小林のポケモンブログ

主にポケモンの構築記事・考察のブログです。基本的に投稿頻度は少ないです。ソード・シールドでは今のところダブルバトルメインでやっています。

【S13ダブル最終780位】正統派水オコリウーラ追い風スタン

はじめに

はじめまして、またはこんにちは。

前シーズンはオコリザル握って最終的に潜って最終三桁を取りましたが、そのほとんどが他構築で稼いだレートで、「オコリザルで最終三桁」と言えるかは疑問でした。

そこで今月の目標は、「いっぱいオコリザルを使って最終三桁」とすることに。結果、タイトル通り達成できました。

ちなみにサブロムは654位だったのですが、こちらは2100位から最後の10戦ぐらいをオコリウーラ使用した感じなので、タイトルはメインロムの方の順位を載せてます。

なお記事的には簡易版です。

構築経緯

kobayasisinn.hatenablog.com

先月使ったオコリウーラはこれ。

オコリザルをあくまでもサブプランとして認識し、悪ウーラオスの環境への通りを意識したオコリウーラ。オコリザルがテラスタルしなくても急所技を半減で貰うことができるし、オコリウーラでキツいがちなヤバソチャ・モロバレル・水オーガポンのような指粉持ちに悪ウーラオスが強い。

この考察で悪ウーラオスにしたのは我ながら間違っていなかったとは思うが、一方で、

オコリザルを起動しても憤怒の威力が100だからテツノカイナやクレセリアをワンパンできない

②圧倒的マジョリティのフェアリーテラスハバタクカミに弱い

ウインディヒードランがほぼ全部フェアリーテラスになってしまった

④対策が広まって水オーガポンが一時期に比べたら数を減らしたし、なぜかモロバレルを見かけなくなった

⑤逆に言えばテラスタルと同時に怒りの壺起動がしにくい。両方格闘で弱点一貫するからこれは欠点にもなりうる

⑥理性的な悪ウーラオスの使い方だと、「オコリザルは別にテツノカイナでよくね?」ってなる

など、悪ウーラオスの優位性が再び薄れつつあった。

 

そういうわけで、12月は再び原点に立ち返って、水ウーラオスを考察することにした。

 

keokeokon.hatenablog.com

↑原点。オコリウーラ伝説の始まり

 

keokeokon.hatenablog.com

↑結果残した人が書いた記事

 

note.com

オコリザルをずっと考察してる人の記事

 

水ウーラオスの利点

オコリザルの憤怒が威力200なのでテツノカイナやクレセリアなど化け物耐久をワンパンできる

②水半減テラスだったら終わりだが、フェアリーテラスハバタクカミを襷ぶち抜いて倒せる

③フェアリーテラスするヒードランウインディに安心

オコリザルにテラス切りながら壺起動がしやすい

 

水ウーラオスの欠点

①なんやかんや見ないことはない水オーガポン・モロバレル・ヤバソチャに弱い

②ワイドフォースが無効ではない

③弱点の一貫を切るためにオコリザルをテラスタルしたら今度は水タイプとして一貫する

 

欠点の克服

①に対して

環境適応型ウーラオスみたいな呼ばれ方をされていた、毒テラス・毒突き型を採用

②に対して

後半DLCで技マシン解禁されてめっちゃ辛かった。ワイドフォースを連打されないために、トリックルームを決められないようにした

③に対して

ウーラオスの毒突きの他、周りのポケモンで囲む形で対応

 

色々考えて生まれたのがこちら。

個体解説

おおむね先月と同じなので、変更点だけ紹介する。

 

水オーガポン→変更なし

この型強え~

 

トルネロス

凍える風→雨ごい

一番の理由は、スカーフ水ウーラオスなのを活かし、Sブーストしないハバタクカミをさっさと処理できるように。

雨ごいトルネロス・水ウーラオス・サーフゴーの組み合わせはシナジーがとても良い。雨ごいが木枯らしワロスを必中にするのが偉い。

それはそれとして化身ランドロスが辛いので凍える風もめっちゃ欲しかった。

 

サーフゴー

パワージェム→10万ボルト

鋼テラス→飛行テラス

イエッサン+ブリムオン・グレンアルマの並びに対して、今までは眼鏡ゴルラ+ヒスイウインディのハチマキ雪崩で対応していたが、飛行テラス眼鏡ゴルラ+鉢巻ランドロス地震、のほうが初見殺し性能が高い。これはレギュDで飛行テラス眼鏡サーフゴー+鉢巻地震カイリューを使っていた経験から。

元々炎ガポン対策のパワージェムだったが、対炎タイプ性能が構築全体でアップしたので、代わりにダウンした対水タイプ性能を高める10万ボルトにした。ぶっちゃけパワージェムの方が使いたい場面多かった。

 

鉢巻ヒスイウインディ→鉢巻ランドロス

がっつり枠を変更。

前の構築は地面の一貫がキツかったのと、対カイナをもうちょっと意識したくてこうなった。あとトルネロス採用するならせっかくだし地震をしたかった。このためにサーフゴーのテラスを飛行に変え、地面一貫問題が劇的に改善した。

水テラス珠、防塵ゴーグルなど色々考えたが、この枠は火力も欲しかったし、対草性能がヒスイウインディから大幅ダウンしているのは気になったため、鉢巻飛行テラバにした。

 

悪ウーラオス→水ウーラオス

意地ASスカーフ、毒テラス、水流連打・毒突き・インファイト・とんぼがえり

一番の変更点。

どう考えても指粉持ちがキツく、モロバレルやヤバソチャは無理にしてもせめて水オーガポンには抵抗できるようにと毒突きを採用した。テラスタイプは草フェアリーを半減して、同族からのインファイトも半減でき、毒突きの威力も上がる毒テラスにした。

インファイトの枠はアクアジェットだったが、インファイトを撃ちたい場面ばっかりだったのでそちらに変えた。

オコリザルを起動するほか、スカーフ意地水流連打やさらにそこに雨ごい重ねたりして相手を倒す役割を担う。ウーラオスが型を歪めずともオコリザルギミックのパーツになれるので普通の強いスタンが組める、という発想にレギュD初期にたどり着いたケオケオさんはすごい。

 

オコリザル

ビルドアップ→アンコール

前回の記事で単体でも対物理で粘って戦えるようビルドアップが結論、みたいな話をしたが、水ウーラオスだと話が変わってきた。

水ウーラオスと悪ウーラオスの違いは

水ウーラオスは憤怒でカイナをワンパンできるがテラスほぼ必須

悪ウーラオスはテラス必須じゃないがカイナをワンパンできない

という違いがある。

では、ウーラオスオコリザル選出で、初手カイナと対面した時の動きを想定してみよう。

悪ウーラオスの場合

カイナがウーラに猫だましするしないに関わらず、初ターンにカイナを倒せない状況は変わらない→オコリザルの場持ちが重要だし水テラスも切ってないのでカイナと向き合って戦える→ビルドアップの方が強い

水ウーラオスの場合

カイナがウーラに猫だまししない→A6上昇200憤怒でワンパン。俺の勝ち!

カイナがウーラに猫騙しする→失敗。ウーラオスがこのまま倒されようものなら、カイナの目の前でわざわざ弱点へとテラスタルした的が残る

水ウーラの場合、カイナの猫だましが一番の裏目となる。ではこの裏目を取られたとき、ビルドアップが役に立つかというとそうではない。弱点にテラス切ってるから。そうなったとき、せめてもの抵抗をできるのが、猫騙しをアンコールすること。これで何とか嫌がらせの役割だけは出来る。これが勝ちにつながるわけではないが、負け一直線にあらがえる。

あと怒りの壺をたとえ起動できなくても、アンコールで終盤の詰めをすることがよくあった。ドドゲザンの不意打ち、パオジアンの氷技、オコリザルより遅いポケモンの守るなど。A6アップ威力200でワンパンできる分選出機会も増えるので、何かしら壺起動失敗した時の役割も欲しいとなった場合、アンコールは活きてくる。

なお物理の前で耐えていく展開もあった(特に対ドドゲザン)ので、ビルドアップも普通に欲しかった。

 

参考動画

自分で撮影したもの。キャプボをリア友から借りたけどカスPCが悲鳴上げてまともに動かなかったので直撮りなのは許して。

www.youtube.com

動画で言及している通り、中速で固めた耐久高めサイクルに対してオコリウーラは強い。ヒードラン(S振ってたら泣く)、テツノカイナ、ドドゲザン、セグレイブ、カイリュー、パオジアンなどが役割対象。霊獣ランドロスやトドロクツキも威嚇を絡めればいける。

 

最後に

ハバタクカミとトルネロスと終盤流行った化身ランドロスがキツい構築になってしまった。そんなの紙束やろ……ってずっと思っていたが、何度も何度も潜ることで上振れを上手く狙って3桁に入れた。何はともあれ、採用率圏外のマイナーポケモンを一か月使って最終三桁に入れたのは良かった。

ちなみにここまで強そうに書いているが、オコリザルの選出率は高くなく、出したとしてもその試合の勝率が良いかというと別にそうではない。意気揚々とランクマ放送して5勝1敗(1回だけ選出した試合で負けた)とかの無様も晒している。それは当然の話で、出すとしたら「刺さっていそうな相手」か「オコリザルを出すしかない相手」ぐらいだからしょうがないと言えばしょうがないが。

レギュFからはゴリランダーとタケルライコのせいで、少なくとも今回使った水オコリウーラはキツそうである。このルールになる前に最終三桁に送り込めて本当に良かった。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。