はじめに
今月はとてもランクマを頑張った。メインサブ合わせて200戦を越えた。
その成果か、20日を越えた終盤だというのに、100位台前半、つまり瞬間二桁順位目前まで、メインサブ両方で上り詰めることができた。結局そのあとは負けがこんで瞬間二桁は達成できなかった(タイトルでお察しの通りである)が、この初めての快挙が死ぬほどうれしかったので、意気揚々と記事に残すことにした。ランクマ後半でこんな高順位になれたのは、去年の8月以来である。
またこれもタイトルでお察しだと思うが、今回もセキタンザンだ。このポケモンに何度もお世話になっている。
構築経緯
セキタンザンと言えばの波乗り起動が有名だが、最近はアクアジェットで起動するがメジャーだろう。実際それで成績を残している人もいる。
さてその人が大活躍している間に、僕も一つの構築を思いついていた。といってもFFとランクマで遭遇した時にその並びの思想をパクっただけだが。
アクアジェットでセキタンザンを暴れさせるのもさることながら、別のコンボにもアクジェを利用する構築だ。そう、貯水の回復である。また、このはダイマックスしないと弱いので、伝説枠はダイマを邪魔しないポケモンが良い。ついでに言うとスイーパー性能が高く、オーロラベールを活かせて、相手の後発ダイマックスにも強いとなおよい。そう、みんな大好きである。
そうして最初に決まった並びが、であった。
あとはここに、猫騙しでもアクジェ起動ができる精神力と、ラプラスと組んで追い風をするを入れて完成となった。
は完全にキルスクジムリーダーの切り札だし、都合よく「斬る」の化身も伝説枠として入っているので、これ以上ないほどぴったりな名前として、斬るスクジム構築と名付けた。
個別解説
①ラプラス@命の球
控え目、H28・C228・S252
吹雪、ハイドロポンプ、フリドラ、守る
特性・貯水
エルフーンの追い風サポートを受けながらキョダイマックスして壁と雨と火力を撒いて、裏のザシアンとウーラオスにつなげる。
キョダイセンリツは連発するので威力を追い求めて吹雪、守るは欲しい、ダイストリームも連発するので威力を求めてドロポン。残り一枠は、セキタンザンの起動役がアクジェしかいないために弱くなるのを加味して、フリドラにした。
対カイオーガでセキタンザンを出せるわけないのでラプラス選出をするのだが、雷がないと死ぬほど不便だった。
貯水は、元々アクジェで回復するのと、カイオーガの潮吹きを受けられるようにするため。アクジェで回復が役に立つ場面は100戦以上して2回のみ、相手の水技で貯水発動したのも1回。シェルアーマーの方が強い。でも、なぜか他ポケモンはガンガン急所食らうのに、こいつは暗黒強打を受ける機会もなかったし、普通の攻撃でも急所を食らうことが無かった。結果論はシェルアーマーの意味がゼロで貯水の意味がほんの少しあった、ということになったが、間違いなく普通に考えたらシェルアーマーの方が強い。
調整
命の珠を持たせるのでHは10nー1、本当は火力が足りないのでC252にしたかったが、準速付近まで振るとぴったり追い風で最速を抜けるようになるので準速にし、Cは泣く泣く228まで削った。
②エルフーン@バコウ
臆病HS252、C4
守る、追い風、ムンフォ、嘘泣き
襷を持たせるならCS、持たせられないならバコウHSがとりあえず自分の中でのエルフーンの答え。ラプラスを追い風でサポートする。
猫騙しが嫌なので守る、採用理由の追い風、便利な攻撃技のムンフォは個人的に確定。嘘泣きについては諸説だが、ラプラスの火力が足りないのであればすごい便利だった。によく使う。ただこちらの裏はほぼ必ず物理だったので、あまり意味がない場面も多々あった。
もう本当死ぬほどトリトドンに弱いのでムンフォの枠はエナボでも良かったかもしれないが、ムンフォの技性能は反則の一言なので、これで良かったと思う。
③セキタンザン@弱点保険
控え目、臆病、CS252D4
守る、熱風、メテオビーム、大地の力
いつもの。C特化保険起動一致ダイバーンでダイマソルガレオを落とせないのは理不尽だと思った。
①セキタンザン入りの超有名な構築が臆病採用である
②しかもその記事で「控え目は火力過剰すぎるし、臆病にすれば色々重要な相手を抜かせる」みたいなことが書いてあった
という要素があり、臆病にしようか一か月間ずっと迷った。結局、①火力は言うほどオーバーキル気味じゃないどころか足りなく感じた、②セキタンミラーが想像よりもはるかに少なかった、③臆病にすれば抜けるラインの相手が追い風下で動こうとすることが少なかった、などの点から、控え目のままで突っ走った。ここはもう好みの問題。
1月1日新年早々追記
特大のガバが発覚しました。ずーっと控え目で使ってると思い込んでいましたが、なんかいつの間にか臆病ミント使ってたみたいで、今確認したら性格が臆病でした。そりゃ火力足らんわけだわ。
追記ここまで。
大地の力の枠はソラビにしても良いかもしれない。何せトリトドンに死ぬほど弱いし、カイオーガもかなり辛い。ただ、ダイマックスが切れた後に、C2・S6上昇のポケモンが動かしにくいのはどうかと思うので、安定の大地の方が好き。
④ザシアン@朽ちた剣
意地っ張り、H252・A244・S12
聖なる剣、守る、巨獣斬、じゃれつく
①ラプラス選出なら追い風下で動く
②セキタンザン選出ならセキタンザンが爆速で動いてくれる
この二つの要素があるため、速度よりも火力・耐久が重要だと感じて、HAベースにした。
意地っ張り無振りでも最速100族を抜ける(←これいつ見てもおかしいでしょ)反則ポケモンだが、ガブリアスを意識してSを12振った個体。ちなみにザシアンミラーでは一度も上を取ることなく、またHAぶっぱだと思い込んで使っていたので調整先であるはずのガブリアス・化身ランドロス相手にビビった使い方をしていた。S振りに気付いたのは記事を書いている途中である。
このポケモン、いくらなんでも強すぎると思った。
⑤水ウーラオス@襷
陽気、AS252D4
水流連打、インファ、見切り、アクアジェット
普通の。起動したり、裏から出てスイープしたり。便利。特性が反則。
⑥カイリュー@防塵ゴーグル
控え目、H244、C252、S12、A個体値0
アクジェ、暴風、れいとうビーム、流星群
精神力と防塵ゴーグルの力により、この指と呼び水以外では止まらない。ちなみに、防塵ゴーグルはめちゃめちゃ読まれるみたいで、怒りの粉で吸おうとする人はいなかった。猫騙しをしてくる人は結構いた。
今回の失敗枠。意地っ張りAぶっぱだとセキタンザンの体力が心配だったので控え目A0を採用したが、①先制技をしたいときの相手に撃つアクジェがクソザコ、②暴風はダイバーンが使いにくくなる、③セキタンザンは今や特殊がメジャーなので相手に光の壁をされる、④ダブルウイングならウーラオスや草の襷バコウを貫通できる、などの理由で、先駆者兄貴のように物理型で採用した方が良い。
ただ一応理もあって、A0控え目アクジェならば、セキタンザンが相手の巨獣斬をたまに耐える。
相手が結構初手ランドロスをしてくるので、そういう時はセキタンザンダイウォール、カイリュー冷凍ビームのクソ初見殺しプレイをしよう。たまに読まれて地獄を見るのもご愛敬。
Hほぼぶっぱにすることで意地ランドロスの珠ダイジェットをたまに耐えたりするが、場に残ってもしょうがない場面が多かったので、CSのほうが使いやすいかもしれない。
この構築は大変の猫トリルに弱い。そしてトリルされた後の切り返しも弱い。対応策はカイリューラプラスで出して、アクジェで皮を剥いでからラプラスのダイマ技がミミッキュの急所に当たるのを祈るしかなかった。これがAS物理型でダブルウイングにすれば、ミミッキュを倒すことができるのでだいぶ話が違ってくると思った。
ちなみにこの記事は大方12月29日に書き終わっていたのだが、そのあとこのカイリューを、意地っ張りAS252(神速・アクジェ・ダブルウイング・冷凍パンチ)で使ってみたところ、選出と戦術の幅が一気に広がった。それはそれとしてランクはさほど上がらなかったが。
使い方
①セキタンザン基本型
先発+後発
セキタンザンの方が刺さりそうで、かつ相手が猫騙しや怒りの粉でセキタンザン起動を止めてきそうなとき。つまりセキタンザン選出の大体の場合がこれ。
見た目の通り、保険蒸気機関セキタンザンでボコボコに暴れて後発でスイープする。
②ラプラス基本型
先発+後発
ラプラスの方が刺さりそう、相手にトリトドンやこの指やカイオーガがいる、などの時。追い風キョダイラプラスで暴れつつ壁貼ったり雨撒いたりして、後発でスイープ。雨を撒くと水ウーラオスが結構強くなる。
エルフーンは追い風展開したら、速攻倒されるか、隙を見てザシアンバックして二回目の追い風に備えるかが出来たら最高。中途半端に場に残るのが最悪。
この構築は初手オーロンゲされる率が異常に高い。猫騙しと横の攻撃を重ねられて追い風出来ず退場が最悪なので毎回守るを選んだが、超高確率で光の壁を選んできた。たまにブチぎれて守る選ばなかったときは猫騙しされた。理不尽。
③セキタンザンラッキー型
先発+後発
相手に猫騙しもこの指もトリトドンも怒りの粉もいない場合、ウキウキしながら選出。超攻撃的。あと猫騙しとかがいても、相手が追い風みたいなのだとやむにやまれず選出する。
④対
先発+後発
勝率5%ぐらい。超流行りのパーティなのに絶対勝てない。
こちらはダイマするポケモンとしないポケモンが大変分かりやすいため、猫トリルをとてもしやすく、十中八九ミミガエンでやってくる。実際どうしようもないので、猫騙しがきかないカイリューがアクジェで皮を剥ぎ、珠キョダイセンリツでミミッキュの急所に当てるのを祈るほかない。そしてまあ当たるわけないので、そこからはオーロラベールとカイリューザシアンの相性補完を盾になんとかやりくりして時間を稼ぐ。
相手白バドを倒せる駒はザシアンしかおらず、モロバレルとガエンで封じ込まれるのでジ・エンド。
カイリューがASダブルウイングだったらミミッキュに与えられるダメージが多くなるので、やりようが少しはあったかもしれない。
まとめ
これもう本当に褒めてほしいのだが、20日を越えた終盤で瞬間115位である。僕としては素晴らしい快挙だ。
さて、「瞬間」を強調しまくったところで、この記事の結論といこう。
読んでいただきありがとうございました。