2021年8月30日追記
レンタルパの枠がなくなってきたので、現在こちらのレンタルは取り下げております
はじめに
こんにちは。今回は、ポケモン剣盾ランクバトルのS12ダブルにて目標としていた最終三桁を達成できたので、その時に使っていた構築をここで紹介します。
成績は、メインアカウントにおいて、最終882位、最高および最終レート1771です。ちなみにサブアカウントでは中旬ごろからを軸とした構築を使っていたのですが、使い始めたころちょうどに最速が増加したなどの影響で上手くいかず、90戦ぐらい潜って最終2045位でした。
構築経緯
冠が配信されてからS12最初の数日ぐらいまでは案の定迷走していて、仲間大会もカジュアルも大きく負け越し、S12が始まってもスパボ級から抜け出せないでいました。そこで仲間大会で出会ったにボコボコにされたのを思い出し、ここを軸に組んでいくことにしました。トリル兼アタッカーでかつ今期から降り注いできた600族ドラゴンや準伝説たちにも中々通りが良いということでも採用し、(ゴキブリ)(ブリ)(ブリ)でブリブリブリ構築の中軸が完成します。当初はほぼトリルに寄せてと組んでいてこれまでの敗北が嘘のようにほぼストレートでマスターランクまで昇格しました。しかしマスターに上がってからはかなりの大連敗をしてしまい5桁順位まで落ちました。そこで①トリル役の横にこのゆび役がやっぱり必要、②にでコーチングしたら強いんじゃね?、③悪がきついからと並べられるフェアリーが欲しい、という反省点と気づきを活かして、ブリブリブリに加えてを採用しました。これがまあまあ良い感触で中々の成績や良い試合(有名人とマッチングしたアーカイブはこちら)などもあり連勝も相まって4桁前半まで上がってきたのですが、ブリブリブリの対策が環境に増えすぎてしまい、また5桁まで落ちてしまいます。しまいには15000位とかまで落ちた記憶がありますね。
こうした経緯の中で、気づいたことがありました。
①が環境に激増してきてが通らない。
②の並びがメッチャ強い。意地珠手助けダイホロウでH252ダイマが80%以上の確率で落ちるし、相手にも戦える。
そういうわけでブリブリブリを水に流してを軸に組もうとしたのですが、意地珠手助けダイホロウをに乱数で耐えられて負けたり、追い風ダイスチルを上からやられて普通に耐えられたりした経験もあったので、H252D4ダイマでも確定で落とせるを特殊で運用することに決定。そこから色々と考え、次のように残り4匹が決まってきました。
まず環境に激増していたの初手ダイマックスを控え目珠手助けダイホロウでぶっ飛ばして数的・ダイマ的有利を奪い取るのが目的なので、選出誘導・トリルエース・対が何とかなるという破格の条件を満たす数値の暴力ポケモンを採用。の並びが相手のダイホロウを誘発する(火力を求めて控え目準速にしているせいで相手の最速がキツい)ので、それに受け出しできたり身代わりになって受けたり出来るうえに高耐久で安定してトリルもできるしさらにと相性が良いを採用。いくらなんでも対策が薄すぎるので、汎用性が高くてかつダイマしなくても強い悪も3シリーズ連続で採用。最後に、が増えてたのに伴ってその対策である悪タイプが激増していたのでだけでは不安を感じ、トリル下でも非トリルでも活躍出来てダイマしなくても十分強い汎用ポケモンを最後のピースとして迎え入れました。結果、の大流行と当時最も警戒されていた一角であるへの過剰な警戒も相まって、初手ダイマを一撃でぶっ飛ばして勝つ試合が大量に発生し、1万位ぐらいから3桁まで上がることができました。
対ばかりを想定して作ったものなので、メタメタグロスの特殊ドラパキッススタンと名付けますが、結局のところ普通の厨ポケスタンです。
個別解説
①ドラパルト
ぽけっとふぁんくしょん!様の神ツールが8世代仕様にリニューアルされたので早速使わせていただきました。うーん見やすい。画像右側の数値については、左が実数値で右が努力値です。
構築経緯の通り、H252D4ダイマを一撃でぶっ飛ばすのが目的なのでそれに合わせた持ち物・性格です。物理型では確定で落とせないので、特殊型にしました。別に臆病でも確定で落とせるのですが、H252D少し振りへの手助け無し珠ダイホロウの乱数やC100しかない火力不足を考慮して性格は控え目に。ブリブリブリに圧倒的に強かったへの殺意のみで軸として採用したので、今流行りの漫画にかけるとしたら、グロス殺隊・霊柱ドラパルトですね!!!!!
……絶対滑るとは思ったのですが、ギャグは勇気を持って言ったことこそが何よりも大切です。
努力値は普通にCSぶっぱで、余りは対想定のB振りとしました。技は、定番の流星群とシャドーボールに加え、への打点になる雷と、物理型を使っている時に炎技が欲しすぎる場面がとてもあった反動であまり考えず大文字を採用しました。実際特殊型にすると対はシャドーボール・ダイホロウで十分なので、この枠は守るの方が安心して使えると思います。実際守るが欲しいなあって場面もありました。でも守るではなくて大文字だったから勝ったという試合も結構あります。ここは好みですね。
特殊型はあまり読まれません。初手で対面したは絶対にダイマックスしてくれるので、一撃でぶっ飛ばして爆アドを取りましょう。そのためだけといっても過言ではない構築です。雷や大文字のタイプ範囲も相手からすれば予想外なので、こいつに出てくる相手のあたりに予想外の一撃をぶち込むことができます。または大体物理防御寄りなので、予想外の特殊火力で一撃で沈めることも可能です。あと大体ダイマが切れる前に倒れるのであまり関係ありませんが、ダブルバトルの物理アタッカーはダイマが切れるor使えないと弱いという点もある程度克服できます。まあドラゴンアローという反則技が使えない、というのはデメリットでしたが。
特殊型の強さを存分に発揮してくれましたが、①ダイホロウでBを下げてもあまり意味がない、②それどころか後発ののダウンロードと相性が悪い、③等倍の火力が足りなさすぎる、④特殊防御が固い相手には逆に予想外の火力となってジリ貧、など特殊型の弱さも余すところなく発揮してくれました。S12中盤のような大流行という状況と物理型が圧倒的にメジャー、という二つの大きな要因がないと、ダブルバトルにおける特殊型はあまり採用する意味がないと思います。
ところで今、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』という今年最強の神アニメが放送されています。そのアニメ企画にあたって作られた主人公がこちらです。
発表された当初から話題になっているのですが、ととてもそっくりですよね? そういうわけで、まだ高咲侑の名前が決まってなかったころの名残で、NNは「あなたちゃん」になっています。S13でを使うとしたら「たかさきゆう」にしようと思います。あまりにもアニメが良すぎたので、ポケモンブログなのにこのアニメの二次創作SS(?)を書いてしまいました。これをSSと言い張るには勇気が必要な内容ですが、そちらもぜひ読んでください。ちなみに僕のアニメの推しはエマ・ヴェルデで、スクスタ版なら三船栞子です。エマ・ヴェルデのアニメソロ曲『La Bella Patria』は人権が救済される素晴らしい曲・映像なのでぜひ見てください。あと他のアニメソロも神です。こんなキモオタ構築記事読む前に全部見てください。
②トゲキッス
S12開始前の仲間大会でワイワイやってる時からずっと、僕がよく配信にお邪魔している某強者さんが「の並び強い~」って言っていました。使ってみて分かるのですが、めっちゃ強いです。
技は、採用理由の手助けとこの指とまれ、対悪打点のマジカルシャインは確定です。あと1枠は、守るやエアスラッシュや熱風と迷いながらも、相手の精神を破壊したり、に強いポケモン(など)+に強いポケモン()の並びで対策してくる相手の思惑をくじくことができるサイドチェンジを採用しました。この技はと並べた時の相性も良いので使いやすかったです。
調整と持ち物については反省点。ブリブリブリのころから構築全体としてに弱すぎるので緊急ダイマも視野に入れて、控え目で火力にがっつり振った過去個体を引っ張り出してきて、この構築でも同じ理由で続投。控え目で11nになる中で最大となるようC236振り、準速抜きでS1段階上昇させれば100族やそのちょっと上を抜けるようになるS108振り、余りは総合耐久を上げるH164振り、という意図で調整しました。
しかしながら、①こいつが攻撃する展開はあまり火力が必要ない場面が多いのでそれなら微妙に足りない耐久を補うがっつり耐久寄せの調整と持ち物で良い、②そもそも元々はダイジェットがある物理型と組ませていた上に当ポケもエアスラッシュを採用していたのでS振りの意味はあったがこの構築と技構成ではあまり意味がない、③火力振りの最大理由であるへの攻撃は急所込みで赤ラインまではいくがほぼ確実に耐えられて逆上までされるので意味がない、などの理由で、調整としては失敗でした。面倒くさがらずに、構築を変えるなら調整をがっつり変えるべきだったと思います。こんなクソ採用でもめちゃめちゃ活躍出来てしかも強かったので、やっぱ厨ポケってすごいんだなって思いました。
③カプ・レヒレ
エースであるの対策となる炎や悪や格闘への対策として採用。フェアリーなのに一致等倍で鋼への打点があるのもグッドで、対に弱いので選出は誘導できるが一方で弱点は突かれないのでがっつり不利にもならないという塩梅がとてもよかったです。さすが使用率1位、使いやすいですね。
努力値・性格・持ち物・技構成は、使用率1位ポケモンにしてさらに圧倒的メジャーな型ととりあえず同じにしました。特徴はムーンフォースではなくマジカルシャインを採用している点だけです。で削り切れない相手を削ったり、タスキをついでに潰したり、ということができる範囲技でありながらも濁流と違って命中安定のため安心して打てる、ということに魅力を感じて採用しました。実際この構築では圧倒的にこちらの方が使いやすいと感じています。S85と速くはないから中速・高速相手にトリル下で先制できて、別に遅くもないから対トリルパではうまくトリルをくじけば確実に上から中々の火力・耐久を押し付けることができる点が魅力です。
ただ微妙にアンチシナジーな部分もあります。物理と組んでいるときは鬼火対策としてミストメイカーが活躍しますが、特殊と組む場合は最大一致打点を邪魔するだけにしかなりません。また、とは相性が良いのでは? と思うこともあるし事実よく世間では組まれているのですが、この構築の場合はだいぶ後からを出す展開になるため、大きなシナジーは感じませんでした。
④悪ウーラオス
使いやすすぎて癖になりました。3シリーズ連続で3桁入り構築の非ダイマアタッカーを担っています。もう型の解説はいらないですよね?
役割は後発のスイーパーで、先発が倒せなかった後発タイプのを倒す役割もあります。さすがにこいつがいるとターゲットのが出てこないのでは? という心配はありましたが、他ポケモンの選出誘導力が高かったのと、構築はこいつの性能に寄りかかっている部分が多く多少厳しくても選出せざるを得ないという事情があって、無事被選出率は100%でした。
汎用性が高く、どんな構築にもとりあえず入れておけばとりあえず活躍するポケモンと言う印象です。サブアカウントの構築にも入っていました。
⑤ポリゴン2
と迷ったのですが、がダイホロウをよく呼ぶのでそれを透かせるこっちを採用しました。基本はのほうが使いやすいと思いますが、と組むならやっぱこっちですね。
特性は無振りでも火力を出せることがあるダウンロードが使いやすいと思います。技は、タイプ一致で火力が出るトライアタック、採用理由のトリックルーム、のダイドラグーン・ダイアース・ダイスチルと相性が良く詰め筋になる自己再生は確定です。あとは不利な状況でもワンチャンを狙える悪魔の技・サイドチェンジにしました。構築全体としてカミツルギが辛いので、トライアタックを冷凍ビームとかにしても良いと思います。
努力値振りの理由は、よく組むがダイスチルをよく使うので、それで補えないDに厚い調整を目指して、元からボックスにいた生意気最遅を採用。……そして記事を書き始めて(実に11月29日)ようやく気付いたのですが、HDほぼ特化だと思ってたら、ほぼB=Dの調整でした。いやー、不思議に思ってたんですよねえ。「ん? なんか思ってたより特殊耐久低いな?」「ほぼ振ってないのにB硬ぇwww」ってことがよくあったんですよ。これが理由か……。
……努力値振りについては別として、現環境でトリラーとして使うについては、トリルダイマエースがダイスチル・ダイアースをよく使うので、ダイマが切れた後にその恩恵を受けたこの高耐久ポケモンたちが生き残り続けて詰め筋となることができるので、痛み分け・自己再生は優先して採用するべきだと思っています。
の4匹は、相手のドラパルトにめっぽう強くなるのが特徴です。例えばで並べた時には相手のはこの指とまれで吸われるのを嫌ってダイホロウをしてきます。交代でを出せば爆アドですね? またで並べているときは相手はサイドチェンジを嫌ってダイドラグーンを撃ってきますが、そこに合わせて交代でを出せばやはり爆アドです。
例えばこんなことがありました。
初手こちら、相手。こちらはダイドラグーンを読んでバック出し、相手はにダイドラグーンを撃って無効、への胞子はミストフィールドで無効。2ターン目は相手がにダイホロウを撃ってくるのでサイドチェンジをしたら見事ドンピシャで無効透かしに成功、は安全にマジカルシャインを撃って相手ダイマを削れる状態に。ここで相手が切断しました。やはりサイドチェンジは人間の精神を破壊するようです。
⑥ブリザポス
ブリブリブリから唯一生き残ったブリ。ブリブリブリのころから数値の暴力がやばすぎると感じたので採用。実際かなり暴力的でした。似たような役割としてが挙げられますが、は表エースのとでゴースト・悪が一貫しすぎる、は仮想敵のを誘導する力が弱い、ということで、やはりこのブリが(実際としてどうかは別として構築思想的には)ベストだと思います。
調整と持ち物、技構成はほぼテンプレ。特徴は鬱憤晴らしぐらいです。これはと組んでいたころの名残で、かつが組んでサイドチェンジで暴れていたころなので両者に一貫する技として採用しました。今は前評判ほどもいないので、辛いに刺さるインファイトで良いと思います。現環境でこのブリは滅茶苦茶対策されまくっているのでかなり扱いづらいですが、それでもなお普通に強い反則的なポケモンです。相手に威嚇がいないようなら出していくのはありでしょう。
白い馬でさらに名前にブリがあるせいで、自然と、
の姿が浮かんでくるのでNNをマキバオーにしようと思っていたのですが、変え忘れて11月が終わりました。無念。
使い方・基本選出
①基本・対入り
先発+後発のどれか二つ
普通に使いやすいやつです。先発の並びは汎用性が高いし、後発非ダイマで出すも汎用性が高いという使いやすさの塊でした。対は十中八九初手で出てきてしかもダイマするので、手助け珠特殊ダイホロウで相手がチョッキやダイウォールではないことを祈りつつ一撃で吹き飛ばしましょう。この祈りが心臓にいつも悪いです。
相手がトリルパだった場合は、トリルを切り返したり時間を稼いだりするために後発にを入れることがあります。
②対、他トリル選出をしたいとき
先発+後発+or
特殊は対性能が基本カスなので、トリル選出をすることになります。この指サイチェンで身代わりを作りながらトリックルームを決めて、後発ダイマエースのブリの暴力で勝負を決めましょう。
弱点
①に強いポケモンたち()
ダイマエースの性能におんぶにだっこなので、これらに特に弱いです。よく遭遇する中ではが特に辛く、また幸運にも一回も当たりませんでしたがには絶対に勝てません。
②に強くて特殊にも弱くないポケモンたち()
御覧の通り辛いポケモンは非常に多いです。大体の圧倒的厨ポケ性能でなんとかなるのですが、相手のはにも強いので厄介でした。あとフェアリーと組むには手も足も出ません。
まとめ
厨ポケをバランスよく並べたらそりゃあ強いわなって感じのパーティでした。ただ、が大流行していた前半から中盤ぐらいまではかなりの勝率を誇っていたのですが、対以外をかなり犠牲にしているので、対策が進みすぎて環境から減り他のパーティが増えてくると途端に苦しくなります。実際が減り始めたシーズン中盤から後半はかなり苦しい試合だらけでした。中盤までに順位をある程度上げておいて、中盤以降は3桁目前ぐらいで格上相手に運勝ちを決めまくって(瞬間的には2000位前後の状態から5回連続3桁と当たって3運勝ち1勝ち1負け)3桁入りし、そこからは最低限3桁維持するためにしか潜らない、という消極的な方針で最終3桁にしがみついた感じです。
構築としての完成度はそれほどでもありません。今まで記事を上げた構築と違って連敗からの5桁も経験している程度ですし、今のが減った環境にもあまり刺さっていない感じはします。中盤の怒涛の格上への酷い運勝ちがなかったら最終3桁はなかっただろうとすら思えます。ただ単体性能が全員高く相互に相性を補完しあえている並びなのでパーティパワー・キャラパワー自体はかなり高く、もっと上手い人が使えば3桁上位ぐらいは余裕で狙える印象でした。には可能性を感じているので、S13も使うかもしれません。
以上です。読んでいただきありがとうございました。