はじめに
はじめまして、またはお久しぶりです。
このブログをかれこれ2か月以上放置していました。書くことがなかったからです。最新記事が2か月以上の間、クソルール考案したクソ記事(一応対戦相手募集中)という地獄みたいなブログですね。
さて、今回は書くことが出来たので書きます。
2月から4月まで続いた禁止伝説1匹使用可能ルールが終わり、5月から7月は再び全国ルールの3か月間となりました。その3か月間でなんと、僕としては史上初の、3か月連続最終3桁順位を記録しました。
・S18→最終順位770位・レート1725
・S19→最終順位960位・レート1697
・S20→最終順位895位・レート1678
そしてこの3シーズンの間は、全部同じパーティで最終三桁に残っています。理由としては、使っていて感触が良かったのと、新しいパーティを考える元気がなかったからです。
ダブルは人口が少ないのでまあ割と普通だなって言われれば「はい」としか言えませんが、何はともあれ自分的には快挙なので、この時に使っていたパーティを紹介します。
構築経緯
伝説1匹戦最後の月では、以前書いた反省会記事の通り、をエースの一角として運用していました。この時の起動役はでしたが、実は元々はを起動役とする予定でした。
そういうわけでS18に当たる5月は、無事個体も揃ったので、前の流れを踏襲して、軸で組んでいくことにしました。
これが非常に難航したのですが、紆余曲折の末、相手の水タイプを簡単に相手しつつアクアジェット起動で火力を上げられるポケモンとして、ボックスで眠っていた配布を採用。
そこから、を使うし、はHCで使うのでトリル役が欲しいと思って、サイドチェンジで魂破壊もできるを採用。残り2匹は本来相性抜群のなどを入れていたのですが、しっくりきませんでした。具体的に言うと、スパボ級で永遠に負け越してました。
そこで思いついたのが、
①強い草タイプが欲しい
②と二択になって相手を悩ませる裏選出が欲しい
③がいるしせっかくだから
の3つの理由で、でした。
このがクッソ強いのは、実績がありまくるのと実際に戦って辛かったことからよく分かっているのですが、しかし僕自身も過去何度か使ったものの全然手になじまず、敬遠していました。それでもまあ使ってみるかと言うことで使い始めると、なんとこのパーティに変えた途端、(初戦で1回負けたが)連勝して、スパボ8から一気にマスボ級まで駆け上がりました。
これが非常に使いやすく、感触も良かったので、5月中はしばらく使っていましたし、3桁順位にもちょいちょい入っていました。
→カ・エールさんの優勝メンバーが配信されたもの
→父が一番好きなポケモンかつ、あるFFさんから貰った色違い
→この並びの第一人者がFF
ということで、友情コンボタンドンカイ構築なんて名付けて気に入っていた(こんな一方的な友情あるか?)のですが、ただなんとなくやりにくさも感じていたので、5月下旬にはパーティ変更も検討し始めました。
まず、軸だったはずのよりものほうが圧倒的に選出率が高く勝率も高かったことから、ポケモン特有の現象として、軸3匹を抜き、後から入った3匹を軸として新パーティを考え始めます。
①軸3匹はトリル選出なので、非トリルの裏選出が欲しい
②トリル下でがいても勝てない化け物に戦える
③これまで6匹全部が特殊型だったので瞑想を中心としたポケモンにカモられがちだったので、物理の強力な選出が欲しい
という条件から、まず大体のバナコーポリ2構築に入ってくる悪をとりあえず入れます。次に、に強い非トリルの物理選出がこの世に存在するのかと疑ってはいましたが、に袋叩きしてダイロックすればOKと気づいたので、こいつと、叩き役として猫騙しに強いを採用しました。
とはいえ元の友情コンボタンドンカイ構築はまだまだいい感じに順位を維持していたので「来月から使うか~」なんて考えてました。
ところがどっこい、最終日近辺に大連敗を喫してしまい、仕方ないと見切りをつけて、の方を試すことにしました。正直あまり勇気はありませんでしたが、の第一人者の方が、てるチャレ(強い人たちが集まる大会)のメンバーとして最終的に没にはしたもののを検討したことがあるとブログでおっしゃっていたため、「こんな強い人がちょっと検討する程度には強いなら最終三桁ぐらいいけるっしょ!」というノリで突き進みました、
すると、偶然も相まって、とてつもない勝率を残して最終三桁に滑り込むことができたのです。
またこの時の感触がとても良かったので、そのまま2か月使い続けて、その後のS19・20も最終三桁を取ることができました。
先述の通り、偉大な先人が遺した成果どころか、その道中にあたる没ネタをこすりまくった形になります。つまり轍を利用しまくったということですね。そして、先人の背中を追いかけず、そこでとどまってキャッキャと遊んでいます。
そういうわけで、このパーティは、先人の轍でタップダンスするドラテラ偽装ドラテラ構築、とします。
え、唐突に偽装? と思った方は、ぜひ続きを読んでください。思わなくても読んでください。
個別解説
①ドラパルト
はい、技構成見たら、「偽装」の意味が分かりますね?
そう、がダイマックスするエースと見せかけ、こちらは横の添え物で、がダイマックスするのです。これこそがドラテラ偽装ドラテラですね。以前作ったコバルト偽装コバルトとはまた違った偽装の形です。
技は物理型ダイマックスで汎用性のある、ドラゴンアロー・ゴーストダイブ・空を飛ぶ、は確定です。
残り一枠は元々袋叩きにしていたのですが、全人類がドラテラ対策の選出をしてくるため袋叩きをする機会がなく、ばっかダイマックスしたので、ダイウォールのために補助技として手助けを採用しました。守るにしなかった理由は、大体ダイマが終わるころには倒れてるか勝負がついているというのと、もしがダイマするパターンの場合に陽気・火力アイテムなしで火力不安なので、それを少しでも増強する目的があります。
ちなみに、これのせいで袋叩きコンボが使えなくなり、に滅法弱くなりました。を採用した理由がを倒せるから、だったはずなのにな……。
持ち物・性格は、A120のダイマックスでは火力が足りないので、意地っ張り・命の珠です。
のような、ドラゴン・ゴーストを無効にしてなおかつサイチェン・この指を覚えるポケモンに滅法弱いので注意してください。
あと初手でミラーした場合、こちらは意地っ張りで相手は陽気の可能性が高いため、お祈りしましょう。
Q・意地っ張り・珠だったら、ダイマを一撃で倒せるように逆鱗にするべきでは?
A・に遭遇しないし相手はがいるせいで出しにくいと判断しました。
実際、逆鱗でなくドラゴンアローだから勝った試合もありますが、一方で、別にどっちでもよかった試合も結構ありますし、一方でダイドラグーンの火力が足りなくて負けた試合もあるにはあるので、正直どっちもどっちだと思います。完全にお好みですね。ちなみにダイマには一度も遭遇しませんでした。
努力値の余りDの理由は、よく初手で並べるは両方BDの種族値が同じだからです。両方の余りをDに振ることで初手のダウンロード対策になります。
②テラキオン
エースの身代わり役。過去に結果を残している、の両方がダイマエースになれるようにしたパーティを参考にしています。
技は、使いやすい岩雪崩とインファイト、色々便利な守る、微妙に火力が足りない器用貧乏エースの火力補助する手助け、て確定だと思います。
全人類がこいつダイマックスを警戒して初手選出・初手行動を選びます。それによってダイマエースを相手の自慢の対策から守ることができる、自慢の捨て石です。ちょうど岩タイプだし。
性格はの天敵であるを抜けるように陽気で、せっかくだから最速。あとダイマしない都合上火力が足りないのでAぶっぱ、余りはダウンロード対策でDに振ります。
持ち物の草半減実については、対を意識しています。特に、この持ち物にすることによって、C特化の威力140ベンタツ+ベンタツダメを(多分)確定で耐えることができます。ちなみに一度もそんな場面に会いませんでした。発動機会はなくはなかったしそのおかげで勝った試合もなくはなかったのですが、実質持ち物無の試合が9割ほとんどでしたね。
本来役割的にタスキが良かったのですが、に奪われてるしあちらのほうが優先度高いので。持ち物は正直お好みでいいと思います。
使い方(後述)は色々ありますが、その全てが、の身代わり兼サポート・添え物です。
はダイマ運用かつASぶっぱの場合余りはH振りがマナー(ダイマするとHPが334になる)だと思っているのですが、こいつはダイマしないので問題ありません。まあでも、H4振りしても合計B<合計Dになるので、H振りした方が面白かったかな……。
③ウーラオス(いちげきのかた)
いつもの。あらゆる部分が普通の個体。
④ポリゴン2
ボックスに眠っていた個体の性格・個体値・配分が理想的だったのでそのまま使いました。
①からよくインファイトされる
②友情コンボタンドンカイ構築のダイマ役が全員ダイアース持ち
という理由で、非常にBに厚くしてあります。でもB244D20の理由は不明です。B236D28だったらB11nっていう推測が成り立つんですけどね。
元々特性はダウンロードだったのですが、友情コンボタンドンカイ構築がほぼ特殊ポケなせいで相手がD厚めの選出をすることが多く、ほぼ機能しませんでした。一方で、よくを選出されたため、威嚇貰おうかなと思ってトレースに変えました。これは大正解でした、選出率100%なので、毎回トレースガチャを楽しむことができます。トレースガチャの勝率は30%ぐらいですが、肝心の場面では大体勝ってくれたので実質50%です。
Sついては、今は、最遅にしないである程度上げて最速のエレキボールの威力を下げるのがベターなようです。僕の場合は、個体の用意が面倒くさかったのと、60族とのS勝負を最初から明確にするために最遅が好みです。それにエレキボール一度もされなかったので。
技は、トリル・自己再生が確定の他、がキツいので冷凍ビームも確定です。もキツいのでトライアタックが欲しい場面もいくつもありましたが、全体として見れば冷凍ビームの方が良かった場面の方が多かったです。
残り1枠は悪魔の技・お家芸のサイドチェンジです。使う場面が非常に多く、様々なシチュエーションで役に立ちました。との相性補完が良い上によく並ぶため、相手に地獄を何度も見せています。序盤で有利引き寄せるためにやってもよし、終盤まで隠して逆転したり詰めに使ってもよし、です。これによって相手が即降参・即切断するシーンも何回かありました。サイドチェンジは人間の脳・精神・魂を破壊する技の様です。
⑤フシギバナ
普通のやつ。
については過去何度か触っていて、クソみたいな構築になったこともあれば瞬間とはいえレート1800に届いたこともありましたが、総じて、いまいち感触が良くありませんでした。そういうわけで当然も強みや使い方はおおむね分かっていたのに中々食指が動きませんでした。
しかし今回手を出してみると、有名だから対策されているのに、非常に使いやすくて僕としてはとても高い勝率で推移しました。
守るを採用してる理由は、眠り粉はどうせ外すのと、最終三桁に入るには別に三桁順位の格上に勝てなくても圧倒的マジョリティの四桁順位に着実に勝って終盤に滑り込めばOK(せこい)なので博打に出なくても良いからです。
⑥コータス
い つ も の。
変更点は、対のために入れていた大地の力を、がキツいというたった一点の理由でソラビにしたぐらいです。それぐらいキツい。
ちなみに今回はD4振りにするつもりがB振りだった、というわけではなく、暗黒強打と物理ダイアースをよく受ける気がしたのでB4のままにしました。
使い方・基本選出
①ドラテラ型
先発後発+or
なんかの方が刺さってるっぽいな~って時。一番多いパターン。四桁順位ぐらいだと全人類が袋叩きを警戒する動きをするので、それを見越してがっつり崩しましょう。
後発のどちらかについても、なんか刺さりそうっぽい方で。すいません、適当にやってるのであまりこれと言った判断基準はないです。
初手の遊び方
相手がダイマ技でを倒しに来そうだな~
↓
ダイマ技+守る
相手どっちもこっちが先に動けそうだな~or相手トリルしてきそうだな~
↓
ダイマ技+で攻撃
相手の厄介なポケモン上手くいけば一撃で倒せそうだな~
↓
ダイマ技+手助け
のどれかです。裏の悪も絡めてのジェットホロウビートがとても強力です。
また相手に初手トリルされたら結構きついのですが、2ターン目で相手がダイマを優先して狙うのでは守るをすれば生き残りやすく、を倒してもらってその後裏からを出して手助け噴火を決めることもあります。
の役割は、サイドチェンジで精神破壊、上から動きたい場面ならトリル返し、相手に上取られてるならトリル、HP割合勝負で勝てそうなら最後の詰め・TOD、などいくつもあります。
②バナポリ2型
先発+後発
がいい感じに刺さってるな~って時。二番目に多い。
この選出は説明不要では?
③対レパブリツボラキ
先発+後発
正直勝てないので、択勝ち・相手のプレミを待つしかないです。
サイドチェンジで猫の手トリルを阻害する方向性を見せつつダイマで択に勝ちましょう。一回頭の中でシミュレーションしてみればわかりますが、こちらに不利なものばかりとはいえ択だらけです。
④対イエッサンドラパ
先発+後発
めちゃくちゃ不利です。一回だけ遭遇した(しかも40位だった気がする)のですが、当然負けました。その時はドラテラ型選出をしたのですが、今考えるとこちらの選出の方が強いと思います。
まあ基本的に①②のどっちか刺さってるっぽい方を選べばなんとかなります。
弱点・きつい相手
①ゴースト・ドラゴンが無効の、この指・サイチェン持ち
など
とくにがキツいです。ゴースト無効なので、ホロウ+岩雪崩とかできません。バナポリ2型選出をしようにも、ワイドフォースが辛いです。
同じように、指トリルにとてつもなく弱いです。岩雪崩で怯ませるか、失敗したらのどちらかが場に残り片方が倒れるように動いて、を出して手助け噴火する、とかになります。
②ドラパルトに強くて耐久力があるポケモン
など
特に後者2匹はキツくて、選出の都合では先発が一番やりやすいのですが、こいつを相手が優先的に倒しに来てからの後発は地獄です。
またについても同じで、の噴火でも倒しきれないし、ホロウ・インファイトを重ねても倒せません。とにかく少しずつ削ってダイマが切れた後に噴火・インファを叩き込むような感じにするといいと思います。のサイチェンも良いかも。
③追い風&挑発持ち
など
ドラテラ型選出は追い風で上から動かれて、バナポリ2型選出は挑発でトリックルームが止められて苦しい戦いを強いられます。
対応としては、追い風されたらS勝負で勝てないので、パナポリ2型選出をして、初手サイチェンや初手冷凍ビームで攻めて、相手を削りつつ阻害しつつ耐え抜いてトリルチャンスをうかがうのが良いと思います。
④悪戯トリック
微妙に③と被りますね。それぞれが初手で出てきやすくて、かつ猫騙し・挑発・トリックなどでこちらのやりたいことを妨害してきます。初手ダイマ構築な上にサイコフィールドなどの対策も入れてないので、これらがあまりにもキツすぎます。
対応としては、ドラテラ型は猫騙しが痛くない+トリックするならを狙う、ので、ホロウ雪崩などで大きく相手に打撃を与えることです。バナポリ2選出だったら、初手ダイマ技+トリルで、片方が止められても片方は大きく動ける、という大胆な行動に出る必要があります。
まとめ
という偉大なアーキタイプが使いやすく、そこに裏選出として、相手が警戒せざるを得ない上に方向性が逆となるを並べ、しかもそれが偽装になっています。そして偽装によって通しやすくなった本命は、そのままトリル返し・トリル噴火・ホロウビート・サイチェンワンチャンなどにつなぎやすくなっています。
こんな感じで、机上論の上では非常によくまとまった、お手本みたいなパーティになりました。そのおかげでとても使いやすい上に好きなことができて四桁帯なら勝率もある、と僕が求めるものが揃っています。新構築を作る元気がなかったというのもありますが、3シーズンの間使い続けられるだけの良さがありました。
偉大な先人がとっくに通り過ぎたものではありますが、偉大な先人が検討するだけのことはあるパーティだと思います。
以上です。読んでいただきありがとうございました。