにはジャラランガを出すので選出回数が相対的に減るのと、ガチグマのテラスハイボぶち込みたい欲が抑えきれずさっさとテラスを切るせいで、フェアリーテラスタルは一度もやらなかった

そこそこ使い慣れていると思ったが、本番中はこのイダイトウというポケモンへの理解度が低くて負けたバトルも。お札150お墓参りが無振りオーガポンには確定一発だが水ガポンなど耐久振りには少し削ってても落としきれないこと、オーガポンのウッドホーンは相手が火力を落としていれば案外耐えること、を知らなくて負けた試合が1個ずつ。

 


ニョロトノ
特性:あめふらし
性格:ずぶとい
持ち物:オボンのみ
テラス:くさ
実数値:192(212)-85-121(116+)-114(28)-121(4)-109(148)
技:まもる / こごえるかぜ / ハイドロポンプ / アンコール

自慢の調整ニョロトノ。技を決めてから調整を決めた。

まず守るが個人的に必須で、ガチグマを通しやすくする凍える風も必須。水技枠については濁流、ハイドロポンプ、ウェザーボールで迷ったが、雨がない状況でも殴れるハイドロポンプを泣きながら選んだ。命中不安アンチなのだが仕方ない。最後の一枠は凍える風と相性が良く、強いかどうかは別として気持ちよくニチャって勝てるアンコールをチョイスした。

調整は、まず凍える風1回で準速オーガポン抜き。マニュが一回凍える風を入れて落とされ、後続のニョロトノがさらに凍える風をすることでガチグマがオーガポンの上を取って攻撃できる。Cはよく分からなかったので、雨ドロポンで自分のガチグマと同じ調整のガチグマを確定一発になるまで振り、残りは耐久にした。持ち物はオボンニョロトノが好きなのでオボン。

ハイドロポンプは本当諸説だったが、結果的に今回は上振れたのでハイドロポンプで正解だった。外した試合は結局勝ったか当てても負けていた試合だったし、そもそもほぼ外さなかった。

キタカミペリッパーとしては十分な働きをしてくれた。暴風がない、地震をスカせない、草技抜群などが辛かったが、高い耐久やアンコールなど、独自の働きで勝利に貢献した。

 


ジャラランガ
特性:ぼうおん
性格:ひかえめ
持ち物:いのちのたま
テラス:ひこう
実数値:155(36)-117-145-165(236+)-125-135(236)
技:まもる / りゅうせいぐん / はどうだん / テラバースト

照相馬さんの提案で、あまり役に立たなかったコノヨザルをパージして代わりに採用。苦手な相手に飛行テラバがぶっ刺さっている、という気づきは天才だと思った。環境終盤上位にムクホークが溢れていたのはそういうことだろう。

威嚇で火力を下げられず、ジャラランガやコノヨザルに飛行テラバをしたくて、格闘枠としてドドゲザンやガチグマに強い、という役割をこなすためには物理よりも特殊の方が都合が良かったが、C100はいくらなんでも戦う顔をしていない。仕方ないので控え目Cほぼぶっぱで命の珠を持たせるしかなかった。それでいてH無振りだとぴったり10nであり、珠を持たせるには渋い顔をせざるを得ない。本当数値が戦う顔してない。

そこでまず控え目だがぶっぱはせず236振り(11n)に抑え、Sもぶっぱの気持ちをこらえて236振り(最速70族抜き)に留め、残りをHに振ることで実数値155とし、まあ珠持っても良いかと思える数値にした。同族対決不安だが、マニューラの凍える風に頑張ってもらう方針。

技は採用理由の飛行テラバ、相手ジャラランガのテラス様子見したこともありそうだし選出的に対トリルで出しそうなので守る、使いやすい波動弾は確定。残りはスケイルノイズ、ソウルビート、竜の波動あたりと迷ったが、相手のジャラランガを突破したい以上音技を使ってもしょうがないし火力も足りないので、泣く泣く命中不安の流星群を採用した。本番ではほぼ外してないし外した試合は勝ったので上振れた。

飛行テラバはお茶やオーガポンにも刺さり、ガチグマにテラスタルしたい欲をグッとこらえるととても使いやすくなる。珠波動弾でガチグマやドドゲザンを一撃で落とした試合も5つか6つぐらいあり、コノヨザルではこうはいかなかっただろう。ガチグマ対策のためか捨て台詞やバークアウトも環境にいたが、それを防げる防音はとても強かった。

それはそれとして飛行テラバでお茶が落ちなかったときは目を疑った。

 

 

オーロンゲ
特性:いたずらごころ
性格:しんちょう
持ち物:ひかりのねんど
テラス:はがね
実数値:202(252)-140-97(92)-103-127(164+)-80
技:ねこだまし / ひかりのかべ / こわいかお / ソウルクラッシュ

元々抜群の毒、鋼、フェアリーを半減に出来る鋼テラスがちょうどボックスにいたので採用。調整は多分光の壁込みでハバタクカミのマジシャ耐えるとかそんな感じのやつであり、キタプロ用に調整したわけではない。あと一勝か二勝で最終二桁だったことを考えるとここで調整してれば……と記事書いてる今になって少し後悔しているが、実際そんな意味なさそう。

相手の行動を止める猫だまし、さすがに一つは欲しい攻撃技としてジャラランガに強いソルクラ両壁で運用していた。しかし選出率が悪く置物になりがちで、また凍える風を入れきれないとガチグマが通しにくいなどの理由で、リフレクターを切って照相馬さん提案の怖い顔を入れた。ガチグマがS2段階下げないとオーガポンや準速80族を抜けないのでこれは非常に良かった。また対トリルで仲間のガチグマに怖い顔をしてドヤ顔して勝った試合もあった。

キタカミチオンジェンのつもりだったが普通にオーロンゲだった。

基本的に後発から出すうえ、猫だましや怖い顔から入るため、光の粘土が活きたバトルは一回しかなかった。なんか別の持ち物にしたほうが良かったかもしれないが、これといって思いつかない。クリアチャームか隠密マントだろうか。

 

使い方

基本①

先発マニューラ・ガチグマ 後発イダイトウ・ニョロトノ

マニューラで猫だましして、ノマテラガチグマをガンガン通して、裏のイダイトウニョロトノで〆る。相手の行動止めたうえでのテラスハイボは非常に強力で、イカサマや凍える風ハイボといった二の矢が次げるのがとても良い。

一応フェイントが選択肢にあるので初手守る読みフェイントしても良いのだが、優木が足りずできなかった。

対ロンゲ→ロンゲに猫だましブラムを集中(テラスが状況に応じて相談)。倒しきれずミリ残しでも次のターンにフェイントが出来て仕事をさせない。レート1700からは世界大会出場者の隠密マントロンゲと二度遭遇して号泣した

対イッカコノヨ→イッカネズミにフェイントブラムを集中(テラスはしない)。これで後続の単体火力しかないジャラランガ・イダイトウでコノヨザルを攻め込めるようになる。仮にスカーフ命がけ・鼠算だったとしても、ゴツメのおかげで2:2交換取れるので、後続の雨やロンゲジャラが強い

対ジャラピッピ→ジャラランガを猫で止めてピッピにテラスブラムで倒す

対ジャラロンゲ→ジャラランガを猫で止めたうえでテラスブラム重ねて壁ぶち抜いて倒す

 

基本②

先発マニューラ・ガチグマ 後発オーロンゲ・ジャラランガ

対トリル、ドドゲザンいるけどガチグマがテラスする展開になりそうなとき、その他雨があまりにも通らなさそうなとき、などで使う。

先発マニューラガチグマで荒らし、トリルされたらロンゲガチグマで仲間怖い顔して意表突いたり、守る交代猫を絡めて粘ったりする。

対後発ドドゲザンのためにある程度ジャラランガの体力は残しておきたいことが多い。

 

相手が明らかに雨雨してる

先発マニューラ・ガチグマ 後発イダイトウ+ロンゲorジャラランガ

雨にタダ乗りしよう!

 

さいごに

予選以来行われていなかったオープン参加のインターネット大会がまさか復活するとは思わなかった。そしてそこでとてつもなく勝ちまくり、途中12連勝なんかもしちゃったりして、最終日夜に瞬間二桁中盤まで上がってこれたのも良かった。

また予選やSTAR BURSTを通じて誰かと時間をかけて構築相談することの大切さを学び、思い切って照相馬さんに声をかけたのが、とても勝ちに結び付いた。冗談抜きに、照相馬さん提案の要素で本番10勝ぐらい増やしている気がする改めて大感謝を申し上げたい。瞬間二桁中盤は彼の力無しでは成し遂げられず、もし一人でやっていたら瞬間レート1600すらも怪しかった。

これからもポケモンを頑張っていきたい。ここまで読んでくださりありがとうございました。最後にこちらの画像で〆よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真実

最高レート・1750

最終レート・1730(183位?)

悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい!!!

またじゃん!パルデアプロローグがまた起きてんじゃん!!!あと予選第三回も大体こんな感じだったじゃん!!!

あああああああああああもう悔しすぎる悔しすぎる!!!初戦負けた時終わったと思ったけどそのあと6連勝→2敗→12連勝(!!!)ってきたときはもうマジで過去最高に上振れてたんだよ!!!まじで強かったんだよあの時の俺!!!

残り19戦も残してレート1747まで来たときはついに最終二桁見えたうおおおおおおおとか思ったよ!!!ここから2勝ち越ししてれば最終二桁だったよ!!!

でもそういう時に世界大会出場者に遭遇して、隠密マントオーロンゲとかいうやばすぎポケモンに阻まれてさ!!!そこから3連敗して終わったと思ったけどなんとか6連勝で持ち直して!!!そこでぶち当たったのがまた世界大会出場者だったし!!!そこからまた連敗して終わったと思ったけどラスト3戦でレート上に3連勝すればワンチャン最終二桁あるってところで実際上に2連勝したけど最後の最後で負けたよ!!!チョッキキラフロル+お茶に3ターンぐらいドンピシャで行動読まれてね!!!

照相馬さんにいっぱい相談のってもらったし大会中メンヘラ起こしていっぱい構ってもらったのにこれ!!!なんだこれ!!!悔しい悔しい!!!

っていうか最終二桁ボーダー1760やんけ!!!世界大会出場者に最終2桁チャレ2回阻まれたってことやんけ!あと最後の最後実は1750まで盛り返して45戦目でチョッキキラフロルに負けた奴あれも最終2桁チャレだったじゃん!!!

 

 

3回じんかけ落としてる!!!

 

 

 

 

 

 

 

予選の時は「キタカミプロローグで3回じんかけ落とした思い出が力になる!」とかいって予選抜けチャレンジで急所当てまくりたいですね。

【決定!さいきょう鬼面衆!】参加レポート・小林視点

はじめに

kyukafuremingu.hatenadiary.com

STAR BURSTが終わって早々、その大会でのチームリーダー・休歌さんがこんな企画を作り出した。よくもまあこんな面白企画をポンポン思いつくものである。チーム戦のリーダー(事務手続き全部一人で背負い込む大変な仕事)終わった直後にこの企画と壺構築品評会の準備を始めているあたり、実に精力的な人だ。

 

さて、景品の色ガラルファイヤーは魅力的だが、これからバイト(注・筆者はフリーター)も忙しくなるし、ポケパラ参加ワンチャン掴むためにいろいろ考察も必要で、正直考察する時間がない。

 

ぼく「シングル不慣れだしな~……ん?」

記事「ダブルバトルだぞ」

ぼく「じゃあいけるやん」

 

なんだいけんじゃねえか。

そういうわけで参加することにした。

 

構築経緯

雑にハセベ(雨)カネミツ(晴れ)ムラマサ(ドドゲザンが強いし数が多い)のどれかが強いだろうと思ってそれらを連れて行こうとしたが、せっかくだしちょっとぐらい変なことをしたい。しかしメタ考察をする時間はあまりないのでパワーのある戦術を使いたい。そうして目に留まったのがこちら。

 

マサムネ:オーロンゲ・サーナイトアブリボン・ピクシー

 

小さくなるが没収されて大幅弱体化はしたが、この企画のプールが狭いのでピクシーの詰ませ性能は高い。ちょうどよく壁でサポートするロンゲもいるし、アブリボンサーナイトも悪さできそうだ。

幸いサーナイトとオーロンゲは育成済みがいる。一方アブリボンとピクシーは入国直後であり、新しく育成する必要があった。育成資材すらいないので、自分のソードから探してみることに。

 

ぼく「つっても剣盾で使った覚えはないんだよなー。ピクシーはピッピがいるから最低限……ん?」

 

ソードのボックスを覗いていると、フェアリータイプをまとめたボックスではなく、全く別のところにアブリボンとピクシーがいて、しかも並んでいた。ピクシーはまだしも、アブリボンなんて育成した覚えがない。

 

ぼく「いったいなんなんだ……」

 

ボックスにはその2匹を含む6匹が並んでいる。なんかの仲間大会で使ったやつか?

 

 

 

 

ピクシー、エルフーンカビゴンサマヨールジバコイルアブリボン

 

ぼく「うわっ……アレか……」

kobayasisinn.hatenablog.com    ↑アレ

記事を読んでいただければわかると思うが、キモい企画の名残だった。

 

正直ここまでは企画に参加するか半々だったが、こうなったら意地でもこのピクシーとアブリボンを連れて大会に参加することにした。すまんな主催。

 

使い方

①対ムネチカ・クニツナ・ライキリ・コテツ・マサムネ

初手ロンゲアブリボン、後発ピクシーサーナイト

ロンゲで壁、アブリボンで蝶の舞。上手く積んだらバトンタッチでピクシーにつないでコスモパワーしたりアシストパワーしたりする。

 

②対ムラマサ・カネミツ・ハセベ

初手ピクシーロンゲ、後発サーナイトアブリボン

最初からテラスタルピクシーで積ませに行って後ろからアブリボンが第二陣。

 

今回は相手の使う組み合わせが決まってるので、事前にどう選出するか決めた。

 

理由

ムネチカ・ライキリ→猫だまし持ちがいるのでアブリボン出しからが良さそうなので①

ムラマサ・カネミツ・ハセベ→天候やフェアリーへの弱点で火力えぐいのでピクシーがテラスしたい→アブリボンが舞う暇なさそうなので②

コテツ→有利そうなので①

マサムネ→有利をもぎ取らなきゃいけないので①

クニツナ→アブリボンが不利だけどテラス切れば良い(ピクシーはテラス必要ない)ので①

 

雑個体解説

ピクシー@食べ残し 竜テラス マジガ

図太いHB アシストパワー、コスモパワー、月の光、ムンフォ

詰ませる。竜テラスの理由は雨晴れのパワーを受け止めれて鋼・毒が効果抜群じゃないことが決め手。鋼が等倍だが、対ライキリでダイノーズ相手にテラス切っても電気が抜群にならないのが水と違って偉い。

天然じゃないとミラーガン不利だが、ゲンガーから毒を浴びるのが嫌だったのでマジガにした。

 

オーロンゲ@光の粘土 鋼テラス

ボックスの中にいた耐久特化 両壁、ソルクラ、捨て台詞

今回のプールの中で最強ポケモンだと思う

 

アブリボン@隠密マント 水テラス スイートベール

最速キュウコン抜き残りHB特化 花粉団子、マジシャ、蝶舞、バトン

舞ってバトンする。スイートベールにしたのはドレディアの眠り粉が嫌だったから。鱗粉怖くて猫だましはしてこないだろうけど、一応隠密マント持たせた。

水テラスの理由は晴れ雨鋼に強いから。ピクシーと違ってドラゴンにしないのは、対ライキリでこいつの役割は諦めてるから。

 

サーナイト@襷 トレース

控え目CS ムンフォ、アンコール、癒しの波動、スキスワ

補完枠。3匹で戦術が完成してて、こいつの役割が浮いたので適当にサポートっぽいことさせることにした。この記事は個体解説までは本番前に書いているのだが、絶対この後「サーナイト考察すりゃよかった」って愚痴が飛び出るので乞うご期待。

癒しの波動でピクシーを回復、アンコールとスキスワでピクシーミラーの天然をケア。

 

 

サーナイトの特性なんかおかしいね?

対戦レポート

一回戦・休歌さん

ローブシンジャラランガエルレイド、ヘラクロス

いきなり主催で草。まあなんとかなるやろで上記選出した。

初手でローブシンが炎テラス炎のパンチでアブリボンを壁越しに倒してきた。その後サイコカッターやらリフブレやらが一度も急所に当たらずイイ感じにやれていたが、満を持して登場したジャラランガに焦って集中したら守るされ、ダメージレースに負ける。

それでもジャラランガ倒してピクシー対ローブシンの対面作れたが、ほんの少し残ったHPをきっちりマッハパンチで削られて負け。

ピクシーのドラゴンテラス強要された上でジャラランガが出てきて、慌てて倒そうとして集中したら守られたのが敗着だった。あと油断せずアブリボンをテラスさせていれば蝶の舞バトンできたのでもっと違う展開だったはず。

 

二回戦・ターナーさん

ニョロトノ、ルンパッパ、カジリガメ、イダイトウ

ツイッターと同一人物であれば、最終二桁何回も取ってるすごい壺職人。予定通り選出した。

初手雨ウェブタをドラゴンテラスで受け切りそこからイイ感じに受け切れていたので勝ったかなと思ったが、なんとカジリガメがドラゴンテール持ってて要塞ピクシーを排除された。うーん負け。そこからなんとか粘ってみるが最終的に希望を託した壁をサイコファングで割られて冷凍ビームされて負けを確認した。ここまでされたらしゃーない

あとここでサーナイトが特性ミスってることに気づいた。特性テレパシーやん……相手の特性奪って変なことするつもりが……。

 

三回戦・くろとんさん

サマヨール、ドドゲザン、オーロットシザリガー、ゲンガー

相手の選出→シザリガー以外

サマヨールが呪い、オーロットが宿木でびびったがマジックガードのおかげで耐えた。コスモパワーと壁と蝶の舞バトンとアンコールと癒しの波動を上手く活かしてずっと有利に立ち回った

あとドドゲザンが総大将だったおかげで最後に残ったピクシーロンゲでソルクラムンフォをしやすかったのが良かった

宿木オーロット、痛み分け呪いナイトヘッドサマヨと長期戦要素ばっちりの相手だったせいでこのラウンドで最遅だった

 

三回戦・BomberNinjaさん

サマヨール、ドドゲザン、オーロットシザリガー、ゲンガー

同じ選出した。

ドドゲザンが初手でゴーストテラスしてくれたおかげで全体的に気楽に戦えた。ムンフォで負けん気発動するのが痛いのでね

コスモパワーを無事6回詰めて勝ち

最終的に相手はシザリガー未選出だった

曰く、一回戦ですしむらさきさんのオーロンゲにけたぐりされてドドゲザンが倒されたらしい。そのトラウマで霊テラスしたら見事に仇となったとのこと。すしむらさきさんに感謝

 

終結果2-2

考察正直全然できていなかったので全敗しなくて良かった。ピクシーの特性は最後まで迷っていたが、マジガだったおかげで宿木も呪いも弾き飛ばせて安心した。

全体的にピクシーがとにかく急所を貰わなかったのでこいつの特性はシェルアーマーだったかもしれない。急所貰ってたら全敗だった。

 

おわりに

色ガラルファイヤーワンチャン貰えないかなって思ったけどダメだった。まあしゃーなし。こういう面白企画は体力使わないからまたやりたい……と言いたいところだが使った構築が体力構築だったのでめちゃんこ疲れた。全部長期戦だったので大体最後の方で、終わったら即次のラウンドが始まる感じで大変だった。

ちなみにサーナイトの特性間違いは特に響かなかった。よかった~

 

【ダブルバトルS10最終813位】レギュC振り返り滅び寿司

はじめに

はじめまして、またはこんにちは。

S10後半に握ってた構築の記事です。タイトル通り一応最終三桁です。あと3回これ続けてSV発売から一年間全部最終三桁を名乗っていきたいですね。

 

以下常体

構築経緯

STAR BURSTの考察中に巡り合ってパクったこの構築(記事)が強すぎて今月ずっと擦るつもりだったが、急にグラススライダーとオーガポンと三毒とお茶が解禁されて世界が変わってしまった。

 

①グラスラ→イダイトウがテラスを強要される

②オーガポン→一番メジャーな火ガポンにハイボが通らない、ニンフィアがテラスタルしても草技が抜群で受けにくい

三毒→ハイボが通りにくいし弱点突かれる

④お茶→猫だましが通らない、シャカシャカが刺さる

 

なんだこれは、たまげたなあ……。

 

明らかにランクマで回しにくくなったので別の構築を模索してたら、FFがこんなツイートをしてくれた。

滅び寿司はレギュAからいるSV伝統の戦術だが、正直あまりマッチングしたことないため珍しい戦術扱いしていたし、レギュC以降は全くマッチングしていない。そんな中、ニョロトノを機に雨滅び寿司をしようという発想がとても面白かった。この後僕がツイートしている通り、壺構築品評会なるイベントで見たら10点出してたかもしれない。

 

ニョロトノがいないので雨は諦め、今滅び寿司をあえて使ったら刺さるのではないかと思って作ってみることにした。あれ?面白い所全部消えたぞ

 

ポイントは、選出画面で滅び役が臭くないこと。サケブシッポとかは臭い例。そうして考えた結果、どの構築にもとりあえずいるハバタクカミに決まった。より滅びっぽさをなくすための臭み消しとしてイーユイをさらに追加投入。見た目がらっきょうみたい。

ここまでくると悪ノリが抑えられず、見た目を完全にテンプレにしたうえでヘイラッシャの隣に置きたいポケモンのロマンを求めようということで、パオカイを入れた。

並びだけ見たらPJCS開幕と言ったところである。技マシンで黒い霧が配られ、急所率アップの命中100威力100のインチキ技を使うポケモンに溢れてる中で使うのはなんか違う気がしてきたが、一度も急所当たってないのでヨシ!

 

個体解説

poketool.mega-yadoran.jp

このサイト使いました。便利!

 

パオジアン
特性:わざわいのつるぎ
性格:いじっぱり
持ち物:いのちのたま
テラス:どく
技:まもる / アイススピナー / ふいうち / せいなるつるぎ

ASぶっぱ。襷がコンセプト上シャリタツに取られたので余ってる珠にした。珠パオジアンに憧れていたのもある。

不意打ちで無振りハバタクカミ・シャリタツを確定に出来たりと面白パワーはあったが、最速襷の方がやはり使いやすいなと思った。せめて最速珠にしたほうがよいかも。意地珠テラス毒パオジアンに憧れがあったので使い続けてみた。

アイススピナーの理由は命中安定と、環境に爆増したゴリラオーガポンのフィールド剥がしてニチャりたかったから。


カイリュー
特性:せいしんりょく
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりハチマキ
テラス:ノーマル
技:アイススピナー / しんそく / じだんだ / つばめがえし

HAベース

AS鉢巻飛行テラバカイリューばっか使ってきたが、一応ノーマルテラスも育成してあったのでボックスからポンと出して、特に問題なかったのでそのまま使い続けた。

シャリタツが滅んだ後ヘイラッシャと並ぶことを想定しているのでどうせ神速しかせんだろうということでHAにしている。

精神力はパオカイラッシャ見て威嚇猫だまししてくる相手への対策。H振りしてるのでマルスケほどではないにしろ意外な硬さがあった。のちに分かったことだが、精神力カイリューは耐久振らないと災いの剣鉢巻ノマテラ神速をほぼ耐えないらしく、今の世の中が精神力HAに溢れている理由が分かった気がした。

ギミックが見事に決まって、ある程度崩れた相手にヘイラッシャと並べて神速連打するととても気持ちが良い。

 

ハバタクカミ
特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
持ち物:せいれいプレート
テラス:フェアリー
技:マジカルシャイン / シャドーボール / ほろびのうた / ムーンフォース

H20、B252、C92、D4、S140

最速オオニューラ抜き(準速カミパオも抜ける)、特化ゴリラのフィールド鉢巻グラスラ耐え

今回のご自慢のギミック。物理耐久、速さ、火力の全部が欲しかったので変な調整になった。普通にHBブエナのほうが使いやすかったと思う。

初手でシャリタツと並んで滅ぶ。滅んだターンに倒されないとそのあとが気まずい。H20振りが活きてハバタクカミのシャドボをたまに耐える。たった今計算してみたら、臆病C252シャドボは無振りだと最高乱数で落ちるらしいが、H20振るとぴったり確定耐えになるらしい。へ~そうなんだ。

 

イーユイ
特性:わざわいのたま
性格:おくびょう持ち物:こだわりスカーフ
テラス:ゴースト
技:かえんほうしゃ / あくのはどう / バークアウト / ねっとう

CSぶっぱ

熱風をほぼ外さないイケメン。外した試合はそのあと勝つかどうせ負けてただろうのどっちかだった。ゴリラオーガポンが多い今の環境に刺さり気味。

 

シャリタツ
特性:しれいとう
性格:おくびょう
持ち物:きあいのタスキ
テラス:はがね
技:こごえるかぜ / りゅうせいぐん / だくりゅう / まもる

CSぶっぱ

凍える風ふかせたあとヘイラッシャの体内で倒れる。割とハバタクカミ狙いされることが多く、安全に行くなら初手守る滅びだが、割と強気に凍える風でS下げに行くことが多かった。ハバタクカミとシャリが並んだ瞬間、圧力が足りないor滅びだと看破されてハバタクカミ・トルネロスみたいなのに範囲攻撃連打されてシャリタツが落ちるとゲームエンド。相手によってはまんまと追い風マジシャとかしてくれるだけに、同じ構築と戦っても相手によって動きが違うのがかなり辛い。

相手が初手ヒスイウインディとか出してくると、濁流警戒でテラス切ってくれることが多いので嬉しいが、岩雪崩でシャリタツ死亡率も高まるので痛し痒し。

 

ヘイラッシャ
特性:どんかん
性格:いじっぱり
持ち物:たべのこし
テラス:ひこう
技:まもる / いっちょうあがり / テラバースト / ウェーブタックル

ASベース

今は鈍感で耐久振りベースが流行りらしいが、ASで使ってみた。カミパオが多い以上、S振っていっちょあがりでそれらを抜く方が強いし使いやすいでしょという判断。

飛行テラバの理由はゴリラオーガポンウーラオスが環境に多かったから。ただゴリラオーガポン相手に出すのに浮いちゃうのはかなり損した気分にはなる。他候補として氷柱落としが痛くない上に火傷もモーマンタイでカミユイに強い炎テラス、三毒ニンフィアやハバタクカミに強い毒テラスが有力だったが、それぞれ水流連打がキツい、ランドロスがキツい、ラスタル変えるのが面倒くさいといった理由で却下となった。

普通に今の環境でも寿司は暴れられる。テラスタルを強いられ、オーガポン相手にお祈りを強いられ、選出画面で悪ラオスじゃないお祈りを強いられるが、それでも強い。

トルネロスでは大体先発で出てくる。できるだけトルネロスを相手の追い風が切れる前に倒しておく(その際にいっちょあがりを使いたい)ことで相手を上から殴っていく状況が作れるのでオススメ。

現代のハバタクカミはAアップしてない特化ヘイラッシャのウェーブタックルを毎回ミリ残しで耐えてくる。中にはそれを見越して冷や水かけてくるトルネロスもいた。

 

使い方

基本

先発ハバタクカミ・シャリタツ 後発ヘイラッシャ+よさげ枠(大体カイリュー

ハバタクカミで滅び、シャリタツは凍える風で嫌がらせしたり守るしたりしてなんとか生き残る。ハバタクカミが倒れたヘイラッシャ出して暴れ、シャリタツが滅んだら後発から汎用アタッカーが出てきてヘイラッシャと一緒に暴れる。

ロマンを求めるならパオジアンと並べて夢の災いの剣寿司ができるが、実現したのは一回だけだった。ほぼカイリュー。ただ鉢巻神速+寿司も十分ロマンがあった。

シャリタツはわりと初手凍える風で強気に攻めても生き残れる。順位が3桁越えると露骨にシャリタツ処理されることが増えて惨敗する。

この選出のポイントは、「よさげ枠で処理できないやつを選出画面で決めておき、寿司でそいつを先に倒す」というプランを立てておくこと。例えばカイリューの場合は、神速で倒せないハバタクカミ、ヒスイウインディ、ゴーストテラス(パオジアンやイーユイやトルネロス)しそうなやつ、あたりに目をつけて寿司で倒しに行くようにすると良い。おお、この段落、この記事で唯一強そうなこと言ってる!!!

 

汎用攻め

パオカイカミユイからイイ感じ

滅びコンボや寿司が通らなそうなとき。

ハバタクカミが速度耐久火力が中途半端だし、パオジアンが襷じゃないし最速じゃないので使いにくい。

 

先発パオカイ 後発寿司寿司

たまにやったやつ。対パオカイでやった気がする。滅んで寿司と並べなくても、寿司を倒した後に襷シャリタツとパオカイどちらかが残るパターンは普通に相手視点理不尽なので強い。

 

おわりに

最初はオモチャのつもりで組んだので、パオジアンが適当だし、ハバタクカミの調整も多分効率よくないし、シャリタツカイリューイーユイはボックスにいたのをそのまま使った。色々考えるべきところは多いが、とりあえずなんかそこそこ勝って最終三桁に残れたのでヨシとする。改善するとしたらまずはハバタクカミの技構成と持ち物。

この6匹の並びはレギュCのテンプレの一つで、レギュDでもたまに見られた。懐かしい気持になった人も多いと思う。そこに滅びを一つまみして楽しめたのは良かった。ちなみに滅びギミックの成功率は体感8割ぐらいでよく決まったが、対3桁以上相手だと5割ぐらいになる。ハバタクカミ・シャリタツの並びがあまりにも圧力不足だから、耐久振りトルネロスはここで追い風しないで一旦殴っちゃえってなるのだろう。

レギュAで世界を支配した後寿司はどんどん数を減らしていったが、今もまだまだ現役な感じがする。これで禁止伝説加入後もまだ現役とかだったら流石に笑うかもしれない。レギュEで追加されるポケモンもヘイラッシャにガチで強そうなのは少ないように見えるので、さらに現役なんだろうなあ。

ここまで読んでくださりありがとうございました。