はじめに
ふじもんさん主催のレベル1ダブルに参加した。
11/3(水、祝)に仲間大会やろうと思います!
— ふじもん (@hatena_gamesuki) 2021年10月21日
ルールは未進化ポケモンのみで行うレベル1統一ダブルバトルです!
優勝者にはアマギフ数千円+色違いポケモンを贈呈するのでぜひ参加してください!👍#仲間大会#ポケモン剣盾 pic.twitter.com/u8v62Xy9UL
レベル1の世界にも色々あるようで、大会ごとにルールが異なるようだ。この大会の特徴としては、
②過去作産・GO産の使用は可能だが過去作でしか再現できないのは禁止
③これ以上進化しないポケモン、進化前がいるポケモンは使用禁止
となっている。
このルールをしっかり読まず、主催者に「レジギガス持っていきます!」と宣言した阿呆がこの世にいるとは情けない限りだ。そんな情けない男がこの記事を書いている。
そんなわけで、これに参加することにした。
レベル1統一の大会は初めてであり、それなりに考察がよく出来たこと、結果もまあまあ良かったこと、を理由に、構築記事と言う形でメモを残すことにした。
なお、です・ます調で始まらず、最初から常体なことから分かる通り、簡易版記事である。また、進化前ポケモンの画像を拾ってくるのは流石に面倒くさいので、いつもと違ってポケモンアイコンではなく、文字で書かせていただく。
構築経緯
ルールを見た初日の段階で、アローラロコンを軸にした吹雪パが強いと感じた。その横に並べて吹雪を連打するポケモンとして、(ガラルバリヤードとかいう進化してるポケモンを堂々と選んで恥をかいたりもしたが)ムチュールが選ばれた。氷タイプの中でCが高く、素早さもそこそこだからである。
そういうわけで、この二匹を軸に構築を組むことにした。ちなみに相手に吹雪をされるのを嫌って、本番前日までズガイドスを入れようと目論んでいた。剣盾に彼は実装されていないのである。
それはさておき、ここでレベル1統一の注目ポケモンを改めてピックアップ。
サルノリ、ニャビー、ニューラ、ストライク、モンジャラ、両ポニータ、両ロコン、アーケン、ヤヤコマ
この中でも、サルノリ、ニャビー、ポニータ、アーケン、ニューラあたりがキツイ。
そういうわけで、ムチュールのB15という圧倒的低さを補うためにニャビーを、スイーパー兼サイクル要因兼低耐久ポケ対策としてサルノリを採用した。また、S実数値7の同速同士の猫騙しが不毛であり、素早さが頭一つ抜けていて猫騙しが使えて自身は威嚇・猫騙し無効と言う破格の性能を持つニューラを採用。
ここまでで、炎が抜群の物理、炎に打点がない物理、氷タイプ特殊、というニャビーとヤヤコマに何もできないカスみたいなバランスだったので、イワークを採用した。
10月21日に考察を開始したのにそのあとはランクマと二次創作とお昼寝が忙しくて、ニューラ・イワークが決まったのが大会当日深夜1時のことであった。なんか面白い構築名も思いつくはずもなく、こんな味気ないタイトルになったのは申し訳ない限りである。
とっても強そうな並びである。
個別解説
①ムチュール
スカーフ、予知夢、BDS156振り
12-5ー6-7-7-7
吹雪、凍える風、サイキネ、シャドボ
レベル1の努力値の使用がよくわからず、ツールを使って全部のステータスに252振りして努力値によって上がるステータスを調べ、そこから少しずつ削って上がるステータスを上げきるという形で配分を選んだ。
スカーフで吹雪を連打する。なお7戦中選出したのは2回のみで、片方では無事吹雪連打で来たが、もう片方はダイマックスしてずっとダイサイコしてた。
軸として組んだ割には選出率がとても低い。マイナーを軸にしたパーティの宿命を感じた。
Bがとっても低く、抜群でもないのにサルノリのハチマキグラスラが確定1発だったりする。
シャドボは同族対策だったが、一度も会わなかった。
②アローラロコン
襷、雪降らし、DS252振り
12-4ー6-6-7-7
吹雪、凍える風、守る、フリドラ
雪を降らせるほか、相手の晴れを押さえつけてサルノリを動かしやすくする立ち回りもあった。フリーズドライは初戦からメノクラゲに使いどころがあってにっこりしたが、その試合だけだった。
選出率は低いが、ムチュールと並んで相手をよく脅せていた。
レベル1大会については何も経験が無いが、トリルが強いということはなぜか知っていたので、それ対策の吹雪連打可能と言う意味合いもあったが、トリルパには一度も遭遇しなかった。
③ニャビー
食べ残し、威嚇、AS252振り
12-7ー6-5-6-7
今大会で恐らく採用率1位か2位だろう。とっても強くて、選出率は一位だった。
威嚇と捨て台詞のおかげで耐久もあり、ASぶっぱをしたのでエース適性もある。
食べ残しの理由は、捨て台詞・守る・猫騙し・サルノリと合わせて、後半戦でニチャニチャサイクルを決めるため。何回か目論見通りに行って嬉しかった。
④サルノリ
輝石、グラスメイカー、AS252振り
12-7ー6-4-6-7
守る、グラスラ、猫騙し、とんぼ
水タイプに全体的に弱いのでそこへの打点確保を目論んだ。ダイマックスしてもしなくても、性能は今大会プールの中で頭2つぐらい飛びぬけているし、採用率もとても高かった。
とんぼ返りは、前述のサイクルを目的としたほか、同族への打点確保の目的もある。氷3匹ニャビー1と言う構成でも、相手サルノリが辛い。
サイクル目的のポケモンであること、道具が余ったことから、進化の輝石を持たせた。
⑤ニューラ
珠、精神力、B236D36S156振り
12-7ー6-4-7-8
じごくづき、冷凍パンチ、猫騙し、ローキック
性能がずば抜けている。レベル1大会は特別にニャビー・サルノリ・ニューラ・ストライクは禁止にしても良いほど。精神力が前述4匹が溢れる環境に噛み合いすぎている他、悪と氷はこのプールだととても通りがよかった。
ちなみにB個体値は妥協しており、本来なら236振りすれば実数値7になる。
⑥イワーク
木の実ジュース、頑丈、BS252振り
12-6ー9-4-6-7
守る、ワイガ、岩雪崩、ボディプレ
今回の自慢の1枠。サルノリ環境かつニャビー対策の水が多い、という点では逆風だったが、高いB種族値と頑丈きのみジュースを盾にした動かし性能は天下一品だった。選出率も非常に高く、地味にサイクル定期性もあったのが偉い。
ワイドガードは吹雪対策に入れていたが、潮吹きに対して一回使っただけだった。
岩雪崩をとんでもなく外した。こいつが外さなければ最高3位か2位は行けたと思う。
基本選出
①吹雪が通りそう(氷半減が少ない、天候役がいない、トリルパ)
先発ロコン・ムチュール、後発なんか刺さってるやつ
一番想定していた選出のはずなのに、一回も出来なかった。後発があまりにも適当だが、他4匹は単体性能が高くなおかつ補完し合っているので、こうなるのは仕方ない。
先発ニューラ・ムチュール、後発ロコン+何か刺さってるやつ
代わりにこの選出はそこそこした。ニューラはとても素早く猫騙しができるので、これでサルノリやニャビーを止めながら、ムチュールが素吹雪したりダイマックスしたりする。相手先発が吹雪を舐めているようだったら、ニューラバックロコンで霰を降らせてスカーフ吹雪を入れる。
③吹雪通らなさそう(ほとんどの場合)
先発ニューラ+ニャビー・イワーク・サルノリ+後発先発からあぶれた2匹
単体性能が強いポケモンで補完し合うのが結局最強であった。全ポケモンが攻撃性能が高く、それでいて耐久力も高く、さらに素早さも7と8で固まっていて、猫騙しが3匹もいる。この4匹の組み合わせはとても強くて、相手の動きをほぼカバーできた。
まとめ・感想
正直、かなり良い結果だったと思っている。2敗したものの、その敗因は、
①相手の攻撃が2回肝心なところで急所に入った+ヤヤコマに岩雪崩3回中3回外して追い風されまくりニャビーにも岩雪崩を外した+先の2つが重なって泥沼戦の末HP割合で負けた
だからだ。①は3連勝した矢先の出来事であり、もしここで勝っていれば瞬間2位か3位はあったのではないだろうか、というレベルである。②はともかく①はあまりにも酷い運負けであるため、負けた瞬間は落ち込んだが、終わってみれば普通に負けたのが一回と考えると、中々我ながらよくやったのではないか、と思う次第である。表面上の運負けは、その試合が実は実力でも負けていた、という可能性を覆い隠してくれるのである。
レベル1大会は何度も言うが初めてであったが、考察も構築も楽しかったしバトルも楽しかったし何よりもよく勝てたのが嬉しかった。最終進化・進化済みポケモンを制限した個体用意がしやすいルールだったのもありがたい。
今後も特殊ルールのダブルバトル大会があったら参加してみたいと思う。
では、読んでいただき、ありがとうございました。