小林のポケモンブログ

主にポケモンの構築記事・考察のブログです。基本的に投稿頻度は少ないです。ソード・シールドでは今のところダブルバトルメインでやっています。

【S16ダブル907位・2024第三回予選413位】守る無し追い風アグロ【予選振り返り第三回編】

 

はじめに

まずは第一回・第二回編をご紹介。

 

kobayasisinn.hatenablog.com

 

↑の記事は第二回予選が終わった直後に書いたものでした。今は第三回予選が終わった直後です。タイトルの通り余裕で予選落ちしました。おかしいな……上の記事書いてる時は第三回で抜けてるつもりだったんだけどな……。

 

それはそれとして使った構築は気に入っているので、空き巣ランクマで無理やり最終三桁に滑り込んで見栄えを整えてから構築記事として出すことにしました。構築経緯を中心に、第三回予選の思い出や取り組みも書いてます。

 

以下常体。

 

 

構築経緯

構築経緯の最初にも出来上がった構築画像貼ってもらえると見やすいって言われたので貼ることにした。レンタルコードは残ってないかも。

ハバタクカミ・ウーラオス・タケルライコ・ゴリランダーを考察する

第一回予選が終わったあたりから、タケルライコが再び評価を爆上げしてきた。ブルプロの時は「威力70に剣盾ゴリランダーの幻想を追いかけてた」「迅雷が思ったより威力出ない」「結局不意打ちだから弱い」と前評判に対して私は散々な評価を下していたし、実際ブルプロで苦しめられることはあまりなかった。

だがどうだろう、実際はランクマと予選でタケルライコが猛威を振るいまくっていた

そのせいで第二回予選は前日に構築を変えることになり、結果も散々であった。

そういうわけで、まずは直前構築変更の元凶である、ハバタクカミ・ウーラオス・ゴリランダー・タケルライコの4匹を組み込んだ構築を作ることにした。

色々考えた結果、ハバタクカミ・ウーラオスの組み合わせの出力を上げるためにSブースト凍える風ハバタクカミ・鉢巻ウーラオスとした。タケルライコは食べ残しかチョッキで迷ったが、ゴリランダーにチョッキを持たせたいので食べ残しにした。残り2枠についてはランクマで遭遇したこの4匹入りの構築を見返した結果、アタッカー2枚(パオジアン+化身ランドロス、炎オーガポン+化身ランドロスなど)、またはアタッカー+ガオガエンの組み合わせが多かったので、ガオガエンは採用した。全体的にS操作がないのでエルフーンを採用。追い風ミラーを見越した綿胞子、迅雷読み変化技を咎めるアンコールのシナジーに期待した。実際はトルネロスガオガエンと2回遭遇したのでトルネロスが良かったかも。

実際使ってみると難しく、凍える風を外すと終わる、流行しまくったキュウコンフリーザー+ヒスイウインディに弱い、色々小癪な対策入れたけどモロバレルに弱すぎ(ミガワリさんに指摘された)、後発パオジアンに弱すぎ化身ランドロスが辛い、などが弱点が多かった。特にSブースト凍える風は使われている時は最強に見えたが、使う側に回ると隠密マント・クリアチャーム・負けん気・外しなどがとても辛い

 

そういうわけでこの構築を一旦わきに置いて、新しい構築を模索した。

 

エンジョイ!

『寿エンパイア』という寿司バトル漫画にはまったので寿司を握ることにした。

うろ覚えだが、

ヘイラッシャ(鈍感隠密・妖テラス、ウェブタ・いっちょあがり・地震・守る)

シャリタツ(スカーフ、濁流・流星群・テラバ・こごかぜ)

ハバタクカミ(眼鏡CS、シャドボ・ムンフォ・マジシャ・パワージェム)

悪ウーラオス(霊テラス鉢巻、インファ強打不意打ちとんぼ)

エルフーン(霊テラス襷、追い風・ムンフォ・綿胞子・アンコール)

翡翠ウインディ(意地っぱりクリチャ、岩雪崩・フレドラ・神速・守る)

とかだった気がする。

めちゃくちゃ弱かった。後発ヘイラッシャのテラスタルがキモなのに、先発ウーラオスがしょっちゅうテラスタルを切り、相手のゴリランダー・悪ウーラオス・タケルライコに負けまくった。

 

猫だましひっかけエルフーンアグロ

寿司のサブギミックとして採用した隠密マントエルフーン・霊テラス鉢巻ウーラオス・控え目眼鏡ハバタクカミ、の3匹の組み合わせが強かったので、そちらを軸に組むことにした。

この3匹のコンセプトはエルフーン+ハバタクカミor霊テラスウーラオスで出し、相手がどちらに猫騙ししてきても追い風+拘り高火力をぶち込んで初手からアドを取れる、というもの。

依然流行していた雪パに弱かったのでエンジョイからヒスイウインディを流用。ガオガエンと違ってカイリューを睨めてるのがお洒落ポイント。苦手なモロバレルは化身ランドロスサイコキネシスを仕込めば汎用の範囲で予想外の一撃で倒せることに気づいたので化身ランドロスを採用。

ラスト1枠については、

①トリル対策になる

モロバレルに強い

③パオジアンを睨める

を求めた。サーバーメンバーのケヤキさんから草食ヒスイヌメルゴンを薦められ、自分ではHDチョッキバウッツェルが思いついたが、仮構築のためにこんな怪しげなポケモンを育成したくないので、エルフーンの技を少し弄って(綿胞子→ミストフィールド)トリルに嫌がらせできるようにしてからチョッキテツノカイナを入れた。その結果、それなら別にワイドフォースに素で弱いテツノカイナじゃなくてヒードランで良いなということになり、チョッキヒードランを入れた。

ランクマで回してみたところ、4桁後半~5桁でも全然勝てず、5勝11敗と大きく負け越した。軸のエルフーン・悪ウーラオス・ハバタクカミと、これらが辛い特殊に対して広く見れるチョッキヒードランはとても良い感じだった。一方で、御覧の通り(日本晴れで対策した風を装っているが)水の一貫がすさまじく、特に水ウーラオス・水オーガポンが辛い。また素で抜いてるのがハバタクカミだけな上に地面技でかなりワンパンしてくる追い風ミラーの化身ランドロスもかなり辛い。またパオジアンも辛い印象を受けた。

 

そこで軸の3匹に感触の良いヒードランを加えた合わせて4匹を続投し、残り2枠を考えていくことにする

 

守る無し追い風アグロ

5枠目に求めた条件は、

①パオジアンと水ウーラオスに強い

②化身ランドロスに弱くない(地面技に受け出しできる)

③追い風に頼り過ぎなのでS操作できるようにしたい

これで最初に思い浮かんだのがゴツメクレセリアで、次いで思い浮かんだのがゴツメギャラドスだった。

両者の要素を色々比較した結果、どっちもどっちという結論に至ったので、とりあえずクレセリアは手元にいるから新規でギャラドスを育てることにした。

 

ラスト1枠については、現状のメンバーで対処しにくいトルネロス+よくあるアタッカーの並びへの対策を考えることにした。対策の方向性としては色々あるが、エルフーンと並べて追い風しながらトルネロスをワンパンできるポケモンを模索する。トルネロスワンパン選手権開催だ!

条件

①初手でエルフーンと並べる
②相手の初手トルネロスが引きたがらない・テラスしたがらない
③相手のトルネロスは無補正H252B212(自分で使うとしたらこれになるから)
④鉢巻・眼鏡使用不可
⑤テラスタル使用可能
エルフーンの技構成は追い風ミスフィ日本晴れムンフォ。選手権参加ポケモントルネロスより速いなら何かエルフーンもできるが基本追い風することになりそう
⑦命中は安定が望ましい

こうした条件に当てはまるポケモンとして、クリチャ岩テラスイダイナキバ(エッジ・諸刃採用)、命の珠を持たせたポリゴンZサーフゴーラティオス(電気テラスor氷テラス)、などが思いついた。ラティオスが素早いし浮いてるし化身ランドロス・水ウーラオスを上からワンパンできるしでとても魅力的に感じたが、氷テラスタルが弱いのは氷テラス霊獣トルネロスで知ってるので踏み込めなかった。今思うと結局水ウーラオスと化身ランドロスは最後まで重かったのでラティオスでも良かったかもしれない。

これらの候補を考察した後、急に降ってきたのがパワフルハーブ+エレクトロビームのブリジュラスだった。元々Cが高く、効果抜群で高火力な上に放つ前にCが上がるから実質眼鏡。テラスタルもいらず、頑丈にすれば襷も要らないため後発追い風アタッカーとしても良い働きができる。

というわけで、ラスト1枠にブリジュラスを放り込み、それぞれを強く使える技と持ち物にした結果、構築が完成した。

ダブルバトル最強技の守るがないというとんでもない構築になってしまった。出来上がった瞬間頭を抱えたが、実はこれはある意味で僕が予選抜けを目指して握るのにぴったりの構築である。

①隠密マント・霊テラスによる猫だまし透かし、ミストフィールドによるワイドフォース・グラススライダー・キノコの胞子の弱体化など、相手の強い動きを止める初見殺し要素が多くある

②鉢巻と眼鏡とパワフルハーブ技の出力が高いため、相手が何か隙を見せたり読み間違えたり初見殺しに引っかかった瞬間、一気に勝負を決める一撃を叩き込める

つまり、相手の隙・びっくりを生み出しやすく、そこに叩き込む一撃が出力が高くて強力、ということになる。予選を抜けるには強者たちとどこかで戦わなければならないため、実力が足りない自分が予選を勝ち抜けるにはこうした「まぐれ勝ち」の要素を組み込むのが正しいのである。

構築名は、偶然守るがなくて面白いので、守る無し追い風アグロとする。

 

個体解説

エルフーン

S→最速ウーラオス抜き

残り→HBっぽくしてウーラオスに強くする

この記事で最初に紹介したカミウーラゴリラライコで使った個体。この時は悪ウーラオスの暗黒強打が一貫するのを解決するために育成したため、ウーラオスに受け出しすることを意識した育成になっている。

隠密マントは猫だまし対策。ついでに凍える風やバークアウトの対策になるかもと期待していたが、効果があったかは微妙。猫対策としては最高に働いた。

追い風は確定で、ムンフォもウーラオスやタケルライコやパオジアンといった苦手な相手を殴れるので確定。

ミストフィールドについては、ゴリランダーのグラススライダーでハバタクカミが倒される、ワイドフォースをチョッキヒードランが受けられない、モロバレルドレディアが永遠にうざい、あたりを解決するために採用した。竜技半減については、ブリジュラスミラーで相手だけがテラスタルを切っている時に役に立つことはあった。初見殺し要素。

日本晴れはハバタクカミの火力を底上げし、かつ相手から天候や水技の威力を奪うために採用。3月半ばに流行していた雪パはキュウコンフリーザー・水オーガポンあたりが晴れでかなり機能停止する。これはとても強かったが、タケルライコを倒すためにハバタクカミの火力を底上げするべく日本晴れをしたらタケルライコにタダ乗りされる、という事件が多発した。初見殺し要素。

構築の屋台骨で、これが上手に働いてくれないと始まらない。ミストフィールドはワイドフォース系の対策として採用したため、ガチトリルにも選出する。全体的に中速ばかりになったため、追い風中に試合を決めるか、もう一回追い風するかを意識しなければならない。

龍テラスは炎オーガポンなどの炎タイプを意識しつつウーラオスに抜群を突かれないタイプを選んだが、有効に働くことはなかった。水とかで良かったね。

ハバタクカミ

色々普通の眼鏡ハバタクカミだが、控え目CSぶっぱは今は一周まわってそんなにいないと思う。眼鏡ハバタクカミを日本晴れで強化するならSブーストできる臆病の方が普通は強いが、テラスムンフォでH252D4イエッサン♀を一撃で倒せる確率ががっつり変わってくるので思い切って控え目にした。S操作は追い風にゆだねる。

眼鏡ハバタクカミの最後の1枠は特徴が出る所だが、今回はパワージェムにした。ガオガエン、炎オーガポンあたりを意識している。特に炎オーガポンを大体ワンパンできるのが強いクレセリア+炎オーガポン、のような組み合わせに対し、特化眼鏡パワージェム+特化鉢巻暗黒強打で、相手に何もさせず2匹を吹き飛ばすことが可能。

 

悪ウーラオス

普通の鉢巻ウーラオス。テラスタルは当然毒や鋼や悪の方が絶対に強いが、猫だましを透かすためだけに霊テラスにした。一応カイリューの神速を透かせる等の利点もあるが、神速を透かしたいカイリューがいる構築には不意打ちを持つ悪ウーラオスやパオジアンがいるので利点としては微妙なところ。

相手が猫騙しをエルフーンにすることが多かったため、無駄にゴーストテラスを切る→後ろがテラスタル使えないし相手がはたき落とすや不意打ちをしてくるしでウーラオスが動かしにくい、みたいなシチュエーションが多くあった。しかしやはり霊テラスで相手の猫騙しを透かして鉢巻火力をぶち込む瞬間は快感である。特化鉢巻インファイトは威嚇込みでも大体のガオガエンをワンパンできるのもかみ合いが良い。

とんぼがえりは、相手の初手水オーガポン・パオジアンに対し、追い風と組み合わせることで様子見できるのが良かった。これでとんぼがえりの引き先として水オーガポン・パオジアンに強いのがいればなおよかったが、構築段階でそこまで考えられなかった。

毒突きは死ぬほどキツい妖テラスタケルライコへの貴重な打点として採用したが、ランクマで滅多に使わず予選で使った回数もゼロだった。そもそもライコ入りの構築は、ウーラオスを迅雷で倒すためになんとしても削りを入れるなり火力を上げるなりするため、毒突きをぶち込めるシチュエーションは少ない。こんなことなら不意打ちを採用しておけばよかったと考える。追い風が切れた状態でお互いラス1の削れたハバタクカミ・削れた化身ランドロスと対面して負けることが予選で合計2回か3回あった。これ勝ってれば予選抜けれたぐらいのレートだったんだよな~。と負け惜しみをしておこうとしたが、不意打ちがないおかげで思い切ったチンパンプレイができて結果相手の読みから外れて勝ち、みたいな試合もあった気がするので、どちらにしても予選落ちしていた。

 

ちなみにここまで紹介した軸の3匹は、予選・ランクマともに選出率が96%を超えている

 

ヒードラン

S→追い風で最速ハバタクカミ抜き

残りHC→Cは11nまで削った。

予選期間中何度かサーバーメンバーのさんぽすたーさんが「ヒードランはいいぞ」と布教していたが、実際に使ってみると確かにかゆい所に手が届いて使いやすかった

ガチグマ入り以外のトリル(イエッサン、グレンアルマ、ブリムオン、コータスあたり)や、ランドロス・ウネルミナモ以外の特殊ポケモン(ハバタクカミ、イーユイ、タケルライコ、サーフゴー)に強く、環境を広く見ることができる。特にハバタクカミ・イーユイの組み合わせは対策困難であり、そこにこいつを1匹選出するだけで楽に立ち回れるようになるのは良かった。それでさらにトリル対策も出来るのだから偉いものである。

技はおおむね普通で、飛行テラスを採用。地面・格闘を受けられるようになり、テラバーストでウーラオスをワンパンできるようになる。

 

ギャラドス

S→追い風でハバタクカミを抜くついでに最速ドラパルトも抜き、そうすると偶然役割対象になりそうな準速スカーフ霊獣ランドロスと同速になった。

残りHB。

構築の歪みを引き受けたポケモン。ウーラオス、パオジアン、ゴリランダー、ガオガエン、ヒスイガチグマ、炎オーガポン、ランドロスあたりを対策するために採用し、そこを意識した型にした。水オーガポンは鉢巻ウーラオスで気合で倒すのが日常になっているのであまり意識できておらず、威嚇でAを下げたところで何もできない型になっている。

技は採用理由のS操作は電磁波を選択した。相手2匹をSダウン出来る上にランドロスや襷持ちに嫌がらせ出来る凍える風、命中安定で地面・電気タイプにも効く怖い顔、などの候補もあった。ハバタクカミのSを半減してアイアンヘッドをしたかったのと、ギャラドスを選出した時はサイクルになる可能性があり交代されてもS操作が残るようにしたかったので電磁波にした。とはいえこれらは言い訳で、ぶっちゃけ麻痺ワンチャンに期待していた。

ガチグマやランドロスに選出して殴れなかったら意味ないので滝登り、電磁波採用して対ハバタクカミと噛みあうアイアンヘッドをチョイス。残り1枠はモロバレル、ドブベトンあたりを意識して挑発を採用した。

水ウーラオス対策を名乗りながら水ウーラオスをまともに殴れないが、威嚇・ゴツメ・電磁波でかなりの嫌がらせをできると判断し、水ウーラオス対策と言い張れる。テラスタルは水ウーラオスだと思って選出したら悪ラオスだった、という時のためにフェアリー。一度も使わなかった。

物理受けギャラドスはパオジアン・ウーラオス・ゴリランダー・ガオガエンランドロス・ハバタクカミあたりを入れたレギュレーションFのスタンパに対して非常に強く嫌がらせができ、良いポケモンだと思った。ここで問題なのが、こうしたスタンパにレギュレーションFからタケルライコが登場したこと。物理受けギャラドスはびっくりするほどタケルライコに何もできない。先制技スタンに、高耐久高火力で特殊電気先制技持ちが現れたのは、とてつもない革命だっただろう。

 

ブリジュラス

構築の歪みを引き受けたポケモンその2。メテオビームと流星群が非常に心臓に悪い。

役割はトルネロス入りの追い風ミラーエルフーンと一緒に出し、エルフーンを倒すための木枯らし嵐を誘いつつ、追い風エレクトロビームで吹っ飛ばして追い風させずにトルネロスをワンパンする。追い風してきたとしてもそれはそれで相手から木枯らし嵐や2回目の追い風の選択肢を奪えているので悪くない。襷だったら泣くトルネロスが油断して追い風しないことはかなり多く、追い風アグロミラーでこちらだけ追い風をできる展開を何度も作ってくれた。

パワフルハーブを使うまでは高火力・広範囲の素晴らしいアタッカーになるが、一度パワフルハーブを使ってしまうと鋼・竜しか打点がないうんちアタッカーが出来上がってしまう点が注意。Cが上がっても持ち腐れやんけ!

 

選出

基本①

先発エルフーン+悪ウーラオス、後発ハバタクカミ+刺さってるの

追い風ミラーじゃない(または全体的に悪ウーラより遅い)、パオジアン系の先制技スタンの時に選出

相手の初手を見てから動きを決めるが、多いパターンは以下の2つ

①追い風+霊テラス強打orインファ→Sブハバタクカミ、猫だまし持ち、カイリューが先発、その他追い風でウーラオスが上から動ける先発

②追い風+とんぼ返り→水オーガポンや悪ウーラオスやパオジアンがいる時。鉢巻トンボで水オーガポンが飛んだら爆アド

裏の中速については、大体がヒードラン(相手にハバタクカミやライコがよくいる)で、たまにギャラドス(相手が物理主体)やブリジュラス(ヒードランギャラドスも刺さりが微妙)と言った感じ

 

基本②

先発エルフーン+ハバタクカミ、後発悪ウーラオス+刺さってるの

追い風ミラーでかつ相手が全体的にウーラオスより速い時、オーロンゲ入り、トドロクツキ入り、雪パなど

追い風入れてもウーラオスが動かしにくそうな相手にはハバタクカミとエルフーンを重ねる。相手が初手追い風選出じゃない、雪選出、などの時は日本晴れ高火力を叩き込む。

 

対トリル①

先発ハバタクカミ+悪ウーラオス、後発エルフーンorヒードランorギャラドス

クレセリア系のトリルにはこちらが多い。眼鏡・鉢巻を駆使して相手のテラスタルを気合で読んでトリルを阻止する。イエブリ系にもこちらで出すことがあり、テラスムンフォでこの指イエッサンが80%以上の確率で落ちて、鉢巻強打でブリムオンやグレンアルマやクレセリアを倒せる。トリル役が油断してテラスタルを切らないから気持ちよく勝てる。炎オーガポン+クレセリアも、特化眼鏡パワージェムが大抵の炎オーガポンをワンパンできるので油断してテラスタルしてないクレセリアを鉢巻暗黒強打で倒せる。

ちょくちょく見かけるヤミラミ+ガラルファイヤー+キュワワーにもこの選出をする。猫だまし・毒テラス・光の壁をケアするために、マジシャ+霊テラス強打をガラルファイヤーに集中することが多かった。大抵これで何とかなりランクマでは3戦3勝したが、予選では魂の大一番でレート1701の相手がランクマの4桁たちと違う動きをしてきて負けて予選抜けの目が完全につぶれた。トラウマ。

 

対トリル②

先発エルフーンヒードラン、後発ハバタクカミ+悪ウーラオス

サイコフィールド系、コータス系のトリルにはこちらの選出をすることが多い。ブリムオンとコータスをチョッキヒードランミストフィールドで封殺する。

ミストフィールドはドレコー対策にもなっている(ドレコーと何回かマッチングして一度も選出されなかったが)。

エルレイド入り・ガチグマ入りが鬼門であり、エルレイド入りには相手の初手ごとの動きを決定できたように思い込んでいたが、エルレイドの特殊耐久が高過ぎて実際は全くそんなことはなかった。

ちなみにイエブリと対面した場合、当初は指トリルに最大アドが取れる熱風+日本晴れを選んでいたが、相手視点ではブリムオンでテラス切ればイエブリ両方が耐えるので、テラスワイフォ+トリックルームで全く問題がないため、ミストフィールドする前にエルフーンが倒されて負けてしまった。ちゃんと初手からミストフィールドを選ぼう!

 

トルネロス入り

先発エルフーン+ブリジュラス、後発ウーラオス+ハバタクカミ

追い風ミラーをするとこちらは中速・中耐久や、最速じゃないのに耐久無振りのハバタクカミ、というのばかりなので負けやすい。そこで相手に追い風をさせないことが重要であり、そのためのブリジュラスである。トルネロスをワンパンすることで一方的に追い風状態で殴ることができる。追い風されたらそれはそれでエルフーンが生き残るので、日本晴れを駆使ししてなんとか相手のスカーフ水ウーラオスを止めたい。こんなことやっているので、実際の勝率はそんな良くない。トルネロスランドロス・ブリジュラス・ウーラオス、みたいな並びが3月後半から多くなり、それらがとても辛い。

 

構築振り返り

相手に崩されると耐久力がないので脆弱だが、逆に相手を崩しやすい・相手が崩れやすいという、格上食いがしやすい中々気に入った構築になった。

環境最強の一角に君臨する構築がタケルライコ+ウーラオス・パオジアンであり、耐久振りしてない追い風軸で先制技に弱い・ヒードランギャラドスの両方に対応される、ということで、スタン系統にはめっぽう弱かった。また追い風ミラーも苦手で3月になって復権した水ウーラオスにも弱いと、環境にはあまり刺さってなかった印象である。とはいえそうした構築相手にも勝ちはある程度もぎ取っており、相手が崩れやすく、そして崩したら押し込みやすい、というコンセプトがしっかり働いた場面もあったので良かった。

 

第三回予選結果

初日分

8勝7敗←もう予選抜け無理じゃん

二日目分

10勝5敗←1日目に比べたらマシだけど11勝4敗を3日繰り返すのが予選抜け目安だからなあ

三日目分

11勝4敗←最終日としてはまあまあ

最高レート1699、最終レート1781、最終413位

地獄みたいな初日・二日目の成績だし3日目も結果は11勝4敗だったが、実は三日目にドラマがあった

というのも二日目は最後4連勝で終えており、三日目はそこからさらに同じようなレート相手に10勝2敗でレート1691まで来ていたのである。そう、最後の3戦を3連勝すれば、予選抜けだったのだ。初日に8勝7敗した時点で絶望で、二日目の10勝5敗が追い打ちだったが、なんと予選抜けの夢が見れる位置まで逆転できたのだ。結果底から1勝2敗でレート1700タッチすらできなかったのだが、最後の最後にとても良い夢が見れて楽しかった。

 

PJCS2024予選全体を振り返って

はっきりいって、満足いく結果は何一つとして得られなかった

今年は最初から予選抜けや勝ちを目指すディスコードコミュニティに参加し、そこで多くの人からアドバイスをもらいつついろいろやってきたのだ。時間・金・精神力と言ったリソースも3か月の長いスパンにわたってポケモンに注いでおり、ずっと精神的にも生活的にも不安定な三ヶ月であった。それだけやっても、予選抜けどころかレート1700タッチすらできないという去年すらもはるかに下回る結果であり、正直これを書いている今も「あ~あアホクサ」とか思っている。

ただやはり人と協力してポケモンを本気で考察する三か月間は、とてもアツい三か月間でもあった。中学生のころの吹奏楽コンクール前のような熱気で過ごせて、なんだか部活動の青春を味わえたようである。この一年間はディスコードやツイッターDMで人と協力してポケモンをし続けた一年間であり、多くの人に助けてもらえて、結果は伴わなかったがポケモンについてのスキルはかなり向上した自信がある。さすがにポケモンの熱量はだいぶ落ちてはいるが、これを活かしてまた来年頑張りたい。

 

終わりに

構築振り返りと予選全体の振り返りは終わってるのでここに書くことがほとんどなくなってしまった。

まずは感謝。

先述の通り、今回の予選は長い期間にわたって多くの人に助けていただいた。考察サーバーの主である休歌さんを筆頭に、サーバーメンバーの皆様やツイッターで仲良くしてくださった皆様に、深い感謝をささげたい。ありがとうございました。

ここまでこの記事を読んでくださったみなさまもありがとうございました。

これからはどうやら伝説ルールが始まるらしいので、そちらも楽しみたいと思います。