小林のポケモンブログ

主にポケモンの構築記事・考察のブログです。基本的に投稿頻度は少ないです。ソード・シールドでは今のところダブルバトルメインでやっています。

【ポケモン剣盾S9ダブル瞬間レート1741達成】ドラパセキタンザン+球根ジュラルドンの魔改造

はじめに

 こちらの記事はすでにnoteにて投稿した構築(noteのやつはS7の構築です)とほぼ同じ内容になっています。この記事ははてなブログ執筆の練習用です。そのため、あまり詳しいことは説明せず、略式での構築記事となります。それでは以下から本題です。

 

構築経緯

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 S8では構築が迷走し終盤まで定まらなかった結果、最終日になって「S7で使っていたドラタンザンはまだ通用するのではないか」と思い始め、環境に合わせて少しだけ技と努力値と持ち物を弄ってまた使い始めました。結果として、S9(8月15日)に瞬間レート1741を達成できました。

 

 元の記事にも書いてありますが、これにはさらに元となった構築があり、それのアレンジとなっております。僕がnoteに投稿したこの構築の元を読む前に、さらにその元になった記事を読むことをお勧めします。お勧めの順番をまとめると、元の元(強い人が作った構築)僕がS7でアレンジした構築→この記事、という順番です。

 

 一応経緯としては、f:id:kobayasisinn:20200824145005p:plainf:id:kobayasisinn:20200824145032p:plainの並びに着目し、その中で元の元の記事を見つけて球根f:id:kobayasisinn:20200824145128p:plainf:id:kobayasisinn:20200824145145p:plainを組み合わせたものをそのまま採用しました。後はドラタンザンにとって厳しい水タイプ・地面タイプに強いうえに火力の高い先制技を持つf:id:kobayasisinn:20200824145307p:plainと、ドラタンザンを超える速さで攻めてくる相手の天候・追い風構築に後から切り返せるf:id:kobayasisinn:20200824145454p:plainを採用しました。これがS7で使っていた構築です。

 

 その後S8最終日になって、鎧ポケモン解放による環境が固まってきたところで、それに合わせて技や持ち物や努力値を少しイジリました。ただし先述の通り、ポケモンの種族自体は変えていません。

 

個別紹介

ドラパルトf:id:kobayasisinn:20200824145005p:plain

 

 性格・陽気(C個体値0)

努力値・A252、S252、B4

実数値・H163、A172、B96、C94、D95、S213

  技・なみのり、ドラゴンアロー、サイドチェンジ、ひかりのかべ

持ち物・きあいのタスキ

 特性・クリアボディ

 

 説明不要。元の構築から一切の変化なし。相変わらず守るが欲しかったりする場面はあるが、やはりこの技構成が一番使いやすい。今期は初手サイドチェンジをする場面が多く基本的に苦しかった印象。

 

 B=Dのところに努力値4をBに振るというのは、一見、ダブルバトルに溢れているf:id:kobayasisinn:20200824172220p:plainのダウンロードを意識できていない調整に見えます。しかしながら、ダブルバトルにおけるダウンロードは、相手側2匹のB合計とD合計を比べてアップする能力が決まる仕様です。この構築はf:id:kobayasisinn:20200824145145p:plain以外全員D種族値よりもB種族値のほうが高いため、ドラパルトでたった1の差が出るB<D調整をするのは無意味です。この仕様、ダブルバトルがマイナーなこともあってあまり知られておらず(僕もS8中盤まで知らなかった)、しかし結構重要な情報です。まあS10からしばらくf:id:kobayasisinn:20200824172220p:plainは出入り禁止なのであまり意味のない情報になりますね。

 

セキタンザンf:id:kobayasisinn:20200824145032p:plain

 性格・いじっぱり

努力値・A252、S252、D4

実数値・H185、A145、B140、D111、S82

  技・まもる、フレアドライブいわなだれ、だいばくはつ

持ち物・じゃくてんほけん

 特性・じょうききかん

 

 こちらも説明不要。変化なし。今期はf:id:kobayasisinn:20200824145307p:plainの大流行のおかげで水タイプと地面タイプが大幅に減ったものの、草技が弱点ではない水や地面(f:id:kobayasisinn:20200824152032p:plainf:id:kobayasisinn:20200824152044p:plainなど)は健在であり、またこういうのに限って天候パエースでf:id:kobayasisinn:20200824145005p:plainの上を取ってくるのでやはり苦しかったです。初手サイドチェンジしながらダイバーンで天候を奪うなどして対応しましょう。

 

ジュラルドンf:id:kobayasisinn:20200824145128p:plain

 性格・控え目

努力値・C252、S252、D4

実数値・H145、B135、C189、D71、S137

 技・あくのはどうりゅうせいぐん、10まんボルト、ラスターカノン

持ち物・きゅうこん

 特性・すじがねいり

 

 やはり説明不要の球根ジュラルドン。メインエースとサブエースがいる構築はとても強い、強者の構築発想はとても強いということを分からされたポケモンでした。元の元になった構築の並びは、喰い断さんからもパーティ構築テンプレの典型例として紹介されてましたね。相変わらず守るが欲しい場面が多かったですが、全部の技をよく使ったのでやはり悩みどころ。

 ドラタンザンを見ると初手脱出ボタントリックをしてやろうと悪戯心持ち(f:id:kobayasisinn:20200824153008p:plainなど)がよく初手に出てきます。そういう時はf:id:kobayasisinn:20200824145005p:plainと並べて波乗り+球根起動ダイスチルで飛ばしてください。

 

アシレーヌf:id:kobayasisinn:20200824145145p:plain

 性格・冷静(S個体値0、A個体値16~17)

努力値・H252、C252、B4

実数値・H187、A87、B95、C195、D136、S58

 技・ハイパーボイス、、ムーンフォースハイドロカノンアクアジェット

持ち物・くろいてっきゅう

 特性・うるおいボイス

 

 個体・努力値・持ち物に変更はないが、技がエナジーボールハイドロカノンに変更になりました。先述の通り、f:id:kobayasisinn:20200824145307p:plainが大流行して水タイプ・地面タイプが大きく環境から数を減らしたからです。エナジーボールを撃つ機会が無くなったので、代わりに、自身がダイマックスする非常事態の時に特殊水ダイマ技がなくて困る場面が何回もあったので、威力が高いハイドロカノンを採用。非ダイマ時でもちょっと削った砂下f:id:kobayasisinn:20200824153840p:plain倒しきってくれたりと活躍しました。

 

 最遅黒い鉄球にすることでf:id:kobayasisinn:20200824173131p:plainより遅くなり、トリル下で活躍する……がS7では結構あったのですが、今期は鉄球が活かせずアイテム枠の無駄になるどころか、素早さが半分になるのが邪魔になる場面すらあって、ここは改善点だと思います。どうせフルアタだしチョッキか、はたまたf:id:kobayasisinn:20200824145307p:plain対策のリンドでも良いかもしれません。

 

 ちなみに、アクアジェットは敵にも仲間にも撃つから良い感じに間を取った個体値……という体で最初に出たA抜けS0・4Vの個体を面倒なので採用した結果仲間にしか撃たないのでA0の方が良い、と前回反省しましたが、今回も厳選しなおしが面倒だったので個体は同じです()

 

ゴリランダーf:id:kobayasisinn:20200824145307p:plain

 性格・意地っ張り

努力値・H140、A252、D52、S60

実数値・H193、A194、B110、D97、S113

  技・ウッドハンマー、10まんばりき、ばかぢから、グラススライダー

持ち物・こだわりハチマキ

 特性・グラスメイカ

 

 個体そのものを変えました。今回の一番の変更点です。命の珠で技を選べるのは良かったのですが、結局グラススライダーばかり撃つし……ということで、ドラタンザンが苦手なf:id:kobayasisinn:20200824154409p:plainを倒すための最低限の素早さ(準速80族抜き)を確保する程度に留め、後は火力最大と耐久に割り振ることで、場に残って最強火力グラススライダーを撃ってもらう役割にしました。元はf:id:kobayasisinn:20200824145032p:plainでほとんど削れた相手の掃除役といった感じでしたが、今回はそれなりにHPが残った相手のダイマエースを倒しきる役割です。このポケモンは本当にf:id:kobayasisinn:20200824145032p:plainと相性が良いポケモンです。苦手なポケモンは大抵こいつで倒すことができます。

 

エルフーンf:id:kobayasisinn:20200824145454p:plain

 性格・臆病

努力値・H252、B4、S252

実数値・H167、 B106、C 97、 D95、S184

  技・おいかぜ、まもる、ひかりのかべマジカルシャイン

持ち物・バコウのみ

 特性・いたずらごころ

 

 前回の反省点の通りに個体を変えました。努力値はHSにし、持ち物はバコウのみに。また、トリル対策の挑発はぶっちゃけ相手がその対策をしないはずがないということで、相手の特殊技を受けきるために、ドラパルトに続いて2枚目の光の壁を採用。これは使って活躍する場面がそれなりにあったので、正解だったと思います。

 

 相変わらず選出率が低く、どうしたものかと困った枠です。前回も選出率が低くて何かに変えようとしたのですが、どうにも何を入れてもしっくりこなくて、惰性で前回の反省点を改善した個体に変えただけ、といった感じです。

 

解説

基本選出・使い方

 前回と基本的に変わらないどころか、全く変わらないと言っても過言ではありません。f:id:kobayasisinn:20200824145145p:plainダイマックスのプランが使いやすくなったこと、f:id:kobayasisinn:20200824145307p:plainの火力がとんでもないことになっているので相手ダイマックスへの対応が柔軟になったこと、が変更点なぐらいです。

 

おわりに

 鎧の新ポケモン・新技が解禁され環境が整ってきたS8後半とS9は、f:id:kobayasisinn:20200824145307p:plainのシーズンと言っても過言ではないでしょう。f:id:kobayasisinn:20200824145032p:plainの天敵である水タイプや地面タイプがf:id:kobayasisinn:20200824145307p:plainの大流行でそもそも数を減らし、そしてf:id:kobayasisinn:20200824145032p:plainと組み合わせることで、数があまり減らなかった・新しく増えた・新たな相棒を得て覚醒した天敵(f:id:kobayasisinn:20200824152044p:plainf:id:kobayasisinn:20200824152032p:plainf:id:kobayasisinn:20200824153840p:plainf:id:kobayasisinn:20200824154409p:plainなど)やたまに遭遇する減ったはずの天敵たちと戦う時に心強い相棒となるポケモンでもあります。その点では、f:id:kobayasisinn:20200824145032p:plainf:id:kobayasisinn:20200824145005p:plainという剣盾ダブル伝統の並びには強い追い風が吹いたシーズンと言えるでしょう。

 

 一方で、具体的にどんな理由なのかは分からないので言えませんが、S7に比べて動きづらくなった感じもします。最高成績的に言えばS7を超えているのですが、S7よりも苦しい試合が増えたような印象でした。初手サイドチェンジに頼る、f:id:kobayasisinn:20200824145128p:plainから出す、裏のf:id:kobayasisinn:20200824145032p:plainが腐る、初手波乗り岩雪崩に頼る、など、波乗りキョダイf:id:kobayasisinn:20200824145032p:plainという一番のプランが全然通らない試合ばかりでした。表に見える環境は追い風でも細かい部分が向かい風だったのか、全体的にレベルが上がってドラタンザン程度なら対策してて当たり前なのか、そのどっちかかもしれません。

 

 そういうわけで追い風も向かい風もビュンビュン吹いてた今シーズンでした。そんなS9において、強者が作った構築を元にしたドラタンザン構築は、一定の結果を残せる構築であると言えます。ドラタンザン+球根ジュラルドンという構築自体とんでもないポテンシャルがあるので、よほどの環境ではない限り、それなりの結果は出ると思います。

 

 一方で、長いこと使っている使い慣れててとても強い構築ではありますが、こういう初手ギミックが有名で対策も全てのパーティにあるといえる構築は僕のプレイングの悪さと連敗癖(運負けをきっかけとしてクソプレミ・運負け・相性の悪い相手とマッチングが重なって連敗しまくること)が重なって、下振れすると悲惨なことになります。そういうこともあって、3桁半ばに上げるもそこから2000~3000位ぐらいまで落ちる、というのを繰り返す形になりました。

 

 一方、サブロムで試してた地雷構築がついに形になり成績(瞬間レート1800)も出ました。そこで、メインロムでも使い始め、そちらでもそれなりに速く2000位ぐらいからレート1800(8月24日0時ぐらい)まで上げられました。来季からBANされるポケモンに依存した構築のため、S9が終わったら公開しようと思います。

 

 以上です。

 

 ちなみにこの記事は最初に書いた通りはてなブログ執筆の練習用なので、編集が多くなることもあるかと思います。ご了承ください。