はじめに
初めまして、またはこんにちは。
今回はタイトルの通り、SV最初のインターネット大会・パルデアプロローグにてレート1776を取れたのでウッキウキで記事にしていく。
剣盾初期からダブル専に転向してこの方三桁にギリギリ入るのが精いっぱいだったが、SVに世代交代してからはずっと調子が良く、インターネット大会で初めてレート1700後半を取れた。とっても嬉しい。なんかガチの強者の約半数はパルデアプロローグ捨ててPJCSのレギュレーションCの考察しているので空き巣ランクみたいなところあるが、そんなの気にしない気にしない。
#ポケモンSV #NintendoSwitch
— パルデ・アプロローグ爆死 (@kobayasisinn) 2023年3月12日
尾張平定!!!!!! pic.twitter.com/xWvGJSHzFl
構築経緯とか
体調不良があったり、ランクバトルの変わり目で新しい構築考えてたり、テラスピース踏み倒しバグが消されたり、PJCSの衝撃の情報とレギュレーションCが発表されたりと色々あって、正直パルデアプロローグの考察は微塵もはかどっていなかった。あと告知から二週間で開始は流石に短すぎる。
そこで考察したのが、
①ミライドン・コライドンのどちらかを必ず相手が入れる
②パラドックスはもちろん、災厄準伝説が使えるため、せっかくだからと使う人が多い
ということ。
ミラコラと災厄にはフェアリーが鬼のように一貫している→最強ポケモン・ハバタクカミを採用。これと同時に、ハバタクカミとシナジーがあり、災厄に専用技で一致弱点を叩き込めるコライドンを採用。
ここまでで最強コンビと名高いパオカイリューが重いと気づいたので、先制技をお手軽に対策できる枠が欲しくなった。
リキキリン→一致技でサクッと死にそう
ハギギシリ→同じく
イエッサン→同じく
アマージョ→同じく
は? なんだこれ、理不尽すぎるだろ……。
パオカイリューが強い理由、先制技対策持ちポケモンに対してお手軽に対策できる。
この理不尽に怒り狂った末に泣く泣く採用したのが、使い慣れているイエッサン♀。ミライドンのフィールドを上書きして対策もできるし、場から離れても効果が持続する。つまりミライドンに上書きされるし、アイススピナーでサクッと解除されるが、そこはご愛敬。
そしてイエッサン♀をせっかく採用するならということで、使い慣れているグレンアルマを性懲りもなく採用。またこのコンビか。グレンアルマは災厄準伝説にアホほど弱いが、チオンジェン・パオジアン相手には炎技という手札もあるためさほど悪くはない。あとミラコラが普通に速度火力支配力だけでなく耐久もエグいが、ワイドフォースをぶち込めば等倍なのでさしものこいつらも痛いだろう。
ここまででコライドン・ハバタクカミ・イエッサン♀・グレンアルマと決まった。こうなると自然とグレンアルマはトリル型になる。先発コライドン・ハバタクカミで暴れて、隙を見てイエッサン♀でトリルし、グレンアルマでぶち抜いていく。この環境でトリルアタッカーできるのはグレンアルマ以外だとテツノカイナ・ニンフィア・コータス・ディンルー・チオンジェン・ブリムオンぐらいだと考えていたので、貰い火グレンアルマはいそうなトリルアタッカーに大体有利である。
残りの枠は、天候奪い合い・グレンアルマが刺さらない相手へのトリルエースの役割で優秀なコータスを入れた。ラスト1枠はディンルーチオンジェンが死ぬほど重いと気づいたので、格闘・フェアリー・虫のどれかを入れたくなる。
当時ぼく「えーっと、ここまでトリルアタッカーは特殊ばかりだから、物理にしたいな。物理フェアリーはじゃれつくが外すからダメ。格闘……カイナは太鼓とかしないと制圧力がなあ……。じゃあ虫物理でそこそこ遅いやつ……ポケ徹でS遅い順で検索っと」
\あ、こんちゃっす/
は? まじかよ……。でもS35でこの環境では素晴らしい遅さだしな……。いや、思いとどまれ。これ以上進めるとSが高すぎるけど、まだ希望はあるぞ……。
「僕がいるじゃないですか~」
おお! お前は安心と信頼のハッサム! 確かにS65でギリギリ悪くないし、A130もあってワナイダーよりはるかに高いし、耐性も優秀だ! テクニシャンむしくいでシザークロスよりも威力高いし!(※この時没収されてることに気づいていない)
うーん完璧だなあ。さっそくハッサムを育成考察して……。
当時僕「時間がないし育成済みのテツノカイナぶっこんどけばええか……」
「!?!?!?!?!?!?」
こうして六匹が決まったのは3月5日(日曜)深夜。仕事が夜遅いため平日の仲間大会も参加できず育成の時間もない。仕方ないのでとりあえずこの適当なメンバーでFFとフレ戦した。
結果、コータスの役割が薄いなあと気づいたので、トリルしたくない相手でも活躍でき、かつコライドン・ハバタクカミとシナジーがあり、かつ相手のイエグレを牽制できるイーユイを採用。カミイーユイで並べて寿司を無理やりぶち抜いたりできるかも、というのもある。
これで六匹が決まった。ここからテラスタイプとかの考察を深めていったりイーユイとテツノカイナの枠を再検討する予定だったが、月火木金は仲間大会参加できないし、水曜日は開催されてない。
当時僕「自分で開くしかないか!」
#仲間大会#パルデアプロローグ
— フリーター小林 (@kobayasisinn) 2023年3月6日
水曜日だけ参加できるのに誰も開催してないっぽいので自分で開催します
パルデアプロローグルールです
優勝した方にはささやかながらそこらへんで偶然出会った色フォレトスを差し上げます pic.twitter.com/PedHwYwJDw
開いたはいいものの、前日ぐらいから体調を崩し、当日は発熱するし喉痛いし咳出るし頭くらくらするし熱っぽいのに寒気はするというとんでもない状態になり、6戦でドロップした。
ちなみに優勝者は未だ名乗り出てくれない。やっぱ野生産のテキトーな色フォレトスなんていらないか……。
※後日談
僕「仲間大会まとめアカウントにも拾われてないし、検索しても見つからないって言ってる人もいたなあ……シャドウバンされてる?」
僕の作った仲間大会が検索で表示されてなかったし仲間大会まとめにも拾われなかったのこれが理由らしい pic.twitter.com/p626UHd0OC
— フリーター小林 (@kobayasisinn) 2023年3月10日
本当にされてた。
それはさておき、微熱と咳と倦怠感だけとはいえ、二年ぶり以上の病院のお世話になる風邪で、とても辛かった。ポケモンやったり考察したりできる状態ではなく、イーユイカイナ枠の検討どころか技やテラスタイプの変更・調整すら難しく、色々と未調整のまま大会本番を迎えることとなった。
個体解説
コライドン
クリアチャーム、陽気AS252D4、テラス炎
パオカイリュー対策で威嚇ウインディが流行ると読み(流行らなかった)、また相手コライドンがワイドブレイカーをしてくると考え(本当にしてきた)、またテツノツツミがテラスタル警戒で無難に凍える風をしてくると予想して(本当にしてきた)、持ち物はクリアチャーム。
気合で同速を勝とうと思って(※調整考察が間に合わなかっただけ)陽気ASぶっぱ。テラスタイプはフェアリー半減かつ晴れとシナジーがある炎を選択。
技は無難にアクセルブレイクと守るは確定。竜技枠はドラゴンクロー(威力低い)、逆鱗(運ゲー)、ワイドブレイカー(もっと威力低い)と散々だったが、パオカイリューの攻撃を下げてやろうと考えてワイドブレイカーにした。
残り一枠はニトチャかフレドラかで迷ったが、どうせトリルする予定だったのと、晴れテラスフレドラで無理な耐久ポケモンを無理やり突破したかったのでフレドラにした。一番使った技はフレドラです。大正解。
強者の仲間大会では「上位ミライドンばっかやんけ」みたいなツイートを見かけたが、僕視点ではコライドンのほうがこのルールでは強いと感じた。突破が難しく体力勝負になりがちなディンルーチオンジェンに対して一致抜群が突けるというのは素晴らしいことだと思う。でもミライドンのボルトチェンジも中々良さげだなとは思った。
ハバタクカミ
拘り眼鏡、臆病CS252B4、テラス妖
マジカルシャイン、シャドーボール、ムーンフォース、パワージェム
コライドンと並べて最速にすることで135族の不毛同速ミラーから一歩抜け出すことができる。追い風イダイナキバとかの上も取れる。先発で暴れてもらう以上素の速さと火力を両立したかったので、臆病CS眼鏡とした。技は普通。
当初はパオカイリュー対策で図太いHB252S4眼鏡にすることで、Sブーストで135族を抜きつつ火力耐久を確保……と思っていたがもう一匹のハバタクカミの都合がつかず、仕方なく元から使ってたやつを弄って流用した。結果、同速対決がめっちゃ多くなったので大正解だった。まあ強いこと強いこと。地味に神速無効だし、妖テラスどっきりすれば不意打ちが半減になるのも偉い。
イエッサン♀
サイコシード、図太いH236B252D20、テラス妖
マジカルシャイン、この指とまれ、手助け、トリックルーム
いつもの。まあ便利。テツノブジンみたいな襷ワイガ持ち対策にマジカルシャインワンウェポンじゃなくて最近流行のサイコキネシスにしてもいいかなと思ったけど、襷パオジアンを倒したかったのでやっぱりマジカルシャイン。結果襷ワイガテツノブジンにぼこぼこにされたけど。
サイコシードはトリックルームを決めやすくするためだが、アイススピナーやミライドンを相手に出したり引っ込めたりが多かったので、無駄になることが結構あった。でもイナズマドライブやゴールドラッシュを耐える姿が頼もしいのでサイコシードは強い。
グレンアルマ
命の珠、冷静H228C252D28、テラス草
アーマーキャノン、ワイドフォース、トリックルーム、守る
普通のトリルエースグレンアルマ。AS個体値0で、Hは10n-1調整。残りDはミラーでのワイフォ殴り合い意識。
制圧力なら熱風に分があるが、クソ外しが怖いのとワイガ対策にアーマーキャノン。ミライドンコライドンを等倍珠ワイフォで倒すには少し削らないといけないと知っていたので、一旦やり過ごすための守るを採用。指トリルやトリル2周目の選択肢も欲しかったのでトリルも採用した。結果攻撃技の取り回しが結構悪かった。
草テラスについては、ミライドン・テツノカイナ・ディンルーあたりの電気・地面技、チオンジェンや現代古代キノコの宿木・胞子対策。ワタッコの眠り粉にも強い。
災厄準伝説が跋扈して全然環境に刺さらないかと思いきや、
①今まで未解禁ルールばかりで考察や厳選が進んでない
②ルール発表から開催までの期間が短いから余計にそう
③コライドン・ハバタクカミ・テツノツツミ・テツノカイナが災厄に刺さる
といった要素が重なって、意外と見なかった。ランクバトル解禁前の名残でパオカイリューはとても見たが、警戒していたディンルーチオンジェンは全然見かけなかった。おかげさまでとてもトリルグレンアルマが刺さってホクホク。
テツノカイナ
ピントレンズ、勇敢A252D252H4、テラス格闘
きあいだめ、ワイルドボルト、ドレインパンチ、冷凍パンチ
最遅。H偶数は腹太鼓型の名残。
テツノカイナは単品トリルエースをするには、積み技か地震がないと結構厳しい。地震はイエッサンと並べる都合上弱いので、剣の舞・腹太鼓・気合溜めの三択となる。
剣の舞→無難。威嚇も壁もある意味無効なわけで。持ち物自由度高い
腹太鼓→この指とまれが横にいるから採用しやすいが、ちょっと使いにくい
気合溜め→持ち物がピントレンズ固定で火力1.5倍にしかならないのは弱い
どう考えても剣の舞が安定だが、当時の僕は何をとち狂ったか気合溜めピントレンズを選択した。恐らく壁・威嚇・寿司を警戒したのだろうが、前者二つは剣の舞でもそんなダメージ変わらないでしょ!!!
そういうわけで技は気合溜め・ドレインパンチは確定。電気技枠は火力があって素でハバタクカミを倒せるワイルドボルト。残り一枠は守ると迷ったが、カイリュー対策に冷凍パンチを選択。剣の舞パンチグローブ型にすればわざわざ反動受けなくても雷パンチで同じような火力出るが???
またテラスタイプは格闘だが、本来は鬼火や噴火やフェアリー技対策で炎にする予定だった。テラスタイプを変え忘れた。た、体調不良のせいだから……。
イーユイ
木炭、臆病H252S252C4、テラス悪
火炎放射、バークアウト、熱風、守る
今回の考察当たり枠。コータスだったらコラカミイエッサン+鈍足に限定され、トリルをしたくないパターンの時に弱い。その点イーユイは複数ポケモンとシナジーがありつつトリルしたくないときに役に立つ。素晴らしい。
持ち物は適当に木炭。晴れ木炭特性の積み重ねで火力は十分なので、耐久と速さを両立する臆病HSぶっぱ。グレンアルマ対策にバークアウト、晴れで制圧力のある熱風、対ワイガ兼命中安定の火炎放射、場持ちよくする守るで確定。テラスタイプは変えるのが面倒で変えてない。一回もテラスタルしたい場面がなかったので問題なかった。強いてあげるとすれば、イナズマドライブや地震を受ける機会があったので草が良いかもしれない。
持ち物木炭については諸説。Dそこそこ高くてHぶっぱしているとはいえ、BペラペラだしDもミライドン相手にはエレキフィールドがあると厳しいので、襷の方が良かったかも。
基本選出
先発コライドン+ハバタクカミ、後発イエッサン♀+何か
これしかしなかった。おおむねラス1枠はトリルエースのどちらかで、たいていグレンアルマ、ワイフォがあまり刺さって無かったらテツノカイナ、トリックルームしたくないならイーユイといった感じ。
先発の禁止伝説+晴れブースト眼鏡ハバタクカミで荒らし、隙を見てイエッサン♀が出てきてトリル、トリルエースでぶち抜く。
初手パオカイリューに対してはワイドブレイカー+イエッサンバック、妖テラスマジシャ+イエッサンバック、ワイドブレイカー+妖テラスマジシャ、全部本番でやった。相手によってやってくることが本当全然違うので大変だった。交代や守るを駆使した読み合い(という名のお願い)でなんとか勝つ感じ。
ディンルー、チオンジェンあたりがいたらグレンアルマはちょっと厳しいのでテツノカイナか、はたまたトリルを諦めてイーユイが出陣する。ぶっちゃけかなり苦しいので世間が考察が間に合ってなくて助かった。
トリルをしないパターンではラスト1枠はイーユイ。S操作手段が緊急トリルしかないので、よく考えて動く必要がある。
最後に
人生初のインターネット大会レート1700台後半、素直にうれしい。
勝因は、世間の考察が間に合ってないところにたまたま思いついた構築が刺さったからだと思う。ミライドンとコライドンのテラスタルが顕著で、ミライドンは電気かフェアリー、コライドンは炎ばっかりで、「そんなん考慮しとらんよ…」が起きないのが良かった。鋼テラスとかされたらワイドフォース通らなくて無理だったと思う。
あとやはりマッチング運。前半はミライドンコライドン無しはもちろん災厄すらいない相手の方が多く、果てはパラドックスや600族すらいない構築とマッチングすることすらあった。よほど世間の考察・厳選が間に合ってないと見え、コライドン・ミライドン不一致テラスや災厄にたどり着いている人が自分で思っているよりも数倍ポケモンオタクであることが証明された。
こう言ってはいるものの、僕も考察がかなり足りていなかった。
例えば、イダイナキバがめちゃくちゃ強いこと。
世間の考察が足りてないのでミラコラ初手ぶっぱが多い→初手ハバタクカミやテツノツツミを合わせればテラスタルを強制できる(コライドンとか絶対フェアリー半減地面抜群になる)→追い風+地面技がぶっ刺さる
これでイージーウィンする人結構いるのではないだろうか。例えばここで、ハバタクカミが(なぜかマイナーだけど)凍える風や電磁波で相手のSを下げれば、追い風しなくてもよいプランになる。ここまで考察がたどり着けていたら、もっと楽に戦えた気がする。イダイナキバは災厄にも刺さるし……。
こんな具合で反省点もあるが、とにもかくにも、人生で初めてのインターネット大会レート1700代後半だ(何度でも言うぞ)。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
レート1776達成して、最終二桁安全圏だと思ったらめっちゃ順位下がって、こりゃいかんと思って潜ったらめっちゃ負けてもう絶望しかなかった。
まあね、最終三桁だし??? いいと思いますよ??? 僕にはぴったりの位置ですね??? 定位置ですよ定位置。
はあ~辛い。
#ポケモンSV #NintendoSwitch
— パルデ・アプロローグ爆死 (@kobayasisinn) 2023年3月13日
パルデアプロローグ最終結果
ショックから抜け出せない pic.twitter.com/kVsFTlyQSw